これぞまさに縦社会、映画「プラットフォーム」

その“穴”は世界を変える! 映画『プラットフォーム』予告 – YouTube

プラットフォーム (映画) – Wikipedia

Amazon Prime Videoでふと目に止まって、最後まで見てしまったので感想を書く。

Amazon.co.jp: プラットフォーム(字幕版)を観る | Prime Video

スペインのホラー映画らしい。

あらすじ

ゴレンは目が覚めると、コンクリート製の正方形の部屋にいた。

中央には大きな四角の穴が開いており、上の階にも下の階にも同様の部屋がある。

部屋の反対側には老人トリマガシがおり、ここが48階(下が49階、上が47階)であることを知る。

老人と話し終えると、上からリフトが降りてきて、たくさんの料理の食べ残しが置いてあった。

トリマガシは貪りつくようにその残飯を食べ始める。

ゴレンはそれを悍ましい様子で見ている。

ルール

入る前と出た後

  • 年齢が17歳以上であれば誰でも入所出来る
  • 面接を経て自主的に入る人と犯罪を犯して入る人がいる
  • 外部から好きな物を一つ持ち込める
  • 入る前に好きな食べ物を聞かれる
  • 一定期間が過ぎると認定証(市民権的なもの?)が貰えて外に出られる

部屋について

  • 月の初めには部屋に2人いる
  • 月の最後はガスで眠らされて次の部屋に移動させられる
  • 部屋(階)はランダムで決まる
  • どの部屋も構造は同じ
  • 同室の人が死亡すると別の人が割り当てられる
  • 部屋の人数に制限はない

料理(リフト)

  • 0階のリフトに大量の最高品質の料理が置かれて下降する
  • 1階の住人から順番に好きなだけ食べていく
  • 一定時間が経過するとリフトが下降する
  • 食べ物を部屋の中に残しておくと部屋が過熱もしくは冷却されて死ぬ
  • 水の制限はない
  • 下層(だいたい100階以下?)は料理が残らない
  • リフトを使って下の階に移動することが出来る
  • 上の階へもロープと上階の住人の協力が得られれば可能

感想

世界の不条理な食糧危機を、奇妙な建物に凝縮した風刺的な作品だと感じた。

現実の世界と違うのは、どんな人種や立場であれ、ランダムで次の階が決まること。

一人一人が贅沢をせず、一人分の食料のみを食べることで、下層の多くの人が救われる。

しかし下層の人がそのことを指摘しても、上層の人は無視し、唾を吐きかけ、糞を落とす。

虐げられた下層の人々は次第に人間性を失う。

映画の最後については賛否が分かれるだろう。

ただ現実社会と同じく、子供が餓死するというメッセージがどのような結果を生むのかは、まだ分からないことを示唆しているのではないかと。

不条理で特殊な環境を題材とした娯楽作品でありながら、メッセージ性の強い作品がこの「プラットフォーム」なのだろう。

正直なところ、殺人だけでなく食人の描写もあるため、万人向けとは言えず、人には非常に勧めにくい。

一方でウクライナへの侵攻によって、一層の食糧危機が迫っている今こそ、見るべき作品とも言えそうだ。

大量の食料ロスを引き起こす某五輪や企業、大食い企画や食べ物を粗末に扱うテレビ番組やYoutuberなどの関係者は見るべき。

サムネイル

舞台となる部屋

塩を持ち込めば保存も利くし有利だと思ったが、入る前にこの状況を知る手段がないから、何かしら保存食を持ち込む人はいなかったのだと思う。

取りあえず今後、何か一つ持ち込めるというシチュエーションが発生したら、塩を持ち込もうと思う。

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