コードフェアリーはクソゲーか?(総評)

Vol.1~3までの全てクリアしたので、感想を書きたい。

内容はこれまでと重複する部分も出てくるだろうが、総評なので容赦して頂きたい。

過去の記事を改編することも考えた。

しかし、たくさんのコメントを頂いた記事を大きく書き換えるのも良くないと思い、新規で書くことにした。

目次

機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairyとは?

バトルオペレーション2のシステムを用いて、対戦・協力プレイを一切排除したシングルプレイ用ロボットアクションゲーム。

バトルオペレーション2については、以下の記事を参照して頂きたい。

バトオペ2はクソゲーか? – LV73.net

良かった点

バトオペ2と連動して機体が貰える

おそらくこれ目的で買っている人がほとんどではないだろうか。

予約特典を抜きにして6体貰える。

MS一体1,000円で購入することを安いと考えるか、高いと考えるか。

MSモデリング

バトオペ2と同じく、他のガンダムゲーの中でもクオリティは高い方だと思う。

バトオペ2にはない機体やMAP、環境で遊べる

バトオペ2に登場する既存のMAPは一つもない。

またMAPの使い回しもそれほど気にならないくらいに豊富に用意されている。

何より新しい機体を触るのは楽しい。

陸上戦艦や航空機、戦車といった敵と戦う場面も用意されている。

バトオペ2で持っていない機体に試乗出来る

バトオペ2を初めて間もない人や、やったことがない人は、それぞれの機体を乗るだけで楽しいかもしれない。

未経験者にとってのコードフェアリー

バトオペ2の経験者でも、一部ステージで適当にやってると負けることはある。

未経験者には難しいくらいかもしれない。

またロボットゲーの醍醐味の一つである、「思い通りにMSを動かせるようになる面白さ」もあるだろう。

パイロットがレベルアップ

ミッションをクリアすることで、レベルが上がって機体性能が向上する。

苦手な人でもレベルが上がれば、難易度が緩和される仕組みは良かったと思う。

ジオニックフロントなどの他作品のキャラが登場

ゲラートやニッキ、シャルロッテなど、ジオニックフロントで登場したキャラがゲストで出ている。

他にも顔写真だけだが、ガルマも登場した。

キャラを知っている人には嬉しい演出だろう。

悪かった点

ストーリー

ピクニック感覚でヒルドルブ発掘を発掘しにいく

戦力増強のため、放棄されたヒルドルブを回収しにいって、アルマの高機動型ザクを中破させる。

ゴミ拾いに行って、使える機体を潰すお粗末さ。

フェアリー隊の創設理由

キシリアが優秀な女子供を活用するために作った部隊とされる。

ただなぜ女性のみに選別したのかは不明で、女子供というなら少年兵がいない理由が良く分からない。

これでは「マーケティング戦略で女の子のみに決めた」と非難されても仕方ない。

そもそもこれをやっているオジサン世代には、ウケが良くないだろう。

個人的には女性のみの部隊は、過去にもシュラク隊や、M1アストレイの3人娘(SEEDだが)とかあったのでそれほど抵抗はない。

とにかくちゃんとした根拠というか説明が欲しかった。

リリスの改心の早さ

ブラックドッグ隊の悪行を見て、リリスが改心する。

リリスがジオンを憎み戦っている理由として、コロニー落としで家族を失ったらしい。

それにしては、あまりにもあっさり漂白してしまって何というか酷い。

敵を抑えるために中継地点の確保

ノイジー・フェアリーの本部を防衛するステージで後半、味方の脱出のために中継地点を制圧するように命令される。

だが、中継地点を取れば何故脱出が可能になるのかの説明がよく分からない。

例えば「遠距離からジム・スナイパーに狙われていて、シルフが離陸できない、だからジム・スナイパーを撃墜しろ」とかなら分かる。

