エルデンリングの初心者向けまとめ
デモンズソウル、ダークソウル1,2,3、ブラッドボーン、SEKIRO(ソウルシリーズでも少し毛色が違うが)とクリアし、対人戦をしてきた経験を元に、エルデンリングから始めようとする初心者へ、ざっくりとしたアドバイスをまとめる。
主にソロでの攻略・キャラクターの育成について書いていくが、対人戦にも少し触れたので参考にしてほしい。
出来るだけネタバレにならないようにしつつ、一方で取り返しのつかない部分についても触れていきたい。
ネットワークテストの内容が多く含んでいるので、製品版を確認が次第、随時更新していく。
キャラメイク
見た目
当たり前かもしれないが、強さに全く影響を与えない。
自分好みのキャラクターを作ろう。
素性
概要
素性はキャラクターの性能に直接影響する。
ただし魔術系の素性を選ばないと、魔術が使えないなどはない。
魔術を使うための触媒(杖など)と魔法を手に入れ、レベルアップによって魔術に必要な能力値(主に知力)を満たせば、戦士系の素性でも魔術は使える。
逆にそれらの条件を満たさないと使えないため、魔術なり祈祷なりを最初から使っていきたければ、最初から揃っている素性を選ぶのが最も手っ取り早い。
初心者が素性を選ぶ上での優先順位は以下の通り。
- 使いやすい弓や魔法などの遠距離攻撃持ち
- 物理カット100%の盾を持っていること
遠距離系の魔法は、近寄らずにダメージを与えることが出来るので単純に強力。
今作は聖杯瓶が敵グループの全滅で補給可能なため、長期戦にも使いやすくなっている。
また一部のボスは遠距離攻撃が非常に有効で、安全に倒せるのも利点として大きい。
協力プレイ時においては、安全に後方から火力を発揮できるのも強い。
そして、序盤の敵のほとんどは物理攻撃主体であるため、物理カット100%の盾ならスタミナがある限り、ノーダメージで防ぐことが可能だ。
難易度が大きく下がるので、自信がないのであれば、是非最初から使っていきたい。
具体的には放浪騎士のヒーターシールドがこれに該当する。
ただし、ガード強度が低いため、大亀の甲羅(嘆きの半島)や真鍮の盾(敵のランダムドロップ)などに乗り換えた方が安定してガードできる。
エルデンリング(ELDEN RING)の攻略マップ – LV73.net
以下はオススメの素性。
侍
初期からロングボウを持っており、エレの教会のにいる商人から矢の補給も出来る。
序盤は極力、矢を節約しよう。
ルーンが貯まらず、レベルを上げられない。
矢は高所の敵やおびき出す時に限定して使うと良いだろう。
打刀も技量寄りの武器なので、生命力をまずは25~30程度まで上げた後、技量を伸ばしていけば安定して火力が出るだろう。
星見
ようするに魔法使い枠。
弓と違って、FPを消費して魔法を撃つのでルーンに優しい。
輝石のつぶては攻撃力と燃費のバランスが良く、射程もそこそこでホーミング性能抜群、序盤から終盤まで役立つ。
ショートソードはストームヴィル城のロジェールから買える戦灰、「輝剣の円陣」で魔力派生すると一気に使い勝手が向上する。
ただ魔法使い系はステータス調整が難しい。
精神力(FP)と知力(攻撃力の源)に振りながら、生命力も上げなくてはならない。
遠距離攻撃が強力なので、嵐の丘にいる巨人で経験値を稼ぎやすい利点を活かして、早々にレベルを上げてしまうのも一つの手だ。
放浪騎士
典型的な接近戦タイプの素性。
初期の装備重量が重いので武器の片方を外すなど、装備を軽くして中量にしよう。
ヒーターシールドは物理カット100%の優秀な盾だがガード強度が低く、連続攻撃や強力な攻撃を受けるとすぐに崩されてしまう。
早めに別の盾に乗り換えた方が良いだろう。
円卓へ行けば、双子の老婆がロングボウを売ってくれるので、そちらを装備しよう。
ただそうなってくると、侍の劣化版になるから難しい。
形見
基本的に「狭間の地のルーン」以外は、後で全て手に入る。
もしアイテムコレクターなら、他では手に入らない「狭間の地のルーン」一択になるだろう。
そうではなく少しでも序盤を有利に進めたいなら、「黄金の種子」を選ぶと良い。
単純に回復が1回分、序盤から増やせるのは大きい。
