PS3がYLOD発症したので修理までの経緯など
ガンダムバトルオペレーションをフレンドとプレイ中、いきなりプスンという音と共に電源が落ちた。
いつものクラッシュかと思ったが、赤ランプが点滅して電源を入れ直しても、緑>黄>赤(点滅)と切り替わって、起動しなくなった。
ネット上で調べたところ、YLOD(Yellow Light of Death)という症状らしく様々な情報が見つかった。
今日は、それについての原因と、セーブデータの復旧、そしてPS3の交換までの話をさっくりと書こう。
YLOD(赤ランプ点滅故障)と応急処置方法 – PS3故障についてのまとめwiki
上のサイトに詳しく書かれているが要約して説明すると、原因はハンダ割れのようだ。
ハンダとは基板に電子回路を固定、通電させるもので、中学校の技術の時間に取り扱った人もいるだろう。
そのハンダが高温と低温を繰り返すうちに、ハンダが割れてしまい通電しなくなったと思われる。
PS3の初期型辺り(60GB・20GB・40GB・80GB)は廃熱が悪く、それだけ高熱を発しているということで、それが熱して冷めてと繰り返した結果がこのYLODである。
問題は突然起動しなくなったため、中に保存されているセーブデータが一切復旧不可能になったということだ。
よって数百時間費やして人間性を捧げ続けたダークソウルや5000戦近くの戦績があるガンダムVSガンダムEXVS、5週目に突入していたドラゴンズドグマなどなど、数々のセーブも水の泡となったわけだうあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ
一応トルネも使用していたが、レコ×トルネとして別のHDDレコーダーで録画していたから、そちらの被害がなかったのは不幸中の幸い。
所詮はセーブなので諦めはつくけど、もし救えるなら何とかしたい。
そう考えて復旧プランを検討していると、どうやらドライヤーで熱してハンダを無理矢理通電させるという裏技があるそうだ。
当たり前だが、危険な行為なので安全を確保した上で自己責任で行って頂きたい。
下手すると保証期間内でも修理を断られたり、また火災の原因にも繋がる可能性は否定できない。
それゆえ詳しいやり方についてはここでは紹介しないので、Google先生やYoutubeの動画などを検索して参考にするといい。
ちなみに私が試した結果、
- 一回目:5分熱して、即起動。10秒ほど稼働するもその後YLOD。
- 二回目:8分熱して、40分冷ましたのち起動。YLODのまま。
- 三回目:5分熱して、即起動。YLOD。
- 四回目:5分熱して、即起動。YLODだったが、本体上部から軽く拳にて継続的に衝撃を与えて続けて電源を投入すると起動を確認。
となった。
ドライヤーも効果あるのだろうが、ぶっちゃけ衝撃(そっと軽く、そして優しく)を与えるのも効果がありそう。
むしろドライヤーなしで叩くのが意外と賢明かもしれない。
当然のことながらYLODに一度発症すると、この方法で回復しても近く再びYLODになることが予測される。
ここまで無茶をして復旧させるのはあくまでバックアップを取るためなのを留意しておきたい。
ちなみにプレイステーションクリニックによれば、
お客様から修理のご依頼をいただいた製品に、稀に電子レンジやドライヤー等を用いた外部からの加熱が原因と思われる本体外装の変形、および本体内部部品の破損・焼損痕が見受けられます。
PlayStation®製品本体への加熱は、故障につながるほか、火災や感電、怪我の原因となるおそれがあります。
と、かなり無茶をした後で修理を出す方もおられるようで(;´Д`)
ちなみに、中のHDDだけ新品のPS3に入れたらいいのではと誰もがふと考えるだろうが、本体と個別に結びついているため、他のPS3でデータを取り出すことは出来ないのであしからず。
回復できたら取り急ぎ、FAT32でフォーマットした2.5インチの外付けHDDでバックアップを取る。
トルネの録画やコピー禁止のセーブデータなど、他のPS3に移動出来ないデータも存在するので事前に確認しておいた方がいい。
PS3® データのバックアップ方法/データ転送方法 | PlayStation.com
あとバックアップ用HDDをFAT32にフォーマットするのに使用したのは以下のフリーソフト。
Fat32Formatter
インストール不要なのでとても使いやすい。
プレイステーションクリニックへの送付はオンラインか電話で申し込む。
プレイステーションクリニックへの送付方法 – PlayStation®3 サポート | プレイステーション® オフィシャルサイト
「アフターサービスのしおり」の添付が必須だが、ダウンロード可能なので印刷するか、指示に従って手書きのメモを加えるといいだろう。
PS3の外箱に入れるのが理想だが、自前で用意した箱でもしっかり梱包していれば問題ない。
7月29日(月)にヤマト運輸で受け取りに来てもらい、その週の土曜日にプレイステーションクリニックから電話があった。
基盤修理で12600円と言われたので、ファクトリーリファービッシュ品と交換してもらえないのかと聞いてみたところ、交換パーツがあるため無理だと言われた。
ネットでも調べてみたが、ファクトリーリファービッシュ品と交換してもらえるケースとしては主に20GB&60GBモデルで、40GBで交換してもらえた人はいないらしい。
PS2との互換性はないわ、後継機モデルに比べて消費電力と廃熱が共に劣る、不遇の40GBとお別れ出来ると思ってたのだが、残念である。
脳裏に一瞬新品を購入しようかと悩んだが、まぁ年末にはPS4が出るし後1年ないし2年耐えてくれればいいかと思って、修理することにした。
それから帰ってきたのが今日8月7日の水曜日、発送から9日後のことである。
ご丁寧にアップデートディスクも添えられていたので、これを使ってHDD(SSD)を初期化して再セットアップしてくれということなのだろう。
だが事前にバックアップ用のHDDの中にアップデータをPCを経由して入れておいたので、使う必要はなかったわけだがな(´・ω・`)
再インストールも画面の指示通りで問題なく済んだ。
ただバックアップからのリストア作業で、初回でメインアカウントの復旧に何故か失敗。
もう一度、リストアを行うことで一応メイン・サブアカウント共に復旧出来た。
原因は不明だが、バックアップ用HDDの中のデータに損傷があったのかもしれない。
現に、カスタムテーマのいくつかが損傷していて使えなくなっていた。
余談。
トルネをインストールしようと思ってPS Storeを覗いてみたらなかった。
忘れていたのだがディスクからしかインストール出来なかったようだ、不便だ。
万が一、ディスク無くしたらかなり厄介。
バトルオペレーションのセーブデータが何故か見つからなかったのだが、これはソフト側でサーバにバックアップしていたのでそこから復旧した。
「セーブデータを新規作成しますか」の後で、バックアップからの復旧の選択肢を選べばリストア出来た。
まとめ。
普段からのバックアップはやはり大切。