タクティクスオウガ リボーンのよくありそうな質問
詰まりそうなところだけ簡単にまとめた。
目次
購入前
どんなゲーム?
日本のシミュレーションRPGの原点とも言える作品。
1995年にスーパーファミコンで発売され、2010年にPSPで「タクティクスオウガ 運命の輪」としてリメイク。
そして今回、PS5&PS4、Switch、Steam(PC)から「タクティクスオウガ リボーン」が発売された。
架空世界、ヴァレリア島を舞台にした剣や魔法、ドラゴンもいるファンタジー世界だが、物語そのものは非情で重苦しい雰囲気なのが特徴である。
民族紛争をテーマにしており、ウォルスタ人として仲間とゲリラ活動をする主人公デニムは、戦乱の中で厳しい選択を迫られる。
難しい?
最初は簡単だが、第3章から手応えが出てくる。
第4章に入るとボスの火力が相当キツくなって、編成や戦術で工夫しないとまず勝てない。
特にラスボスは、それなりの準備が必須で、そのまま空中庭園に直行した場合、クリアするのはかなり厳しいと感じた。
ちなみに難易度設定はない。
正直、シミュレーションRPGが苦手な人や初心者にはハードルが高い。
ボリュームも膨大なので、クリアにも相当時間が掛かる。
覚悟して遊んでほしい。
オンライン要素はある?
対戦や協力プレイはない。
過去作との違いは?
おおよそPSP版である「運命の輪」からのリメイクと考えた方が良い。
- グラフィックの高解像度化
- フルボイス
- クラスレベル制の廃止(ユニットごとのレベルに)
- 全体のレベル上限設定(ユニオンレベル)
- トレーニング(演習)の復活
- ランダムエンカウントの廃止
- バトルカードの追加(MAP上でランダムに出現する一時強化アイテム)
- 偵察の追加(事前に戦場のMAPやユニットの確認)
- 倍速モードの追加
- アイテム合成成功率が100%に
- TPの廃止(MPに統合)
戦闘
序盤のオススメの職業は?
アーチャー
序盤はMP消費なしで遠距離から火力を発揮出来るため、特定の敵に対して火力を集中させやすい。
ただし相手のナイトなど重武装の相手にはダメージが出ないし、中盤では火力面で苦しい場面も多い。
真価を発揮するのは、状態異常付きの弓や弩を手に入れてから。
片手弓 | バルダーボウ+1 | 合成 | 沈黙 | |
片手弓 | ダマスカスボウ+1 | 合成 | 麻痺 | |
両手弓 | クピドの弓 | 合成 | 魅了 | カウンターIII |
片手弩 | バルダークロス+1 | 合成 | 沈黙 | |
片手弩 | ダマスカスクロス+1 | 合成 | 麻痺 |
オートスキル「イーグルアイ」やアクション「トレメンダスショット」を使用した場合、状態異常の発生確率も100%(ただし相手にその状態異常の耐性がないことが条件)になる。
沈黙は後方の魔術師やヒーラーを無力化したり、ボスにも効くことが多いので強力な魔法を封じたりとかなり便利。
または麻痺は「C.H.A.R.I.O.T.」と組み合わせることで、かなり反則っぽいがほとんど行動させない(*1)ようにすることも可能である。
*1:例えば、対象となるボスの前の自軍キャラの攻撃対象や手段、移動地点などを変えることで、乱数が変わり麻痺の発生有無も変化する。
ルーンフェンサー&ヴァルキリー
攻撃魔法に回復と、距離を問わず活躍するので非常に使いやすい。
スキルなしで水エリアへの侵入が可能で、ユニットが詰まらずに展開しやすい。
欠点は全て中途半端で器用貧乏になりやすいこと。
ナイト
とにかく硬く、回復も使える。
ランパート系スキルで、敵の足止めも得意。
しかし必殺技を覚えるまでは、火力が出ない。
クレリック
回復はもちろん、除霊や蘇生でも活躍する。
しかしMPが枯渇しやすいため、オートスキル「瞑想」と合わせて、バトルカードでMP回復力を高める必要がある。
また非常に撃たれ弱く、敵のアーチャー系ユニットに狙われやすい。
回復アイテムが充実してくると、相対的に地位が低下する。
中盤以降の職業でオススメは?
テラーナイト
名前の通り、状態異常「恐怖」を付与させる強力なユニット。
相手の物理&魔法攻撃力、防御力を下げるため、脅威度を下げつつ、撃破しやすくなる。
「恐怖」はPSP版で猛威を奮ったためか、今作ではかなりマイルドになった感じ?
