「project TRIANGLE STRATEGY」を体験してみた

プロジェクト トライアングルストラテジー|SQUARE ENIX

Nintendo Switchで「project TRIGANLE STRATEGY(プロジェクトトライアングルストーリー)」の体験版が2021年2月18日にリリースされていたので、早速遊んでみた。

project TRIANGLE STRATEGYとは?

スクウェア・エニックスの浅野氏が率いるチームが作るタクティクスRPG(シミュレーションRPG)。同チームはBRAVELY DEFAULT(ブレイブリーデフォルト)やOCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)と言った作品を手掛けており、共通しているのはドット絵調のグラフィックであることだ。スーパーファミコン(SFC)で遊んできた人間には、かなり懐かしくも美しく感じることだろう。もちろん若年層でもドット絵が良いと思う人もいるとは思う。

ゲームシステム的には、タクティクスオウガを強く意識した作りになっているとの印象を受けた。同社のファイナルファンタジータクティクス日本一ソフトウェア魔界戦記ディスガイアシリーズなど、多くの作品が影響を受けており、長く愛され続けたシステムでもある。

評価

グラフィック

通常
ズームアウト
俯瞰
左右への回転と上下角度変更(制限あり)も可能

実写に近い綺麗な映像も良いし、アニメのようなトゥーンレンダリングも良いと思うけど、ドット絵特有の美しさも高性能化が進む現代ゲーム機でも十分通用すると思った。

シナリオ

6話と7話を体験できる

体験版なので分かりにくいとのことだが、冒頭で簡単な説明が行われるので、十分雰囲気で補完できる作りとなっている。7話で物語は大きな分岐点を迎えるので、あえて途中からスタートさせたと思われる。

ノゼリア大陸
グリンブルク王国
エスフロスト公国
聖ハイサンド大教国
主人公で王国の若き領主セレノアとその家臣ベネディクト、ロラン王子、エスフロスト公女フレデリカ

TRIANGLE STRATEGYでは、大陸を支配する3国の争いが描かれている。その内のエスフロスト公国がグリンブルク王国へ侵攻したところから始まる。主人公はグリンブルク王国の領主として、戦争に巻き込まれていく。

セレノア「公国にロラン王子を差し出すべきか、否か。」

体験版では6話からスタートし、エスフロスト公国にグリンブルク王国の王城へ攻め込まれたところを、主人公らがロラン王子を救出して脱出する。7話では領地に帰還するも、エスフロスト公国から王子の引き渡しを要求されて、その賛否を主人公とその家臣、王子本人で投票することになる。

情報収集によって選択肢がアンロックされる

王子や家臣らがそれぞれの立場を主張して投票することで、それぞれのキャラクターが自己主張し生き生きして描かれているのがすごく良かった。また領地の村で情報収集を行い、それを材料にして王子や家臣らを説得したりすることも出来る。領主で権力者でもある主人公(+主君である王子)が中心になって判断しないのは変かもしれないが、投票(事前工作アリだが)という形にしたのは面白い試みだと思う。

フレデリカ以外は説得完了
王子引き渡しが可決

OCTOPATH TRAVELERはストーリーが一本道で単調だったため、あまり好きではなかった。しかしTRIANGLE STRATEGYでは非情で現実的な選択も可能だ。

その逆ももちろん可能
エスフロスト迎撃が可決

もちろん王道らしく、迎え撃つことも可能。本編ではこのようなシナリオの方向を大きく変える分岐点が、もっとたくさん用意されていることに期待してる。

戦闘

赤紫色のマスが敵の攻撃範囲
挟撃して大ダメージ
  • 背面から攻撃するとクリティカルダメージ
  • 挟んで攻撃して追撃
  • 敵を引き付ける専門のタンクキャラ
  • 氷壁で敵の進路を塞ぐ
  • MAPごとの仕掛け

など、非常に幅広い戦術が取れるように工夫されている。

進んだマスは敵の攻撃範囲か表示してくれるので、初心者にも優しい。しかし敵も背面を取ったり挟み撃ちを狙ってくるので、シミュレーションRPGに慣れている人でも手応えは十分あると思う。

気になるのは育成や味方の汎用ユニットの存在。キャラクターの職業など、どの程度プレイヤーが変更できるのか。体験版では全く変更できなかった。また装備も変えられないが、こちらは流石に製品版では変更できるだろう。

タクティクスオウガなどでは一般兵も雇えたのだが、本作ではキャラごとの物語を重要視しているためか、味方には一切登場しなかった。そういう施設は存在しなかったし、おそらく本編でもないと思われる。ちょっと残念だ。

感想

久々に発売日当日に欲しいと思ったゲーム。

シナリオも重厚で結末が楽しみ。ただやり込み要素や、周回プレイといったエンドコンテンツがどれほど充実するか、体験版では当然ながら確認出来なかった。

本編ストーリーの合間に依頼という形でフリーバトルが用意されている?ようなので、寄り道してレベルを上げたり出来そうだ。欲を言えば、そちらもどんな感じなのか見てみたかった。

OCTOPATH TRAVELERでは周回プレイはなかったので、本作も強くてコンテニュー的な要素はないかもしれない。

今後の発表に期待したい。

プロジェクト トライアングルストラテジー|SQUARE ENIX

なお、公式HPではアンケートを募集している。要望を出せば改善してくれるかもしれない。ただしアンケートを提出するためには、会員登録が必要なので注意しよう。

なんでアンナとか、フレデリカとかすぐ死んでしまうん?脆すぎるよ・・・。

防御力やHPの高いユニットで敵を引っ張り出すのが基本デス。なんで耐久力のないユニットを敵の攻撃範囲に置いていったりするのデスカ・・・。

盾を持っていて高い防御力のエラドールや攻守のバランスに優れたセレノアやロランを全面に出して、ジーラで回復したり、追いつかないときには回復アイテムを使えば、負けることはないデショウ。

だって最初の橋のステージでさ、う

そこから先はネタバレデス。どんな状況下でも戦えるように想像力と対応力を養ってクダサイ。

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