チュートリアル
開始直後に右側の穴に落ちれば、チュートリアルが開始される。
今までのシリーズ経験者でも操作方法が違っているので、チュートリアルはやっておいた方が良いだろう。
ただしチュートリアルでしか手に入らないアイテムなどはないので、飛ばしてしまっても問題はない。
戦闘の基本
基本は盾を構える
初めて遭遇する敵なら、まずは盾を構えよう。
それで序盤のほとんどの相手の攻撃はほとんど防げる。
しかし盾を構えている間はスタミナの回復が遅くなるため、スタミナを回復させる時はガードを解こう。
スタミナのない状態で盾で攻撃を受けると、よろめいて隙を晒してしまう。
また強力な重い攻撃は、より多くのスタミナを消費するようになっており、中には盾でガードが出来ない攻撃もある。
過信は禁物だ。
今作からガードした直後にR2を押せば、ガードカウンターが発動し、簡単に反撃出来る。
相手の行動パターンに慣れてくれば、先制攻撃を仕掛けたり、相手の攻撃を空振りしたのを見てから、反撃出来るようになるだろう。
スタブ
戦闘に慣れてきたら、後ろに回り込んで(気付かれていても可)致命の一撃(バックスタブとも)を狙ってみよう。
後ろに回り込んで密着した状態でR1を押すだけなので、とても簡単で誰でも出来る。
またパリィの戦技がセットされた盾なら、相手の攻撃に合わせてL2で攻撃を弾いて(ドーンという鈍い効果音が鳴る)よろけているときに、正面からR1を入力して致命の一撃(こっちはただのスタブ)を決めることも出来る。
ただしパリィは難易度が高めなので、無理して狙わなくても良い。
相手の攻撃や武器の種類によっては、パリィが出来ないものを存在するため、テクニックだけでなく知識も要求される。
とても初心者向けとは言い難いが、余裕があればチャレンジしてみよう。
試してみなくては使えるようにはならない。
ローリングやジャンプ
盾でガードするよりも難しいが、強力な攻撃を盾で受けるとスタミナがすぐに無くなってしまう。
ローリングやジャンプでの回避は、動作に使用した分しかスタミナを消費しないため、反撃に転じやすいのが最大の利点である。
ただし、相手の攻撃に合わせた回避方法を選択する必要があるため、慣れが必要だ。
取りあえず覚えて欲しいこと。
- 横振りの攻撃は前転か後転
- 縦振りの攻撃は左右どちらかに側転
- 地面で発生する攻撃はジャンプ(いくつか例外あり)
どの回避方法が有効かは敵の攻撃によるため、全てを紹介するのは難しく、それゆえ初心者の一つの壁かもしれない。
しかし盾でのガードだけに頼っていては、困難な相手も増えていくため、ローリングやジャンプによる回避も徐々に練習していこう。
強靱削り
武器や戦技、魔術、祈祷による攻撃の中には、相手を怯ませる力が強い(強靱削りが高い)ものもある。
ロングソードのデフォルト戦技である構えや、同じくシミターの回転斬りなどが該当し、大型の敵に対しても有効だ。
序盤では装備条件の関係から使いにくいものの、大型武器の通常攻撃も強靱削りが高い物が多い。
怯みにくい相手には、強靱削りの高い攻撃を当てることを意識してみよう。
祝福
ダークソウルシリーズで言うところの篝火に相当するもので、
- 回復
- 時間経過
- 聖杯瓶の補充
- レベルアップ
- 魔法や祈祷、戦灰の付け替え
などを行える。
ファストトラベルのポイントや死亡した際の復活地点にもなるため、祝福を起点に行動範囲を広げていくことになる。
祝福から出ている光の方角が次へ向かうべき場所を表しているので、次にどこへ進めばよいか分からなくなったら参考にしよう。
レベルアップ
ステータス
レベルを上げることでステータスを伸ばせる。
何を上げれば良いか悩んだら、とりあえず生命力を上げよう。
ソロプレイでもマルチプレイでも、死なないことが最重要である。
目標の生命力40までが最低ライン。
40以降は再び伸びが悪くなるが、余力があるなら60までは上げるのもアリだろう。
生命力をしっかり上げて即死さえしなければ、何とかなることが多い。
序盤だとステータスを上げるよりも、武器そのものを強化した方が攻撃力はよく伸びる。
