アガサ・クリスティの代表作「スタイルズ荘の怪事件」の勧め

スタイルズ荘の怪事件 ポアロシリーズ (クリスティー文庫) | アガサ・クリスティー, 矢沢 聖子, 聖子, 矢沢 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

アガサ・クリスティの名作「スタイルズ荘の怪事件」を紹介する。

あらすじ

ヘイスティングズ大尉は傷病兵として休養していた。

療養を終えたのち、知人だったジョン・カヴェンディッシュに誘われて、彼の義母エミリー・イングルソープが住むスタイルズ荘で残りの休暇を過ごすことになった。

しかしある夜中、エミリーは毒によって死亡してしまう。

ヘイスティングスは近くに偶然亡命してきていた友人のエルキュール・ポアロに、捜査を依頼する。

ポアロは元々ベルギー人で、凄腕の刑事だった。

ベルギーから亡命した際に、亡きエミリーの援助を受けてスタイルズ荘のそばで暮らしていた。

友人ヘイスティングスからの依頼があっただけでなく、世話になった恩に報いるべく、不慮に亡くなった真相の調査する。

なんでポアロは亡命してきたの?なんか悪いことをしたの?

作品が公開された年は1920年。つまり第一次世界大戦が終結した直後なのだよ。第一次世界大戦において、ベルギーの領土はほとんどがドイツ軍によって占領されてしまった。だからポアロも亡命してきたんだ。

自分の国から逃げ出さないといけないなんて…。ヘイスティングス大尉の怪我もそうなのね。本当に戦争って最悪だわ。

その通り。平和が一番だよ。

感想

典型的な推理小説って感じやな。犯人が誰か想像しながら、読んで楽しむのは面白いわ。もう一度読み直して気付くこともあるから、二度楽しめるからお得やん。

そうそう、まさに推理小説の入門に相応しいね。またエルキュール・ポアロの初登場という事もあって、シリーズを読み始める、既に他の作品を読んでいる人にも、ぜひ勧めたい作品でもあるのだよ。

ヘイスティングス大尉も完全にポアロを信じてないところがあって、初々しい感じがまた新鮮だね。

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