タクティクスオウガ リボーンはクソゲーか?

ラスボスを倒してクリアしたので、評価やレビュー、感想っぽいことを書く。

ちなみに過去において、スーパーファミコンではプレイしたことがなく、そのリメイクであるPSP版は最後まで遊んだ。

タクティクスオウガ リボーンとは?

タクティクスオウガ リボーンのよくありそうな質問 – LV73.net

良かった点

重厚なストーリー

敵となるそれぞれの人物も、各々の正義で行動している。

主人公デニムも正しいことをしているはずなのに、苦難の連続である。

ご都合主義とは真逆のリアリティが、遊ぶ者を物語に引き込む力を持っている。

昨今、「重厚なストーリー」という言葉に何度も騙されてきたが、やはりタクティクスオウガはそれらと明確に違う。

SRPGの傑作

複数のユニットを育てるだけでなく、行動順や配置を考えて動かし、敵を倒す。

育成や戦術の幅広く、勝つために試行錯誤することが面白い。

サウンド

23.Chivalry and Svageryが勇ましさと不安感が絶妙に入り交じって、一番好み。

悪かった点

ユニオンレベル(レベルキャップ)と難易度

今作ではユニオンレベルという全体のレベル上限が存在する。

緊張感のある戦闘を楽しめる反面、上限レベルでも困難なステージは多々ある。

本来どうしてもクリア出来ない人のために、レベルアップによる攻略という安易な手段として「レベル」が用意されているものだという認識なのだが、ゲームシステムとしてそれを封じてしまった。

そのため、プレイヤーによってはストレスに感じてしまいやすい。

ユニオンレベル上限解放も中盤では間延びした区間があり、せっかく戦闘で手に入れた経験値が無駄になっている感じ(注1)が否めない。

注1:経験値のチャームに変換されるが変換効率は良くない。

バトルカードとダメージのバランス

戦闘を開始してから、ランダムで攻撃やクリティカル、スキル発動確率、MP回復を強化するカードが降ってくる。

これらのカードがあまりに強力で、本作に強いランダム要素をもたらしている。

例えば直接攻撃力が上昇するカードを取ると、100ダメージを与えていたユニットが150~200くらいまで増える。

取得出来るかによって火力が劇的に変化するため、もう少しマイルド(10%増しくらい)で良かったと思う。

そのためか、通常攻撃によるダメージがかなり抑えられていて、全体的に長期戦になりやすい傾向にある。

落下による即死

タクティクスオウガではキャラクターのHPが0になっても、すぐにロスト(失われる)ことにはならない。

しかし落下の場合、飛行ユニットを除いて即ロストである。

本来、通常のロストではセリフなどがあって、プレイヤーにロストしたことが伝わりやすくなっているが、落下ではそれがない。

もう少し穏便な扱いにならなかったものかと。

その他

AI

ユニットごとに自動化出来る。

クリアが容易な演習やステージは、AIにすることで操作の手間を省ける。

その存在自体はありがたいが、あまり賢いとは言えない場面が多々ある。

例えば、後列の魔術師・弓兵などが敵のドラゴンなどに急襲されても放置し、ダメージが通りやすい、または弱った敵を優先して狙う。

他にもドラゴンに対して、アクションスキル「ドラゴンキラー」を使った方がダメージが出るのに、なぜか必殺技を使うといった、セットされたスキルを活かせない場面も多い。

そして直接攻撃無効のスキルを使った敵には、攻撃して解除しようとしない。

あくまで補助的な使い方しか出来ないので、あくまで圧勝出来るステージ以外では使いにくい。

完全に任せるのは危険だろう。

C.H.A.R.I.O.T.

SRPGの禁じ手、リロード(セーブ&ロード)を公式で安易に使えるようにした機能である。

操作や判断ミスをなかったことに出来る非情に便利な機能だ。

使い方次第では乱数を調整して確率で発生するオートスキルやクリティカル、レアアイテムのドロップなどをほぼ確実に発生させたり出来るため、まさに使用者がどこまでこれに頼るかが任されている。

ちなみに初心者が、このやり直し機能を全く使用せずにクリアするのはかなり難しい。

感想

PSP版はクラスごとのレベル管理で、これが全くの失敗だった。

開発者もそれを認めており、今回のリボーンはそれを改善して、ユニットごとの管理になった。

PSP版を遊んでいた人間としては、この変更を受けたリボーンこそ、「完全版のタクティクスオウガ」になる…ハズだった。

しかしフタを開けてみるとバトルカードという、謎の新要素が追加され、またゲームに与える影響も甚大だった。

新しいシステムに挑戦する姿勢は大事だと思うが、一人のファンとして求めていた要素ではない。

ユニオンレベルも攻略の幅を狭めた印象しか受けず、個人的には不要だった。

と、不満を書いた訳だが、実際のところはかなり楽しめている。

PSP版を遊んだのはだいぶ前で、細かい物語は忘れてしまっていたから、新たに新鮮な気持ちで進められた。

良くも悪くも昔ながらの、簡単にクリア出来ないゲームなので、SRPGが不得意な気軽に楽しみたいライトユーザーには向かないかもしれない。

しかし物語、サウンド、SRPGの原点にして練り尽くされたシステムは、まさに「レベルの高い合格点を超えるオールウェイズ出してくれる」と断言出来る。

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