使いたい武器や魔法、祈祷が出てきたら、その装備に必要な分のステータスを上げていけば良いだろう。
ただし、全てのステータスを均等に上げて何でも出来るキャラを作ろうとすると器用貧乏になる。
生命力(持久力も少々)を上げたら、使う武器や、魔法、祈祷に合わせて、筋力、技量、知力(+精神力)、信仰(+精神力)のどれか(もしくは2つ程度)に絞って上げていこう。
派生(通常武器限定)
今作では通常武器の派生は戦灰を装着することで、標準か各派生かを選べる。
以下は派生と武器への影響を強めるステータスの関係について。
- 標準:素の状態(補正は武器によって違う)
- 重厚:筋力重視・技量喪失
- 鋭利:技量重視
- 上質:筋力と技量の両方を重視
- 魔力:知力重視&魔力属性追加
- 炎:筋力重視&炎属性追加
- 雷:技量重視&雷属性追加
- 神聖:信仰重視&神聖属性追加
- 毒:神秘重視&毒属性追加
- 血:神秘重視&血属性追加
- 冷気:知力重視&魔力+冷気属性追加
- 神秘:神秘重視
派生によっては、武器本来の持つキャラクターのステータスからの攻撃ボーナスが変化する。
例えば魔法を主体とするキャラでも、通常では知力の影響しない武器を魔力派生にすれば、知力によって武器攻撃力(魔力属性)を高められるので、接近戦でも火力を出せる。
魔法がメインだから、武器は全く使わないということはほとんどない(まずFPが足りなくなる)。
しっかり自分のステータスに合わせた派生の近接武器を持とう。
ちなみにそれぞれの派生を行うには、その属性の戦灰を武器にセットするか、各種の砥石刃を手に入れて、派生を増やす必要がある。
喪色強化の武器(特殊武器)
実は武器には2種類あり、戦技が固定されている物がある。
見分け方は強化の方法で、通常は鍛石を用いるが、特殊武器は喪色の鍛石を使用する。
戦灰の付け替えが出来ないため、派生を選ぶことも出来ない。
なのでキャラによっては、合う合わないがどうしても出てくる。
ただ中には強力な特殊武器も存在するので、特殊武器に合わせてキャラクターを構築するのも良いだろう。
レベルアップのデメリット
レベルを上げることで起こりえるデメリットを知らないと、ユーザー体験が損なわれる可能性があるので触れておきたい。
主にマルチプレイの話であるが、今までのソウルシリーズでのマッチングはレベルが大きく影響していて、今作もその可能性が非常に高い。
つまり呼び出す側(以下ホスト)と呼び出される側(以下ゲスト)に一定以上のレベル差があると、呼び出すことが不可能になる。
例えば序盤のダンジョンで他のプレイヤーよりもレベルを上げすぎた状態だと、協力プレイをしたくても呼ぶことも、呼び出すことも出来なくなってしまう。
侵入プレイも同様で、自分のレベルにあった場所、つまり同じレベルのプレイヤーがいる場所でなければ、侵入(マッチング)出来なくなる。
なので協力プレイや侵入プレイなどのマルチプレイをより多く楽しみたい人は、レベルは慎重に上げなくてはならない。
今までのシリーズにおいてよく対人戦などを好むプレイヤーは、レベル100ピッタリに止めるようにしていたのも、マッチングの問題があるからだ。
シリーズによっても、人口の一番多いレベル帯は微妙に違うので、どのレベルにすれば一番マッチングするとは現時点では言えない。
ただ初心者なら、細かいことは気にせずガンガンレベルを上げて、まずはゲームに慣れることをオススメしたい。
別キャラクターはいくらでも作れるので、そう言う意味では十分やり直せる。
何より初見プレイでレベルを制限するのは、大変危険である。
無理せずどんどんレベルを上げていこう。
協力や侵入プレイ用には、キャラは別に作った方が良い。
レベルを下げる方法
レベルを下げられてしまうと、初心者とのマッチングが発生する可能性が出てくる。
そのため、レベルを下げる方法はないと思われる。
ちなみに今までのシリーズでもなかった。
ステータスの振り直しについて
比較的序盤の方で振り直しを行える。
あるボスの撃破と、個数が限定されるアイテムが必要だが、それなりの回数が可能なので、気兼ねなくレベルは上げてしまって良い。
装備
近接用武器
オススメ
