F-91Wという最高のコストパフォーマンスを誇る時計について
F-91Wの評判が良かったので、試しに買ってみた。
試しに買えるくらい安いのが最大の売り。
F-91Wを知った理由
前にイギリス人のToby Wagstaff(トビー・ワグスタッフ)氏が、庭で子供の頃、約20年前になくしたF-91Wを発見したことでネットで話題になった。
泥塗れの状態で見つかり、時間は7分遅れ、そしてバックライトは死んでいたものの、それでも腕時計として十分動いていたそうだ。
今でも売られており、価格は何と2,000円(昔はもっと安かったそうだ)。
たぶんコストパフォーマンスでこれに勝てる腕時計はないだろう。
感想
値段自体は凄く安いので、傷付いたり、壊したりする可能性がある過酷な環境(または人)でも、気軽に見つけられる利点は大きい。
ボタン電池も7年持つらしく、繰り返しになるが費用対効果という面で飛び抜けて優れた時計と言える。
G-SHOCKにはないコンパクトさも魅力かもしれない。
女性はまず着ける人はいないだろうけど、重くてゴツい時計が苦手な人や、子供には合ってる。
最近の子供は腕時計なんて着けないかもしれないが。
逆に言えば、軽さ薄さ小ささは、チープカシオの名に違わず安っぽい。
重厚感のあるG-SHOCKを愛用している人からは不満が出そう。
あまり身につけてウキウキするタイプの時計ではない。
個人的に一番残念だったのはライトで、左側にあるLED?が液晶を照らす方式のようで、お世辞にも明るいとは言えない。
暗い中で、この明るさは見えにくい。
質素さを追求した一品であり、人を選ぶのは違いない。
このシンプルさは嫌いじゃない。
追記
時刻のズレ
時間のズレは1日1秒くらいで1ヶ月30秒ほど。
月に1回は時刻調整がいる。
風呂用に
様々なところでお風呂も大丈夫という報告があった(当然、自己責任だが)ので、スーパー銭湯に着けたまま入ってみた。
結果として、薬浴やジェットバスなど1時間近く入っていたが、問題なく動作している。
一応確認ではあるが、カシオの公式HPでは生活防水とある。
想定としては、「洗顔、雨」であり、風呂はそれを上回る環境であり当然難しい。
【e-casio】防水時計の取扱注意事項と手入れは? (製品のお取り扱いについて).
しかしF-91Wの最大の魅力は値段が非常に安いことで、壊れる覚悟で使うなら問題ない。
これからもガンガン風呂用として使っていこうと思う。
余談として、強力な防水機能を持つG-SHOCKなどにも言えるが、絶対に水中でボタン操作をしてはいけない。
この前、CASIOの修理会社に行ったときに、別のお客さんが窓口でそんなことを言われていた。
ボタンを押すと、内部に水が侵入するようだ。