エルデンリング ナイトレイン(Elden Ring Nightreign)はクソゲーか?(感想・レビュー)

エルデンリング ナイトレイン(Elden Ring Nightreign)

トロフィーをコンプリートしたので、感想を書き直した。

筆者の経験

  • デモンズソウル
  • ダークソウル【トロコン】
  • ダークソウル2【トロコン】
  • ダークソウル3【トロコン】
  • ブラッドボーン
  • SEKIRO
  • エルデンリング【トロコン】

白、青、赤霊を満遍なくプレイして、闘技場もだいたいやった。

そんなに上手くはない。

ナイトレインとは?

ELDEN RING NIGHTREIGN ゲーム紹介トレーラー【2025.5】 – YouTube

エルデンリングの派生作品。

従来のキャラメイク+レベルアップ要素はなく、固定キャラ+出撃ごとにレベルリセットになっている。

のんびりマップ探索するというよりは、バトルロワイヤルゲームによくある範囲が狭まっていくタイプ。

とにかく素早く行動することが求められる。

効率よく各地点を回って敵を撃破し、アイテムを回収していく。

ゲーム内の時間で3日間戦い続け、その日の夜ごとにボス戦になる。

  1. 1日目マップ探索
  2. 1日目ボス
  3. 2日目探索
  4. 2日目ボス
  5. 3日目(夜の王戦)

