製品版DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)の感想を。

「ラスボス戦で弾切れになってアウターで倒した図(ネタバレ注意)」

オファーオーダー(ストーリーモード)は全てクリアして一段落したので、製品版DAEMON X MACHINA(以下DXM)の感想を書こう。

 

1.はじめに

体験版をプレイした時点では、期待感もあったのだろう、90点くらいの優秀作だった。

これが製品版に入って全クリした後だと、70点くらいになった。

なぜこのような結果になったのか、良かった点と悪かった点に分けてレビューしてみる。

 

2.良かった点

(1)操作性

アーセナルを動かした際の挙動にほとんどストレスを感じさせられなかった。

相当作り込まれていると感じた。

初回の出撃シーンといい、本当にロボットゲー、メカアクションの好きな人が作った感じがする、最高だ。

ボタンを全部使い切っているので、操作難易度は優しいとは言えないが、むしろ自分の思い通りに動かせたときの感動を味わって頂きたい。

 

(2)アーセナルのカスタマイズ

本ゲームのメインコンテンツで、自分の思い通りのカッコイイ機体を作る。

アーマーやウェポンにはアタッチメントを取り付けられるスロットが付いている(最大3スロット)ので、より細かくステータスを調整出来る。

 

(3)アウター(人間)や強化人間要素

キャラメイクも十分弄れる要素があり、気合いを入れて作られている。

特に面白いと感じたのは強化人間の部分だ。

アーマード・コアでの強化人間は既に廃止された要素で、単純にACの性能が向上する要素でしかなかった。

DXMでは、機械化手術を施すことで、見た目が大きく変わる。

強力なスキルを獲得出来る代わりに、どんどん人間離れした見た目へと変わっていく。

度肝を抜かれること間違いなし。

ちなみにお金を払えば、生身の体に戻して貰えるらしい。

すごい世界だ。

 

(3)個性豊かなアウターたち

アーマード・コア(以下AC)シリーズとは違って、ムービーにコックピット内部が表示されて、感情移入しやすくなっている。

アーティストとかビショップなど、個性豊かで良かったし、登場するキャラクターも多い。

 

(4)比較的易しめの難易度

筆者はアクションゲームは割と普通程度の腕前だが、サクサク進んでエンディングを迎えた。

アクションゲームが苦手な人でも、まだ過去のACシリーズに比べれば、入門しやすい難易度だろうと思う。

ただボタンをフルで使うので、慣れるまでには個人差はあるし、その過程を楽しめない人には向かないだろう。

 

2.悪かった点

(1)アーマー&ウェポンのバランス

アサルトライフル、マシンガンが安定して使いやすく、その他大勢の武器が埋没してしまっている。

特にフェムト粒子を消費するビーム系の武装は、フェムト粒子の消費が激しい割に、DPSが低い物が多く、あえて使うメリットが少ない(弱点を突くくらい)。

あと状態異常がやたらと強く、高機動で飛び回るアーセナルに火炎ミサイルを当て続けると、スタミナを奪って飛べないように出来て非常に強力。

マルチでさらに電撃や酸などで、効率的に狩るためにハメゲーが常態化している模様。

モンハンで言うところの、閃光、マヒ、眠り、罠でずっと俺たちのターンみたいな感じだろうか。

さすがにバランスが良いとは言えないので、今後の調整に期待したい。

 

(2)ストーリー

どこかの旅団に所属して分岐したりするのかと思いきや、見事な一本道。

序盤から中盤までは面白かったけど、後半の置いてけぼり感が半端ない。

特にクリムゾンロード(中の人はシャア)の行動に至っては意味不明過ぎて、展開に必然性が感じられない。

ラストも特に感動や驚愕もなく、普通に終わった感じ、ちょっと消化不良。

ACfAみたく、敵味方が入れ替わる様々なルート選択が欲しかった。

熱いと感じる展開も、あまりなかったのも痛い。

 

あくまで推測だが、元々はルート分岐は存在していたのではないだろうか。

納期を間に合わせるために、やむを得ず一本化した感じがする。

物語序盤はムービーが多かったのに、後半はほとんどなかったし、手抜きしたのではと勘ぐってしまう。

 

(3)アウターの声優ネタとイベント、公式HPの設定

クリムゾンロードとディアブロの組み合わせに関しては、声優がネタ過ぎてやり過ぎだと思った。

後半のNT空間なんか、失笑レベル。

ネメシスの「約束された勝利~」もさすがに言わせたいだけな感がある、酷い。

 

またこれだけアウターがいるので、もっとやり取りが欲しかったところ。

ボーン・ボックスとか後半一体何してたのか?

 

それに公式HPには細かなキャラ設定が公開されているが、あまりゲーム内で活かされてない。

例えば、髪型がキリン装備っぽいこの姐さん、”ドS”だと公式サイトでは名言されている。

驚異的な身体能力を持ち、中でも反射速度はアウターの中でも飛び抜けている。
彼女の生身での戦闘を見たものは、口を揃えて「人間の動きじゃない」と評すが、そういった噂を流した同業者はこの世から消え去るとも噂されている。
性格は極めて攻撃的で、積極的に他の傭兵と交友関係を持つことはない。端的に言って“ドS”である。
その美貌と性格ゆえに、他の旅団やウォッチャーに一定数のファンが存在するが、彼女は壁外に向けたインタビューの中で、そういったファンに対して「女の趣味が悪すぎるから死ね」とコメントした。(その10分後、インタビュアーの頭を灰皿でかち割り、以降メディアには露出していない)

DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)│公式Webサイト

が、実際のゲーム内では面倒見のいいヤンキー姐さんという感じで、あまりドSな感じは薄い。

HPの設定で初めて知る設定も多いので、クリア後に見ると面白いかもしれない。

 

(4)ショップの必要性

大半のアーマーやウェポンは敵からのドロップで調達出来ること。

そしてショップで買うためには事前に他のパーツを消費して開発しておく必要があること。

何より最大の問題は、ショップで販売されている物は拡張スロットがなくて、ドロップ品に比べて基本的に劣っている点にある。

一部のパーツを除いて、売却以外でショップが役に立つことがほとんどない。

 

(5)大型イモータルの部位破壊

部位破壊をする前に、本体が壊れて終わることもしばしば。

部位破壊をしなければアタッチメントが少なくなるか、最悪まったく手に入らないこともある。

本体HPとのバランスが今ひとつ。

 

(6)難易度

優しめの難易度だと思ったが、ACシリーズ経験者には物足りないレベル。

難易度選択があっても良かったのではないだろうか。

アーセナル戦で1vs5とかあったが、初見でクリアが楽勝だったのはさすがにどうかと。

ACfAの1vs5は完全に殺意しかなかったが、せめてもうちょっと殺しに来て欲しかった。

結局、苦戦したのはラスボス戦くらい(それでもギリギリ初見でクリア、うーん)。

 

(7)エンドコンテンツ不足

エンディングに到達した後は、パーツ集めや僚機集めをすることになるが、今のところそれくらいしかやることがない。

運要素が大きく絡んでくるので、同じオーダーを何十回と繰り返すことになるから、人によっては合わないかも。

今後のアップデートでオンライン対戦が追加される予定だから、そちらに期待したい。

現状アーマーやウェポンのバランスが悪いので、調整も同時にお願いしたいところ。

 

3.総評

十分楽しめたし面白いとは思うが、荒削りな部分が多く、非常に惜しい。

ただ体験版から、ユーザーの声をよく取り入れて改善を行っていたので、今後のアップデートも大いに期待していいだろう。

対戦だけでなく、追加のストーリーやパーツなどにも期待したい。

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