その中継地点で、「誰が」敵を食い止めているのだろうか。

しかも中継地点を制圧した瞬間に敵が湧く、なんぞコレ。

ジオン脅威のメカニズム

てっきりデカブツのノーミーデスは屋敷と一緒に捨てる(もしくはドムの部分だけ取り外す)ものと思っていたが、シルフに無理矢理積み込んでいる。

どう見てもティターニアとイフリート・イェーガーを搭載するスペースがないのだが、ネコ型ロボットみたく格納庫は4次元空間が広がっているのだろう。

実際に13話後半戦で乗り込むシーンでは、明らかに砲がシルフの格納庫天井にめり込んでいる。

戦力豊富なのに味方を裏切ったジオン兵

MS20機以上も保有していながら裏切ったジオン兵が謎すぎる。

仲間を人質に取られただの、命が惜しいだの生きて国に帰りたいとか、全く意味不明。

いや、それだけ戦力があるなら何故戦わないのか。

そもそもそんな裏切りをして、どうして国へ帰れると思ったのか。

連邦MSばかりだと飽きるので、ジオンMSと戦わすために無理矢理に話を作ってそう。

完全に頭が故障しているラスボス

登場から安っぽい悪役の言動ばかりのレナートがまさかのラスボスだったという。

そして15話後半戦で、「その方が楽しい」からと勝っている状況で味方に自爆を強要する。

漫画「ベルセルク」の黒犬騎士団のパクリだろうが、ワイアルドのような貫禄は全くない。

完全に頭が変な人なだけ。

勝利しても達成感も何もあったものではない。

ちなみにアルマは「そんなの楽しくないよ」と最後につぶやくが、その台詞を聞いて「コードフェアリーそのものが楽しくない」と思ってしまった。

終戦目前で降伏せず

戦わずに降伏するのと、戦って武装解除するのとでは意味が違うと、皆に力説するバルバラ。

そりゃ直前まで戦闘を続ければ、連邦側の兵士も戦友が殺されている訳で、そう言いたくもなるだろう。

どこまでアホなのか。

最終話で芋スナイパーと化した僚機

Ex.話ではビルの屋上に陣取り、上から射撃するだけ。

パイロットスキルも使えず、上から白々しい言葉ばかり飛んでくる。

心配なら接近戦の出来るヘレナだけでも降りて戦えと。

ストーリーの総評

ずっとアメリカで雑用任務を頼まれている感じで、盛り上がる場面が一切なかった。

どこのゲーム雑誌かサイトか忘れたが、重厚なストーリーなどと表題を付けてように思う。

その真逆で、スポンジケーキ並にフワフワ、理解不能なストーリーが展開された。

全く意図が分からず、理解に苦しむ場面が多すぎる。

ストーリーを全部飛ばした方が良いかもしれない。

見るだけ時間の無駄である。

「何故」とか「どうして」などと考えてはならない。

演出

MS劇場

時折差し込まれるMS劇場が全く面白くない。

ノイジーフェアリーの3人組のやり取りは見ていて、痛々しい気持ちになる。

またリリスとバリーが他の多数MSとドスドス歩きながら会話しているシーンは、酷く滑稽に見える。

またムービーシーンで、キビキビとブーストを吹かせて飛び回っているが、ゲーム本編の動きと違いすぎて辛い。

イアンもザク・キャノンでキックするなどムービーでは非常に積極的に格闘戦をしていた。

それがゲーム本編になると、ただのそこら辺にいるザク・キャノンに成り下がっている。

OPとED

1回見たら十分。

アニメ風に作りたい意図は分かるが、何回も見せられる方の気持ちになって欲しい。

一応スキップは可能。

スタッフロール

初回は強制的に見させられる。

5話、10話、Ex.話と3回に渡って、スキップ不可。

スタッフロールをシューティングゲーム(スキップ可)にした任天堂を見習って欲しい。

ブラックライダーとホワイトライダー

第8話で出てきたときは謎を残した状態なので期待していた。

しかし再び登場した15話では、まさかのモブキャラが登場するという酷い扱い。

元々乗っていたパイロットはどこへ?

