2022年製スーパーカブ110プロ(JA61)のオイル交換をした記録

エンジンオイルを交換するために用意した物(写真に写っているドレンパッキンはスーパーカブ110プロには不要)

1,000kmは初回点検も兼ねて、購入した店に持ち込んでお願いした。

そして今回、走行距離3,000kmに到達したので、自分でエンジンオイルを交換してみることにした。

動機

一度は自分でオイル交換してみたかった、興味があったのと、少しでも安く済ませたいという思ったから。

用意した物

一覧

  • Honda純正G1オイル(G2でもG3でもお好きに)
  • オイルジョッキ(他に代用可能)
  • パーツクリーナー
  • オイル処理箱(車体下に入るように低めで口が広い物)
  • レンチセット(元々持ってた)
  • 使い捨てビニール手袋
  • 雑巾やキッチンペーパー

ドレンパッキンが必要だと思ってたが、それは他のカブでの話。

間違って買ってしまったので、クロスカブに乗っている親族に譲るつもり。

G1オイル

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人によっては、G2やG3の方が良いなどと、好みが分かれる模様。

性能の良い高価なオイルを使うのもよし、安いG1を1,000kmごとの短い距離で交換するという人もいる。

僕はバイク屋に言われた通り、2,000kmごとにG1で交換していくつもり。

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オイルジョッキ

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800mlを計れるタイプを探して見つけたのがコレ。

1Lタイプは100cc刻みでメモリが付いている。

ただ実際に給油して思ったのは、別にペットボトルや100均で売ってる軽量カップでも良い。

1Lのペットボトルに800mlの水を入れて、マジックで線を引けば十分使える。

確かにオイルジョッキの方が入れやすいのだが、終わってからの保管が面倒だと気付いた。

ペットボトルであればキャップを締められるし、最悪汚れても捨てるという選択肢が取れる。

とりあえずせっかくオイルジョッキを買ったので、長く大切に使うことで元を取りたい。

パーツクリーナー

Amazon.co.jp: KURE パーツクリーナー 金属パーツ洗浄剤 840ml 1422 : 車&バイク

ドレンキャップやスプリング、フィルターの洗浄に使う。

オイル処理箱

ホームセンターの方が安いと思うので、Amazonやヨドバシカメラなどの通販よりそちらで買った方が安い。

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車体下部に置いて直接オイルを吸い込ませたい人は、なるべく低くて広い物が望ましい。

レンチセット

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上記のレンチセットのように、先端が曲がっているタイプの方が作業しやすい。

僕が元々持っている工具はこれほど曲がっていないので、ちょっとだけ作業しにくかった。

あと、ドレンキャップが硬く締まってたので、レンチは長い方が緩めやすい。

ドレンキャップのOリング(今回は未購入)

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オイル交換時に絶対に交換する必要はなさそう。

ただ安い物なので、次回は交換しても良いかもしれない。

作業

エンジンの暖気

冷えた状態ではスムーズにオイルが抜けない。

外気温にもよるが、1~2分ほどエンジンを動かして暖めておく。

あまり暖め過ぎると、オイルが熱くなりすぎて、手に掛かった時に火傷をする可能性がある。

冷えた状態でも交換は出来る(スムーズに出てこないだけ)ので、少し暖めるくらいの気持ちで良さそう。

僕の場合、作業の少し前まで乗っていたので、暖気する必要はなかった。

直前まで乗っていた場合だと、くどいが熱くなりすぎているので、気を付けて欲しい。

ドレンキャップを外す

エンジン下部にあるドレンキャップ
オイル処理ボックスの設置

ドレンキャップは通常のネジと同様に、反時計回りで外れる。

しかし裏向きに取り付けられている点に注意したい。

つまり車体右側から見下ろして作業する場合、レンチを当てた後、車体前方から後方へ時計回りに回すことになる。

結構硬い場合があるので、手をぶつけないように気を付けて欲しい。

僕は後輪のブレーキペダルに思いっきり手をぶつけて痛かった上に、ビニールの手袋が破れてしまった。

ドレンキャップを手で回せるほど緩められたら、ドレンキャップの下側にオイル処理箱を置いてから、取り外そう。

繰り返しになるが、オイルが熱くなっている可能性がある。

極力オイルが手に掛からないよう、最後はレンチで取り外そう。

僕は手で取り外したため、オイルが掛かってしまった。

熱くなかったから火傷はしなかったが、次回からは注意したい。

オイルの受け止めに失敗した図

オイルの出が悪い場合、オイルレベルゲージを緩めると出やすくなる。

完全に取り外してしまうとゴミが入る可能性があるので、緩める程度が望ましい。

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オイル処理箱は最終的に燃えるゴミとして出せる。

詳細はそれぞれの自治体へ確認して欲しい。

パーツの洗浄

ドレンキャップとスプリング、フィルターを、パーツクリーナーで洗浄する。

手が汚れていたため、写真は撮れず。

ドレンキャップを取り付ける

ドレンキャップとスプリング、フィルターを元の位置に取り付ける。

スプリングは両端で大きさが違うため、間違えて取り付けることはないはず。

エンジンオイル給油

G1オイルとオイルジョッキ

説明書によれば、オイル交換時は800ml、オイルフィルター交換時は900ml。

今回はオイルフィルターを交換しなかったので、800mlを入れる。

オイルレベルゲージを取り外し、オイルを注入する。

その後、オイルレベルゲージに付着したオイルを雑巾などで拭い取り、オイルレベルゲージをオイル注入口にねじ込まずに差し込んで、引き抜く。

オイルレベルゲージの上限と下限の間にオイルが付着していることを確認し、取り付ける。

感想

自分でオイル交換をする利点

オイル管理を自分で行う意識が芽生える。

スーパーカブ110プロの取扱説明書にもオイル量の点検の項目があるが、どれほどの人が定期的にオイルレベルゲージを引き出して確認しているか怪しい。

オイルが減っていた場合、故障する恐れもあるため、日頃からのメンテナンスは大事。

また工具などを揃えるために初期費用こそ掛かるものの、今後はオイル+オイル処理箱+αの費用で交換出来るため、1回だいたい1,500円くらいで済む。

多く交換するほど得するので、普段からバイクに乗って長い距離を走る人ほど、安くて手軽に済む。

欠点

一方でオイル交換は手が汚れるし、簡単だが面倒なことには違いない。

バイク屋さんに頼めば、作業時間20~30分、2,500~3,000円ほどで交換してくれる。

サービスの良いところは、タイヤやブレーキといった他の点検もしてもらえるだろう。

バイクに多く乗らないので、年に1回しかオイル交換しないという人もいるだろう。

そうなると、工具など初期費用を取り戻すのにも時間が掛かる。

総評

人によっては、バイクのオイル交換くらい自分でやれと言う人もいるだろう。

しかし別にバイク屋さんに頼むのも問題はないわけで、むしろホンダとしてはそれを推奨している(取扱説明書より)。

少しでも安くしたいとか、興味がある人、オイル交換で自慢したい人以外はやらなくて良い、というか普通はやらないだろう。

自分で今回オイル交換をしてみて、確かに面倒だと感じた。

ただ手順やパーツなどがだいたい分かったので、次回の交換はスムーズに行えそう。

さすがにタイヤやブレーキの交換は難しそうなので、またどこかの節目でバイク屋さんに見てもらってお願いすることになると思う。

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