スーパーマリオRPG(Switchリメイク)の感想

キノピオ「いい時代になりましたね」

スーパーマリオRPGのSwitch版リメイクをほぼ全クリアしたので、感想を書く。

ちなみに原作のスーパーファミコン(SFC)も昔にクリアしている。

スーパージャンパーは取ったことがなく、今作も取っていない。

スーパーマリオRPGとは?

スーパーマリオRPGとは、1996年に任天堂とスクエア(現スクエア・エニックス)が共同制作し、SFCで発売されたRPGである。

今までアクションゲームがほとんどだったマリオシリーズの初となるRPGで、本格的なストーリーがあるゲームとなっている。

特筆すべきは、戦闘中にタイミングよくボタン入力することで、ダメージを増やしたり、逆に減らしたりするアクション要素を取り込んだことだろう。

単なるマリオをRPGで出したという訳ではなく、アクション要素を取り込むことで、マリオらしさを維持しつつ、RPGとしても斬新な作品に仕上がっている。

余談ではあるが、本作は任天堂が独占的な権利を有している訳ではなかったようで、過去のスマッシュブラザーズなどのオールスター作品で、本作から登場したキャラクターが出演することはなかった。

最近になって緩和されたらしく、最新のスマッシュブラザーズでは本作のキャラクターが一部、出演することもあった。

何より本作がリメイクされたこと自体、長年の権利問題が一定の解消したことを物語っている。

良かった点

アクションコマンド

約30年前のゲームであるが、戦闘中にボタン入力するシステムは、面白い。

同じ敵キャラでも攻撃ごとにタイミングが違うため、アクションコマンドによって完全に攻撃を防ぐのには、それなりに慣れる必要がある。

単調な雑魚敵との戦いも楽しめるようになっている。

さらにリメイクではチェインという形で、アクションコマンドが連続で成功した回数が表示され、それによってキャラクターが強化されるようになっている。

ついついより多くのチェインを目指したくなるようになっている。

グラフィック

当初はドット絵から3Dへ変わるので、あのワクワク感が損なわれるのではないかと思っていた。

しかしそれは杞憂で、原作が損なわれることがないように配慮されていることが、遊んでいて伝わってきた。

一部イベントではムービーも差し込まれるなど、3Dだから表現の幅が広まったと実感出来た場面もあった。

悪かった点

ボリューム(追加要素含む)

新規で遊ぶ人はそれなりに時間が掛かるが、原作をプレイしていた人なら迷うこともないのでサクサク終わる。

クリアまではだいたい10時間前後だったと思う。

そしてクリア後の要素も1時間と少しくらい。

キャラクター育成の自由度

キャラクターレベルが30で打ち止めなので、育成要素が乏しいのは原作と同じ。

また育成の自由度もほとんどないため、レベルを上げて強い装備をしたらほぼクリアは確定したも同然である。

連打要素

昨今ではほとんど廃れてしまった連打を残したこと。

しんどくて面倒でつまらないだけで、しかもコントローラへのダメージもある。

何かしら別の要素に置き換えるべきだった。

操作性

クォータービューゆえにマップ上での操作がしづらく、それでいてジャンプして乗る、掴まるといったアクションが要求される。

原作からの欠点だったが、リメイクでも改善されなかった。

感想

原作がボリューム不足で、やりこみ要素があまりなかった。

そのためリメイクとあって追加要素に期待していたのだが、取って付けた内容で、あっさりと終わってしまったのが非常に残念。

新規で遊ぶ人や、原作に思い入れのある人にはオススメ出来る。

しかしやりこみ要素などのボリュームを求めると、肩すかしを食らうことになるかもしれない。

個人的には概ね楽しめたが、ボリュームだけが残念。

あっさりと終わってしまった。

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