アガサ・クリスティの代表作「五匹の子豚」の勧め

五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) | アガサ・クリスティー, 山本やよい |本 | 通販 | Amazon

アガサ・クリスティの名作「五匹の子豚」を紹介したい。

あらすじ

エルキュール・ポアロの元へ、カーラ・ルマルションという若い女性が訪れる。

16年前に殺人事件が起きて彼女の父エイミアス・クレイルが殺された。

そして彼女の母キャロライン・クレイルが容疑者として裁判で裁かれ、有罪判決が下った。

その後、キャロラインはカーラが21歳になったら読むようにと手紙を書き残していた。

そこには自分は無罪であると書かれていた。

母の潔白を証明するためにカーラは、ポアロに16年前の事件を調べるように依頼した。

ポアロは真実を見つけるため、当時彼らの家を訪れていた友人や愛人らの話を聞きに会いに行く。

さすがの名探偵ポアロでも、16年前の事件を調査するのは無理じゃないの?

むしろ調査するにあたって、関係者の心理を解き明かすことに重きを置くポアロだからこそ、出来ることなのかもしれないね。

ちなみに「五匹の子豚」って何なの?「三匹の子豚」なら知ってるんだけど。狼に子ブタがみんな食べられちゃうアレ。

全く別の童話だね。ちなみに「三匹の子豚」だが、1匹は助かっている。勝手に全員殺してはいけないよ。

「五匹の子豚」は、マザー・グースというイギリスを中心として広く親しまれてきた童謡の一部だね。イギリスやアメリカでないと、あまり一般的じゃないかも。

感想

売れっ子の芸術家の男を巡って、その妻と新しく出来た若い愛人とによるドロドロとした不倫が見どころやな。

奥さんを目の前にして、愛人の人が旦那さんと結婚するって言い出すだなんて、修羅場過ぎるよ。気まずくて、その場に居られないよ。

それを見て、ニヤニヤしながら酒の一杯でもやれるようになったら、アンタも一人前のオンナやで。

(そんな楽しみ方をする人はキミくらいだと思いたい。)

ともかく、今までの作品の中でも愛と嫉妬が重い作品なので、好みが分かれそうだと思うね。

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