新機体の割に扱いが雑で、使い捨て感でいっぱい。

ブラックライダーの自爆装置

外から背面を撃たれて自爆装置が作動し始めるって、欠陥とか言うレベルではない。

脚本

痛い子アルマ

序盤のアルマの行動や言動が痛い子過ぎる。

ライトノベルに感化された素人が書いたのかというレベル。

フラナガン機関の話もサラッと流して、全く苦労しているのが伝わってこない。

緊張感の欠落

台詞から緊張感が感じられない。

女の子らが部活動感覚でキャッキャッウフフするやり取りを見せたいのか、戦争の悲惨さを伝えたいのか。

兵器狂いのミアが嬉しそうに自分で作ったドム・ノーミーデスで蹂躙する一方、アルマがリリスを相手にして「本物の殺意・・・!」とか言い始める。

今までの戦いで倒してきた敵兵は、一体何だったのだろうか。

イアンの前出ろ発言

イアンがヘレナのスナイパー仕様のザクIIに、前に出て注意を集めろとか言い始める。

ここまでバトオペ2本編を再現しなくても良いだろう。

グラフィック

キャラクターの3Dモデリングのクオリティが酷い。

全部、美少女ゲームのような2Dイラストでの紙芝居で良かったと思う。

戦場でのパイロットモデルもヘルメットを付けての使い回し。

ゲーム内容

作業感漂うミッション

特に酷いミッション。

  • 1話前半戦:ザクIIを1機を3機でボコボコにするだけ
  • 6話前半戦:上からトボトボ歩くザクIIを狙撃で援護する虚無ゲーム
  • 7話前半戦:なんちゃってステルスゲー
  • 9話両方:操作性が悪いドム・ノーミーデスに乗せられる拷問ゲーム
  • 13話両方:前半後半のどちらも護衛任務