とりあえず迷ったらロングソード(ショートソードやブロードソードもOK)のような軽量武器を使おう。
無難で汎用性が高く、違う武器を使い始めても最終的には戻ってくる人が多い。
どのシリーズでも、初心者から上級者まで愛されているロングセラーの武器である、ロングソードだけに。
槍系もリーチがあって、盾を構えながら攻撃したり、相手の攻撃範囲外から一方的に攻撃出来るのでこちらもオススメ。
ただ自分に合う武器を見つけるのも、ソウルシリーズの醍醐味である。
気に入った武器があれば、ステータスを上げて頑張って使いこなすのもまた一興。
どんな武器でも、愛さえあれば何とかなる。
何より今作では通常武器は戦技を自由に付け替えられるので、以前ほど武器性能の差が出にくい。
逆に言えば、その分戦技が強すぎることもあるのだが。
ただし武器には重さが設定されており、後述する盾や防具と合わせて装備重量が決まる。
装備重量はステータス画面で確認出来る。
基本的に中量以下にするのが良い。
装備重量が重くなりすぎると回避に支障が出てくるため、初心者のうちはロングソードのような軽量武器が扱いやすいだろう。
重量武器
威力や強靱削りが高い反面、要求ステータスが高く、重量も重いし、攻撃速度も遅いため、基本的には初心者には不向きである。
何より初心者が陥りやすい罠として、序盤で要求ステータスを満たすために、生命力を疎かにするのが一番危険だろう。
もちろん魅力的な武器も多いので、使いたい場合は中盤以降に生命力をしっかり確保した上で、武器に合わせたステータス調整を行うのが良い。
盾
概略
盾は前述の通り、物理カット100%の盾を使おう。
ただし同じ物理カット100%でも、ガード強度のより高い盾の方が良い。
ガード強度が高ければ、その分攻撃を受けた時のスタミナ消費が減り、より強い攻撃を受け止めたり、長く防御出来る。
スタミナも残りやすいため、そこからの反撃に転じやすい。
ただ性能の高い盾ほど、盾自体の重さやステータス要求値も高くなっていく。
また後半になると物理以外の属性で攻撃してくる敵が登場し、ガードしてもHPが減ってしまうことがある。
相手の使う属性に合わせて、その属性のカット率の高い盾を採用することで、ダメージを押さえられるので覚えておいて欲しい。
小盾
物理カット100%の盾が皆無であり、どれもガード強度が低いカテゴリだ。
防御用としては非常に頼りない性能である。
ただ盾の中では軽いので装備しやすい。
小盾を使う最大の利点はパリィの受付時間が長い、つまりパリィを狙いやすい。
主に対人戦で活躍する盾と言えよう。
中盾
物理カット100%の盾があって重量もソコソコなのでどのキャラでも装備もしやすい。
正に初心者向けの盾である。
「真鍮の盾」など大盾に匹敵するガード強度の盾も存在する。
ただしパリィの受付時間が短く、難易度は高い。
パリィを狙うなら小盾がオススメだ。
大盾
物理カットのみでなく、他の属性のカット率も高く、そしてガード強度も中盾よりも高い物が多い。
ガード強度としては盾カテゴリの中では最高クラスの物が揃っている。
ボス戦でしっかりガードして、完封することも夢ではない。
一方、重量や主に必要筋力が高く、小盾や中盾ほど気軽に装備出来ない。
またパリィは行えないのも大きな欠点。
強化
基本
鍛冶台で一定レベルまで強化が出来る。
それ以上は円卓やリエーニエ湖にいる鍛冶師で強化することになる。
武器は初期状態では攻撃力が低いので、優先して強化しよう。
一方、盾の強化は武器よりも優先順位は低い。
強化すればガード強度が少しずつ上がるので、素材が余ってきたら考えよう。
武器は複数の種類を満遍なく上げると、確実に素材が不足する。
近距離と遠距離武器を1種ずつ、強化していこう。
色々試すのは、鍛石が買えるようになってから。
鍛石の場所
防具
防御力の高い物ほど重くなっており、前述した通り重量が増すと回避が困難になる。
キャラクターに設定された最大重量と装備重量の割合で、回避性能が軽量・中量・重量・重量過多に分けて変化する。
持久力を上げれば最大重量が上がり、重い装備を身に付けても回避性能が落ちなくなる。
高いHPと防御力を確保出来れば、かなり生存力を高められるだろう。