PSYCHO-PASS 3(+FIRST INSPECTOR)

アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』公式サイト

サイコパス3とその劇場版を見たので感想を書く。

あらすじ

2期終了後から5年が経過した2120年が舞台。常守朱(つねもり あかね)はある事件で勾留中。また執行官だった宜野座伸元(ぎのざ のぶちか)と須郷徹平(すごう てっぺい)、帰国した狡噛慎也(こうがみ しんや)は外務省行動課に配属されている。

そして3期では、常守朱に推薦された慎導灼(しんどう あらた)と炯(けい)・ミハイル・イグナトフの2人の新人監視官が主人公になっている。慎導は父が、イグナトフは兄が共通の事件に巻き込まれ、真相を突き止めるべく、動き出す。

良かった点

サイコパスシリーズ共通なのだが、近未来SFであり、同じProduction I.G制作の「攻殻機動隊」に続く作品として楽しめている。

ただ攻殻機動隊と違って、心理状態を常に計測されて未然に犯罪防止する世界になっており、ディストピアのような世界観が、本作を個性的させ、また他のSF作品との差別化に貢献している。

課長に昇進した霜月美佳(しもつき みか)の内面的な成長?が見られたのも良かった。

悪かった点

常守朱の勾留理由

全く説明なし。視聴者としてはなぜ勾留されているのか、3期を見ていて最も知りたかったはず。劇場版でも語られることなく出所した。

慎導とイグナトフの事件

未解決。父親の慎導篤志の死因はもちろん、本当に亡くなったのかも不明。続編に続く。

メンタリスト(笑)の慎導

今までは刑事ドラマとしてもサイコパスは楽しめたのだが、今作は慎導の超能力によって事件が解決する。

性格的にとぼけた面白いキャラクターだけに残念。

あまりにも弱すぎるロボット

今作は人型ロボットが多数登場した。ドミネーターや重火器でやられるのは仕方ないにしろ、生身(+義手)の人間に負けるのは謎。

歌うアイドル都知事

アイドルが都知事に当選するのは近未来の時代背景としては理解出来る。しかし信仰特区新設説明会でアイドル衣装で歌い出すのは痛々しい。当然彼女の反対勢力は若さを糾弾することを考える訳で、そうした行動はリアリティに欠けている。

せめて何らかの主張が欲しい。でないとただの馬鹿なパーリーピープル

感想

続編を作る気満々なのは良いけど、見ている視聴者を消化不良にさせるのは辞めてほしい。

恐らく1期は売れるかどうか分からないから、打ち切っても良い終わり方でちゃんとまとめていた。売れると分かったら、次々続編が見たくなるように未解決の内容を残す。最近の商業作品によくある典型的な傾向にハマった作品だと言える。

そういう作品を見ていると、さっさと終わって欲しいと思う。好意的に続きが期待出来る作品を作って欲しい。

サイコパスはイケ

ロボットの風上にも置けないクズ鉄ドモメ!!生身の人間に破壊されるなど、産業廃棄物も同然。T-800のネジを煎じて飲メ、ペッ!

あ・・・、うんうん、そうだよね。

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