それでも有用であることに違いない。
暗黒魔法は「シャドウアタッチ」、「ドレインハート」あたりが使いやすい。
ちなみに「魔法攻撃力」のバトルカードで強化すると、ドレインハートの回復量も増えるため、自己回復力が劇的に向上する。
ニンジャ&クノイチ
高い機動力と二刀流による攻撃力が魅力的な職。
特に忍術「水蜘蛛の術」は「水上停止可」状態、「猿飛びの術」は「高低差無視」状態にすることで、ユニットが展開しにくいMAPで活躍する。
状態異常にさせるのも得意なので、敵の行動を阻害するのにも向く。
主人公の転職先として、こちらもオススメ。
ドラグーン
HPが多く厄介な魔獣、竜に対する決戦兵器。
それらが出てくるMAPでは大変重宝する。
○○バスター系のオートスキルは安定して発動しない代わりに、周囲のユニットにも付与するため、それらのユニットで集中攻撃すると良いだろう。
○○キラー系はアクションスキルだがMP35必要で、溜まるまでは使えないのが欠点。
併用すると4桁のダメージを簡単に叩き出すほどで、正に特効と言えよう。
4章で禁呪イベントで砦を攻略する時にも、魔獣やドラゴンが頻出するため役立つ。
ソードマスター
両手刀と必殺技による高火力、オートスキル「心眼」や「後の先」による圧倒的な近接迎撃能力、そして各種強化系の踊りが強い。
ただし各オートスキルは、弓や弩、魔法といった遠距離攻撃には無力であるため、過信は禁物。
回復が追いつかない
序盤はクレリックやナイト、ルーンフェンサー&ヴァルキリーなどのヒール系では十分。
しかし中盤以降、純粋に回復量が少なくて追いつかない場面が多々出てくる。
各ユニットにはキュアリーフ系(出来るだけ上位の物)を装備させて、ここぞという場面で惜しまず使っていこう。
ステージがクリア出来ない、ボスなど強すぎる
ユニオンレベルまで上げてない
上限まで演習で鍛えてから挑むべき。
城などの複数ステージで構成される拠点の場合、途中で撤退出来ない場合がある。
複数ステージ内では、演習によるレベルアップは元より、ショップの利用も出来ず、編成を変えるにも制限がある。
かならず複数ステージに入る前に、別にセーブしておくべきだ。
装備を見直す
ショップで売られている最高の装備を用意するのは当然として、合成が利用可能ならそちらも利用する。
敵将を狙う
相手のリーダーを倒すのが勝利条件になっていることが多い。
損害(ユニットのロストは除く)を覚悟して、必殺技を集中させて、一気に倒そう。
バトルカードを集める
全部で5種類ある(リセットカードを入れると6種)。
- 直接攻撃力
- 魔法攻撃力
- MP回復
- クリティカル
- スキル発動(オートスキル)
非常に強力で有用なものばかり。
敵に取られるとより厳しくなるので、出来るだけ取らせないようにユニットを動かそう。
スキル発動はオートスキルの発生率が変化する。
事前にどのキャラにスキル発動カードを取らせるべきか、把握しておこう。
テラーナイト | 亡者の嘆き |
ソードマスター | 心眼、後の先、一刀一閃 |
クレリック | 瞑想、聖母の祝祷 |
ウォーロック&セイレーン | 瞑想、エスクテンドレンジ |
戦う場所を決める
ユニットが詰まって行動できないところに、呪文を集中砲火させられたら目も当てられない。
どの地点で戦うか、あらかじめ偵察して決めておこう。
MAPによっては初期位置で、引き付けてから戦うのもアリ。
アイテムを活用する
MPが0からスタートするため、マジックリーフをバンバン使ってくる敵より出遅れがち。
どうしても勝てないMAPなら、アイテムを惜しまず投入しよう。
能力低下アイテムを使う
- 生贄の烙印(直接攻撃力ダウン)
- 覇王の蜂蜜酒(対直接攻撃防御ダウン)
- 言霊の魔石(魔法攻撃力ダウン)
を使って弱体化を図ろう。
状態異常を駆使する
沈黙やマヒといった拘束力の緩い状態異常ほど、ボスに対して通りやすい傾向がある?
ラスボスが強すぎる
準備が足りていない
ユニオンレベルである上限のLV40は当然として、寄り道などせず空中庭園に直行した場合、戦力が不足している可能性が高い。
禁呪の捜索イベントなどをクリアして、装備を集め戦力を増強しよう。
能力低下アイテムや回復アイテムなどは途中で補充できないため、数は多めに持っていくことを推奨する。
ショップ
合成は必要?
近接武器も最大火力が増えるため、お金が許す限り作っていきたい。
特に「腕」と「脚」は、防御力だけでなく、それぞれ「ジャンププラス1」と「ムーブプラス1」が付くため、非常に有用なので優先的に作って装備させたい。
ちなみに杖は呪文射程が伸びる。
魔術師・ヒーラー職を安全地帯から攻撃、回復させるためにも、こちらも欲しい。
マジックリーフが売っていない
今作からマジックリーフが販売しなくなった。
敵からドロップした分しか使えないので、強敵との戦いに温存しておこう。
普段用には、素材が店で全て購入可能な「学者の果実」(HP10%、MP10%回復)で代用すると良い。
裏技
金策(お金稼ぎ)
デニムに限らず、この手を汚してでも勝ちたいという人に朗報。
2章のクアドリガ砦で手に入る「ゲルゲの口伝書」から製作出来る「ゲルゲの吹矢・沈黙」・「ゲルゲの吹矢・毒」は、製作費用よりも売値の方が高い。
つまり合成と売却を繰り返すだけで、無限にゴートを稼ぐことが出来る。
ちなみに3章開始直後から販売される「遠隔武器錬成書II」の「バルダーブロウガン」なら、より効率的に稼げる。
回復アイテムがほぼ無限に使えてしまう(厳密には持ち込めるアイテム数は限られているが)ため、かなり難易度が下がる。