単調かつ退屈なミッションが大半を占め、常に作業感が漂っていた。

特に15話を終えてようやく終わったかとホッとしたら、Ex.話なる最終話が追加されてショックだった。

まだ終わらないのかと。

Ex.話後半戦でOPが流れ始めた時には、開発的には盛り上がる場面だったのだろう。

やっている側としては冷え冷えして、淡々と出てくる敵機を処理してた。

またシミュレーターのシチュエーションやコストマッチも、苦痛の域から出ない。

拠点爆破やMS奪取、戦車など、無理矢理バトオペ2のシステムを体験させようとしたミッションが、ちっとも面白くない。

コストマッチはCPUが平然と味方ごと下格闘で寝かしてくるなど、バトオペ2本編と同じくらい酷い動き。

ずっとバズ格闘コンボ

やってることは全編に渡ってバズ格闘コンボで、敵機をいかに素早く倒すか。

敵の動きが単調であり、コンボさえ出来れば大抵攻略出来る。

初心者に優しくない設計

この作品からバトオペ2のユーザー獲得に繋げる狙いがあるのだろう。

しかし、

  • マニューバーアーマーや攻撃姿勢制御などの必須レベルのスキルの説明が不足している
  • 兵装ショートカットの設定の仕方についての説明がない

など、あまり初心者に配慮されているとは思えない部分が多々ある。

これでバトオペ2の集客に繋がると本気で思っているらしい。

バトオペ2と変わらない産廃AI

動きが単調で読みやすく、旋回しながらのブーストなど妙な動きをする。

そのくせ狙いの遊びがほとんどなく、的確に当ててくる。

弾速の早い武装だとまさに脅威。

面白いAIを作るのは難しいと思うし、それが作れる開発だとも思っていない。

バトオペ2のバトルシミュレーターから何も進歩していない。

そもそも本来の「AI」の意味からほど遠く、AIと名付けること自体おこがましい。

バトオペ2を再現する誤射

AIが自機を巻き込んで平然と攻撃してくる。

その時のパイロット同士のやり取りも寒い。

巻き込まないように遠くの別の敵を狙うなど、工夫が感じられない。

同じ機体ばかり

バトオペ2の魅力は多種多様な機体に乗れることである。

しかしコードフェアリーのストーリーモードでは機体が固定されており、バトオペ2の良さが失われている。

そしてほとんどジオンのMSばかりで、連邦MSが好きな人には辛い。

対艦戦闘

陸上戦艦とは名ばかり。

固定砲台と正面から撃ち合うだけで、あまり面白くない。

戦艦なのだからもっと戦場を動き回って欲しかった。

手抜き要素

なかったことにされた機体修正

バトオペ2で性能調整された機体が、コードフェアリーでは修正前のまま放置されている。

特に顕著なのがZZガンダムで、変形機構は取り除かれ即よろけの武装を失い、あの乙乙ガンダムと呼ばれていた頃に戻されている。

不遇な時代の乙乙ガンダムにあえて乗れるようにしたのは、きっと運営の意図的なものなのかもしれない。

「乙乙ガンダムはこんなにも強くなったんだぜ!」って、コードフェアリーを遊ぶユーザーにPRしたいのだろう。

アレックスのガトリングの性能も修正前の物なので、他にもまだあるかもしれない。

サウンド

音楽はバトオペ2(過去作品)からの流用が9割ほどなので、目新しさはない。

OPの曲も悪いとは言わないが、特に心に残るものでもなかった。

感想

総評

  • 「バトオペ2のシステムを使えば、低予算でゲーム作れそう。」
  • 「バトオペ2で使える新機体をセットして売ればみんな買うでしょ。トークンをアホほど買ってくれるんだから。」
  • 「女の子ばっかりをガンガン出しておけば、若い層にも売れるんじゃね?女の子同士でイチャイチャさせればウケるでしょ?」
  • 「新しく作ったオリジナル機体をバトオペ2で出して、延命出来るぞ。」

そんなことを考えて作っていそう。

アニメの作画も声優も悪くない。

単にゲームの中身とシナリオ脚本が酷すぎるだけである。

同じジオン目線の作品であるMS IGLOOを、10回くらい繰り返し見て反省してほしい。

連動MS目的で買っている人が多いとは思うが、それを抜いたゲーム本体はVol.1~3の全てセットで1000~1500円が適正価格。

あと人生の貴重な時間を奪うことを考慮すると、これでも高いくらいまである。

パッケージ版で販売しなくて正解だったと思う。

今頃ゲオで大暴落してそう。

バトオペ2との連動機体

連動機体で一番強いのがティターニアのようだ。

使いやすい武装が揃っていて、ケンプファーのように極端に装甲が弱いといった弱点もない。

スラスターが豊富で、格闘連撃の補正がギャン並みに緩いから、瞬間火力も高い。

一番強い機体を最後のVol.3に持ってくる辺り、さすがだと思う。

注意して貰いたいのは、コードフェアリー本編を購入したからと言って、登場する機体は全て貰える訳ではないこと。

これは2021年12月2日(木)の新機体「ドム・ノーミーデス」の追加によって確定した。

ホワイトライダーやブラックライダーも、恐らく今後「抽選配給」に追加される可能性が高い。

運営が変わってから、トークンを回収する動きが増したように思う。

今まで無料でそこそこ遊べてしまっていることが問題なのかもしれない。

最後に

バトルオペレーション Code Fairyの詳細が明らかに! – LV73.net

発表時点で地雷だと分かっていたはずだった。

しかしやらずに賛否を語ることは出来ず、ついブログで書きたくて始めてしまった。

悪いのは、分かっていたはずの地雷を踏みにいった自分だと思う。

バトオペ2との連動機体が欲しい人は、価格に納得がいけばまぁ・・・ないと思う。

僕自身はコードフェアリーの機体には特に思い入れはない。

むしろゲームそのものはクソだと思っており、機体を見る度に不快になる。

あまり乗りたくないし、見たくもないまである。

もちろん、この作品を面白いと言える人はそのままの貴方でいて頂きたい。

人それぞれ受け止め方が違って当たり前なのだから。

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