あつまれ どうぶつの森をやってみた。

たぬきち「えっ・・・」

新規で何か新しいジャンルのゲームに挑戦しようと思って、始めてみた。

どうぶつの森シリーズ – Wikipedia

今回プレイしたのは2020年3月20日に発売されたSwitch用の「あつまれ どうぶつの森」。調べてて初めて知ったが、初代は2001年に64から発売された。19年も続いている息の長いタイトルのようだ。

シリーズはまったくの未経験。普段はダークソウルやバトオペみたいな、誰かを潰すゲームしかやったことがない。これはまったくの畑違いだけど、レビューしてみよう。

ゲームの概要

「無人島への移住」

始まりは、主人公が無人島へ移住するところから始まる。なぜ無人島に移住するようになったかは不明。母がいる様子。

「無人島にスマホ」

手渡される通信端末「スマホ」。妙な技術力を発揮している「たぬき開発」。そもそも無人島生活とは一体何だろうと考えさせられる。

「新手の詐欺」

そして驚くべきことに移住にはお金が必要だったようで(もちろん事前にそんな説明はなかった)、いきなり借金を背負うところから始まる。完全に騙されてる気がしてならない。カイジで地下施設に強制労働させられるようになったのと似ている。

借金を返済し終えた後は、無人島生活を満喫しつつも、このたぬき親父こと「たぬきち」の無人島の発展事業に手を貸していくことになる。

エンディングは一応存在するものの、明確な終わりは存在しない。気ままに島を開拓して、自分好みに作り上げたり、今後のアップデートで追加される季節ごとのイベントを楽しんだりすることになる。

良かった点

家具や服が凄く凝ってる

「自販機やゲーム筐体」

ベットや衣装ダンスはもちろん、例えばトイレなんか洋式や和式、タンクレスに仮設と、驚くほどバリエーションが豊富で、かなり作り込まれている。ついつい買って集めたくなる。

個性的などうぶつたち

「ハンナ(左端)とガブリエル(右端)」

どうぶつは300種類以上いるようで、どれも個性的な見た目。きっと好きになれるどうぶつが見つかるはず。明らかにロボっぽいのや、アンデットっぽいのもいる。やばい。

無限の可能性を持つペイント機能

「ピカチュウ」

マイデザインという名前で、64*64ドットのペイント機能が付いている。イーゼルに立てかけて飾ったり、地面や壁、顔や服にも貼り付けたり出来る。工夫すれば色々出来そうだ。過去作やWebからQRコードを使って取り込んだりも可能だが、Nintendo Switch Onlineという公式アプリが必要。

サブユーザーで島の住人を追加することが可能

「ゲームセンター(自宅)」

Switchのユーザーを追加することで、 最大8人まで 同一の島に住人を追加できる。上記のようなスクリーンショットを取ったり、メインキャラとは違う性別の衣装を楽しんだりすることが可能。

悪かった点

視点の制限

家の中では視点を回転できるのに、外では傾きだけしか視点を変えられない。なので死角にアイテムが落ちたり、キャラクターが隠れたりすると見つけにくい。

屋内も屋外も共通して自由に回転できるようにして欲しかった。

リアルタイムによる弊害

現実世界とゲーム内の時間の流れが同じであるため、深夜にしか遊ばない人は常に夜の島でしか遊ぶことが出来ず、 常に 商店と服屋が閉店している状態だ。それならSwitchの本体時間をずらせば良いのだが、本体時間を変更すると他のゲームに影響が出るものもある(手持ちで言えばリングフィットアドベンチャーとか)ので、注意が必要だ。

また人によっては時間操作に対して否定的な人がおり、不特定多数と通信しようと思っている人は、トラブルになるかもしれないので注意が必要だ。

家具は半分以上は飾り

「れいとうこできがえようかな?」

イスは座れるし、扇風機はちゃんと動く、ゴミ箱は物を捨てられるなど、もちろん機能を持った家具は存在する。が、そのほとんどは飾りである。

例えば電柱を引かなくても家電製品は動いているので、風力発電もソーラーパネルも飾り。自販機もジュースが買えたりすることはない(そもそもジュース関連のアイテムがない)。そしてなぜか冷凍庫で服が着替えられる。

本当に必要なのはDIYに必要な作業台と見た目を変更できる鏡くらいである。後は島や家の評価を上げるために必要なだけ。

家具の色について

どの物品がリメイク可能か分かりにくい。

明らかに色を変えられそうな物でも、リメイク出来ないことが多い。例えば自販機だが、僕の島では緑色の物しか販売されていない。リメイクが出来るようだが、変わったのは広告欄だけ。本体の色を変えたければ他の島から別の色の自販機を輸入するしかないようだ。

Amiiboありきのどうぶつ誘致

現時点で入手困難になっているAmiiboカードを使わないと、狙ったどうぶつを住人にすることが困難である。

運良く気に入ったどうぶつがキャンプに来ていても、交換できる住人はランダムなので、出て行って欲しくない住民が選ばれると、どちらかを諦めるしかない。

住民が自発的に出て行くイベントも用意されているが、やはりこれもランダム。辛抱強く嫌いな住人が出て行くのを待つしかない。

橋や坂、住居等の移転がとても面倒

例えば橋や坂を別の場所へ動かしたい時は、

撤去(10,000ベル)>1日経過>設置(98,000~228,000ベル)>1日経過>完了

と時間と大金が必要だ。また住居は撤去ではなく別の場所に移転と言う形になるが、前の場所と重なって指定出来ないため、

一時避難場所へ移転(50,000ベル)>1日経過>目的の場所へ移転(50,000ベル)>一日経過>完了
(注:自宅の場合は30,000ベル)

