ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)の発表
今月3日に、宮崎氏はELDEN RINGの派生作品については匂わせていたが、まさかこんなに早く発表されるとは思っていなかった。
目次
内容
作品概要・開発経緯
- PS5、PS4、XBOX SERIES X|S、XBOX ONE、PC(STEAM)
- 2025年05月30日(金)発売
- 5,720円(税込)
- フロム・ソフトウェアが開発する『ELDEN RING』派生の新作。
- 『ELDEN RING』の開発終盤、宮崎英高氏によるディレクター就任の打診を受け、石崎淳也氏がディレクターを務める。
- 『ELDEN RING』由来の戦闘や世界観を活かしつつ、新たなサバイバル&オンライン協力プレイ特化のゲーム性を追求。
ゲームコンセプト・基本サイクル
- オンライン協力プレイに特化したサバイバルアクション。
- プレイヤーは3人パーティで3日間(ゲーム内時間)を生き延び、最終ボスの撃破を目指す。
- 1日目探索>1日目ボス>2日目探索>2日目ボス>3日目最終ボスという流れ。
- 昼と夜が明確に区分され、昼は探索・成長、夜は必ず強力なボス戦へという流れを3日間繰り返す。
- 1セッション約40分を想定し、繰り返しプレイで成長や攻略ルート開拓を楽しむ。
フィールド・ランダム性
- 広大なフィールドには拠点や小規模なダンジョンが点在。
- セッションごとに配置がランダム化され、探索や発見の新鮮味を確保。
- 敵を倒してルーン(経験値)を獲得し、宝箱から武器やアイテムを入手。
- 昼の間に強化・装備収集を行い、夜に出現するボスへ挑む流れを3日間続ける。
- アイテムは早い者勝ち。
- ボスの撃破報酬は各プレイヤーごとにもらえる
キャラクター・ビルド要素
- プレイヤーは“夜渡り”と呼ばれる8人の固定キャラクターから選択する。
「追跡者」:クローショットで引き寄せたり飛んでいったりするアタッカー
「守護者」:盾を主体とするタンク
「レディ」:スピード&火力のサポート
「隠者」:独自の「混成魔法」スキルを持つ魔法キャラ - 各キャラクターには固有のスキル、アーツ(必殺技)などが割り当てられ、プレイスタイルが異なる。
- キャラクターごとに名前と外見が固定、初期装備・性能も独自性がある。
- セッションごとにレベルや装備はリセットされるが、拠点で入手する“遺物”を通じて持ち越し成長要素を提供。
- レベルアップ時のステータスはキャラごとで固定で選択は出来ない。
- キャラクターの見た目はスキンという形で変更可能。
戦闘・アクション特性
- 操作感は『DARK SOULS』シリーズや『ELDEN RING』を踏襲した骨太なアクション。
- 夜のボス戦は3人全滅で即ゲームオーバー。
- 瀕死状態の味方は“攻撃を当てる”ことで救助可能という独特の蘇生システム。
- 復活するとレベルが下がるが、ルーンを回収すれば復旧は可能。
- 繰り返し死亡して復活するごとに、救助に掛かる時間が増える。
- 落下死はなし。
- 武器ごとに攻撃力、戦技、付帯効果がランダム付与。
- 重量の概念はない。
- 霊馬トレントはないが、疾走というアクションによってトレント並の速度で走れる。
- 魔術や奇跡も、杖や聖印に付与されているものを使う。
- 付帯効果はインベントリ所持で効果を発揮する場合が多く、ビルドや戦略性を高める。
- 弓やクロスボウの矢やボルトは無制限。
- HPを回復する聖杯瓶があり祝福で自動的に補充され、教会で回数を増やせる。
- FPを回復する手段は限られているが、「隠者」という魔法主体のキャラにはFPを回復する能力を持っている。
世界観・敵キャラクター
- 世界観は『ELDEN RING』と同一の「狭間の地」をパラレル的に描くが、物語は独立。
- “褪せ人”ではなく“夜渡り”が主人公。
- 『ELDEN RING』由来の敵やボスが多数登場。ごく一部、『DARK SOULS』シリーズの敵も引き寄せられる形で出現。
- 『ELDEN RING』本編の謎解明はせず、独自ストーリーを展開。
オンライン協力・コミュニケーション
- 基本3人協力プレイ前提のゲーム設計。
- ソロプレイも可能でソロ用に敵の強さが調整されるが、難易度は高め。
- デュオプレイ(2人協力)は検討中らしい。
- 過度なコミュニケーションを要さず、“ゆるいつながり”を重視。
- テキストチャットやスタンプ無し。ジェスチャーやマップ上へのピン指しで意思疎通。
- 対人戦・侵入なし。協力プレイに特化。
- クロスプレイ非対応。PS4とPS5など同じメーカーなら可。
セッション終了後の報酬・拠点要素
- セッション終了後は拠点「隠された円卓」へ戻る。
- 報酬として“マーク”(拠点専用通貨)と“遺物”を獲得。
- “遺物”はキャラクターにパッシブ能力を付与。台座に応じたカスタマイズが可能で、次回セッションでの攻略に反映。
プレイフィール・目指す方向性
- 『ELDEN RING』的骨太アクションや探索、成長要素を40分程度の“ショートRPG”として凝縮。
- ランダム性による毎回異なる攻略、発見、装備入手による新鮮な体験。
- 3人協力プレイによるドラマ性、チャレンジ性に富んだゲーム体験を提供。
感想
良かった点
エルデンリングの新作が出る。
また来年に発売するとのことで、かなり短い期間での開発しリリースされる。
エルデンリングと違って、さっくりと短時間で遊ぶのに向いていそう。
気がかりな点
従来のキャラクターメイキングで、様々な自分好みのキャラクターやビルドを作って遊ぶと言った自由度がない。
また侵入プレイを中心とした対人戦がない。
小規模なダンジョンやフィールド、8体のボス(中ボスのような存在もいる?)を協力プレイで攻略するのだが、どれだけ長く遊べるかは分からない。
キャラクターの強化は、デッドバイデイライトのような洋ゲーでありがちなスキル獲得方式。
エルデンリングのような達成感や魅力があるかが見えてこない。
総評
まだ発売もしていないものを評価することは出来ない。
ただ現時点でエルデンリングやそのDLCで感じた、期待や喜びで胸が躍るような感じはしてこなかった。
理由は気がかりな点に集約した。
妄想
エルデンリングのキャラクタークリエーション(見た目だけ)を引き継いで、PUBGやタルコフ、Dark and Darkerをパクったようなバトルロワイヤルにしてくれた方が分かりやすくて面白そうだった。
おそらくはエルデンリングのPvPに対する評判が良くなかったので、今後は協力プレイのみにすべきかという試金石になっているのかもしれない。