ファンタジーライフについてのレビュー

裁縫師「すべては裁縫師から始まった。」

前世の記憶では「ダークレイス」としてPKに明け暮れる毎日だったので、今回は戦闘に関係ないところから初めてみた。

結局のところエンディングを向かえて、最初に「でんせつ」になったのは傭兵なんだけど(;´Д`)

とりあえず一通りは終わった気がするので感想をそろそろ記しておこうかと思う。

20130223-01「実際の風貌。」

まずストーリーの感想から見ていこう。

メインクエストの最後、エンディングまでたどり着いた感想として、全体的に良く言えば万人向けのほのぼのとした展開、悪く言えば幼稚だとも言えなくもない。

人が死んだり、絶対的な悪人(【ネタバレ注意】ラスボスがいなかった!)も出てこず、人によっては物足りなく感じるかもしれない。

個人的にはこういう平和なお話も悪くないのかなと思っている。

…まぁそう思うのも前にプレイしてたのが「ダークソウル」だったから仕方ないのかもしれない。

DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITIONが発売されたので。

ストーリー自体、夢も希望もない真っ黒展開だし、NPCもペトルスとかロートレク、パッチ辺りなんかそれぞれ個性的であくどいキャラクターばかりだったから(;´Д`)

そういう意味でもファンタジーライフはダークファンタジーの反対を行く王道ファンタジーと言えるのだろう。

 

ゲームシステムとしては、クエスト受注方式の古典的なタイプ。

頼み事を受ける->達成する->報告する

を繰り返すことで、ストーリーを進めたり、職業(以下ライフ)の達成度を上げていく。

○○を何匹倒すとか○○を何個納品するとか作業感がたっぷりなので、人によってここで向き不向きが出てくると思う。

このタイプはドラクエとか他ゲームでやり尽くした感があるので苦手というか嫌いだった。

ただ、フィールド上にどう見ても現在の戦力で倒せないボス級のモンスターを配置してくれてたのは良かった。

一度、「イネムリドラゴン」という序盤に出てくる赤いドラゴンに喧嘩を吹っ掛けて、見事に敗走を余儀なくさせられたのは、モチベーションの維持に繋がった。

だって与ダメージがとかどうしろと:(;゙゚’ω゚’):

そういう挑戦的なモンスターを見るとついつい倒してみたくなってしまう( ´,_ゝ`)

装備によって見た目が変化するのもGood。

ただ後半の鎧がほとんど色違い手抜き感が半端ないのが残念で仕方ない。

戦闘に関してだが、アクションRPGなので聖剣伝説やダークソウルのようにプレイヤースキルキャラクターステータスが重要になってくる。

どちらかと言えば、キャラクターステータスの方が重要、前述のとおりステータスが足りてないと与ダメージがとかになってしまう。

ヒットアンドウェイも可能だし、回復薬に頼りながらのゴリ押し短期決戦も可能。

ボタン連打かと思いきや、ちゃんとタイミング良く押さないとコンボが成立しない(=高威力にならない)システムである。

そのおかげで戦闘に関しては飽きることなくプレイ出来た。

 

このゲーム最大の特徴がライフである。

職業・クラス・ジョブなど他ゲームでは様々な名前が付いているのだが、 他ゲームとの大きな差を取り上げるとするなら、戦闘となんら関係ない職業が多数存在するのがポイントだろう。

実際に戦闘に関わるものとして、

  • 王国兵士(片手剣+盾)
  • 傭兵(両手剣)
  • 狩人(弓)
  • 魔法使い(杖&魔法)

4つだが、マップ上のオブジェクトから素材を回収するライフとして、

  • 採掘師(鉱石・宝石・化石全般)
  • 木こり(木全般)
  • 釣り人(魚全般)

3つや、それらを加工してアイテムにするライフである、

  • 料理人(一時ステータスUPや回復に使える料理系)
  • 鍛冶屋(金属製の武器・道具と防具全般)
  • 大工(木製の武器・道具と木材関係の家具)
  • 裁縫師(衣服と布関係の家具)
  • 錬金術師(薬系全般)

5つに分けられる。

つまり、戦闘しなくても(=戦闘系の職業に就かなくても)ゲームを楽しむことは可能であるというのが今作の大きな特徴だろう。

公式HPには少なくともそのように書かれている。

楽しみ方ガイド|ファンタジーライフ

しかし、その職業を最後まで極めようとするなら詰んでしまうことが必死。

例えば採集系ライフの場合、どうしても敵モンスターの存在するエリアで、素材の回収を行わなくてはならないが、敵モンスターを一掃出来る戦闘力があるかどうかで、やはり回収難易度は変わってくる。

また加工系ライフも最終の生産品では、ボスクラスのアイテムが大抵必須になってくるため、オンラインでアイテムの交換を行わない限り、自力での獲得を行わなくてはならない。

このあたりの問題はネットワークプレイの充実で何とかして欲しかったが、アイテムの受け渡しは2013/02/23の現在はすれ違い通信によるプレゼントがいいところで、基本的にローカルプレイがメインになっている。

故にソロプレイヤーは一つの職業に固執するよりも、複数職業(戦闘職はもちろん含む形)でプレイしたほうがより効率的かつ最後までプレイしやすくなる。

自由さを訴えている割には、そこが今ひとつ残念でならないが、今後の大型アップデートが計画されているので、ネットワークプレイの充実はもちろん、装備品の新規追加(まずあると思うが)や、やり込んだ人向けのレベルキャップ解放にも期待したい。

大型追加コンテンツを発売決定!|ファンタジーライフ

 

ちなみにオススメのライフは「傭兵」+「採掘師」+「木こり」+「鍛冶屋」+「大工」。

理由。

  • ステータスの割振りを「」と「丈夫さ」に絞ることが可能(=それでいて上記ライフにてステータス補正が期待できる)。
  • 戦闘職での傭兵回復薬がほぼ必須ではあるものの、高火力でより上位モンスターも狙っていける。
  • 道中の採掘&木の採集スポットを効率的に回収出来る(採集は別の職業の時でも可能で、なおかつクエストも同時進行出来る)。
  • 鍛冶屋大工を育てておけば、各種ライフで必要な武器と防具、道具を自前安上がり)でなおかつ高品質高性能)なものを作成出来る。

どの職業を選んでも基本的にはエンディングはまず問題なく到達できるし、レベル35まで上げられたら、ステータスの振り直…いや何でもない。

そう勧めつつ、エンディングを迎えた際には実は狩人だったので、効率など考えずに自分の好きな職業をちまちま発展させた方がこのゲームの趣旨に合っているけどね(´∀`)

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