と、1マス2マスの細かい微調整にもやはり相応のコストが掛かる。

これらの部分のリアリティを面白いと思うかは人それぞれだが、面倒で仕方なかった。リアリティは大事だが、それがゲームとして面白いのかは別問題で、ストレスが溜まりやすい要素は極力排除して欲しかった。

前述でも少し触れたが、Switch本体の時間を未来へ変更することで、瞬時に完了するが、これは推奨された遊び方ではないことは間違いない。

島クリエイトの使い勝手の悪さ

「間の緑色の草地がどうしても見えてしまう」

一気にローラーで塗りつぶすようなことが出来ず、ちまちまと1マスずつ塗らなくてはならない。また塗りと削除が同じボタンなので、間違えやすいのもよくない。神視点で上からサクサク作業出来れば良かった。これは面倒くさい。

また家や案内所などと道路の隙間に草地が残るのも、中途半端でイマイチ見た目が良くない。マイデザインで工夫すればある程度は誤魔化せるかもしれないが、こちらで塗った場合は、プリセットの道路と違い、Yボタンで簡単に消せてしまうので、誤爆が怖い。

SNS利用が前提のマイデザインの共有

「スーパーキノコ」

「スーパーキノコ」
作者ID:MA-8528-9163-3129
作品ID:MO-QBVS-XRTG-DVFV

マイデザインを取得する方法は、作者IDか作品IDを入力する必要がある。自由にゲーム内で検索したりすることが出来ず、SNSやwebなどを介してやってくれということなのだろう。

おそらく低年齢のユーザに相応しくないデザインを投稿される可能性があり、それを任天堂側で管理しきれないので検索機能を設けなかったのではないかと。

サブユーザーの島共有問題

1つのSwitchを家族で共有した場合には、1つの島だけだと様々な問題が発生する。

まず資源が共有されているので、1日で取得できる資源の量が限られていること。 先に遊んだユーザーが果実や石などの資源を取り尽くした場合、後で遊ぶユーザーはそれら資源を取得できない。

また島の発展に関わるメインクエスト的なものは、島の代表、つまりメインユーザーしか進められない。サブユーザーの方はメインユーザーに比べて出来ることが少なくなっている。

個人的には今の島を置いといて、別の島を作ってみたかっただけに、残念である。今のところ、別の島を作るにはもう1台switchを買うしかない。

総評

さて、そもそも論として「どうぶつの森」とは、これの一体何が面白いのか。

このゲームは詰まるところ、「ゴッコ遊び」である。

シルバニアファミリーという株式会社エポックが出している人形とドールハウスのシリーズがあるが、まさにあれをゲームに持ち込んだ感じだ。

つまり、

  • 自分だけの家や島といった環境を作る
  • 好きな服をコーディネートとして着る
  • 家具や服などのアイテムを集める
  • どうぶつたちと楽しい時間を過ごす

が、どうぶつの森の根幹である。これらの項目の大半を満たす人にとって、確かにこれは面白いのだろう。

ただ遊んでいる時に、前述の操作性やシステム上の問題点が気になってしまった。細かく言えばまだまだある。

  • アサリをまとめて所持出来ない
  • ワンボタンでたぬきマイレージ+にアクセスできない
  • 購入済みの家具かどうか店で判断できない
  • 買い取りボックスの手数料が高くて使い勝手が悪い
  • 試着室で同じ部位をまとめて買えない
  • 家でDIYする時に収納スペースの素材が使えない(いちいちポケットに移動が必要)
  • どうぶつたちとの会話のバリエーションが思ってたより少ない

挙げればキリがない。製品をデバッグした際に誰もツッコまなかったのか。主にターゲットにしている女性や低年齢層なら、気にならないかもしれないが。とにかくストレスが溜まりやすい箇所が多い。

細々とした問題点が解決されれば、もっとどうぶつの森の魅力が伝わってくると思う。ただ今のところは、世間の高い評価ほど面白くはなかった。

もちろん、僕自身が普段遊んでいるジャンルが違うので、誰も死なない傷つかない、この緊張感のない世界そのものに、合ってないと言えばそれまで。でも遊んでみて、惜しいと思える何かは感じ取れたから、レビューしてみようと思ったわけだ。

追記(2020-05-05)

石や果物、貝殻を集めていて思ったこと。

Age of EmpiresみたいなRTSみたく、どうぶつの住人たちに仕事を割り振れたら面白かったかもしれない。

住民たちが協力して、島を開拓する感じが皆無で、自分一人だけが働いている感じ。

ゲームしているはずなのに、集めるのが苦痛なのはダメ。

一方でゼルダの伝説 BotWは素材集めるのが楽しかった。同じ任天堂なのにどうしてここまで違ってしまうのか。

コメントを残す