また従来作品と違い、PvP(対人戦)はなしで協力プレイのみである。

基本は3人で遊ぶことが想定されているが、シングルプレイでも遊べる。

良かった点

緊張感

今までのソウルシリーズで培われてきた緊張感のある戦闘が楽しめる。

毎回LV1からのスタートなので、レベルを上げすぎてヌルゲーになることがない。

LV1では雑魚兵士にすら、油断していると負けてしまうくらい貧弱。

各ボスの強さがバラバラなのも、ソウルシリーズならでは。

どのタイミングで撃破するか、またはしないかの選択も重要になってくる。

探索と戦闘

ひたすら探索と戦闘を繰り返すため、出撃している間はやることが多くて非常に濃密なプレイになる。

とにかく忙しいため、RTAなどが好きな人には向いている作品と言える。

最初はじっくり探索できないことがとてもストレスだった。

ただ繰り返し出撃する中で新しいルートの構築に繋がることもあって、本家エルデンリングとは違う楽しみ方を見つけられる。

マルチプレイの面白さ

本家エルデンリングと同様、やはり協力プレイは面白い。

野良パーティならではの難しさや、そこから来る達成感は素晴らしい。

もちろんフレンドとの固定パーティも楽しい。

本作では侵入プレイがないため、対人戦を毛嫌いしていた人にも向いている。

定期的に強化版の夜の王が実装されており、一定期間はオンラインに人がいる状態が保たれていることも良かった。

ゲームにおける時間の表現

昨今では当たり前のように、ゲーム内での時間表現が行われるようになってきた。

エルデンリングでも時間は存在したが、ボスが出現するかしないかというフラグでしかなく、面倒くさい要素だと感じていた。

ナイトレインにおける時間はまさに「その日の残り時間」であり、暮れる空の様子を感じながら残り時間を察することも、重要なポイントになっている。

今までやってきたゲームの中でも、上手く時間表現をゲームに取り込んだ希有な例と言えそうだ。

悪かった点

拘束時間40分

これがかなりキツイ。

マルチプレイでポーズ機能がないのは仕方ないが、シングルプレイでないのは不便。

突然の尿意や腹痛でトイレに行きたくなったり、宅配便などの来客が来たり、電話が掛かってきたり、家族に呼ばれたりしたら、それは困る。

難易度

毎回、出撃するごとにLV1かつ脆弱な初期武器を使っていくことになる。

各「夜の王」をクリアするためにはマップを覚え、弱点属性の武器を用意し、効率よくレベルを上げ、操作の習熟度を向上する、敵の動きを覚えることが求められる。

なので下手くそで、理解力や向上心、そして忍耐力に乏しい人が本作をクリアすることは難しい。

特に夜の王に再挑戦する場合でも、1日目からやり直しなので、人によってはやる気がもたずにやめてしまう人もいるだろう。

シングルプレイ

基本的にマルチプレイ向けに難易度が設定されているため、ソロでの攻略は非常に難しい。

敵の撃破効率がマルチに比べて非常に悪く、それゆえレベルが上がりにくい。

ソロだと基本的に1対多の状況ばかりになるため、雑魚からボス戦まで辛い場面があまりにも多い。

また仲間に復活させてもらうことが出来ないため、ミスが大きく響く。

もちろんボスの体力は下げられているため、上手い人ほどソロの方が簡単になる場合がある。

App Ver. 1.01.1でシングルプレイのルーン獲得増加や復活(1回限定)が行われたため、ソロでも遊びやすくなった。

遺物の排出

遺物が終了時にもらえるが、効果が限定的で貧弱かつ、イマイチなものが多い。

出撃時間に見合った成果とは言えず、毎回ガッカリさせられることばかり。

それよりも武器を持ち帰りしたり、初期レベルを上げられるという、次の出撃に分かりやすく確実に恩恵が受けられる要素が欲しかった。

App Ver. 1.01.1で高レアリティの遺物がより多く出現するようになり、各キャラクター専用の効果も出るようになった。

遺物の効果

遺物の効果においてステータスや属性攻撃力の向上など、具体的にどれだけ違いが出るのか分かりにくい。

マスクデータにせず、数値で表記して欲しい。

エンドコンテンツ

極論、ボス8体撃破したら、後は遺物集めだけが残される。

本家エルデンリングは武器、アイテムや魔術、祈祷、遺灰集めや強化など膨大にあったが、それに比べるとあまりに魅力的とは言いがたい。

また遺物は完全にランダムであるため、それを目当てにモチベーションを保つのは難しい。

あくまで出撃そのものに価値を見出せる人でないと、続けられないだろう。

どちらともいえない点

リカバリーの難しさ

ルーンロスト

一度死亡するとレベルが下がり、ルーンもロストする(ただし下がったレベル分を上乗せしたルーンを回収可能)。

マップが縮小中なら回収出来ないことも多い。

前述の拘束時間の割に、道中の救済措置がかなり厳しい。

仲間の救助

倒れる回数が増えるごとに救助に必要な攻撃回数が増える。

これだけならまだ良いのだが、継続的に攻撃を加えないと、救助のゲージが戻ってしまう。

いわゆるゾンビアタックさせないための措置であるため、仕方ないかもしれない。

追憶

Chapterによっては出撃マップ上でのアイテム回収が求められることがあり、時間制限付きで縮小するゲームシステムとあまり噛み合ってない。

マルチプレイだと他のプレイヤーに位置情報が共有されないこともあって、他のプレイヤーに伝えにくい。

ただ難易度の割に得られるルーンが多く設定されているため、パーティ全体としては損しない要素ではある。

そして追憶によっては円卓のマップ上に目標地点が表示されず、プレイヤーが探索しなくてはならないこともある。

これは非常に面倒で、退屈な作業だった。

感想

アップデートファイル配信のお知らせ : ELDEN RING NIGHTREIGN – OFFICIAL SITE | エルデンリング ナイトレイン オフィシャルサイト

ルーン獲得増加によって、少なくともシングルプレイの難易度は緩和されてバランスが良くなった。

高難易度を楽しみたい人は、初心者やボス初見者と遭遇することを目的に遊べば楽しめると思う。

初心者や初見者にとっても、強くて慣れた人がいる方が助かる。

またレアリティの高い遺物が入手しやすくなったこと、キャラクターごとの専用効果が頻出するようになったおかげで、ハズレがだいぶ減った。

今までキャラクター専用効果の出現率は1%程度とそこら辺のガチャゲーよりも渋かったが、アップデートによって3割程度まで出るようになった。

本作に対して当初はかなり否定的なレビューを書いていたが、報酬やソロの難易度が軽減されたおかげで、繰り返し遊びたいと思える仕上がりになった。

初動で諦めていた人は、もう一度遊んで欲しい。

攻略のまとめ

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