2023年4月22日(土)の日誌
明日で1年
「社長の過失責任否定は困難」 捜査は長期化の様相 知床事故1年 – 産経ニュース
日々新しいニュースによって、人々の関心は移り変わり、一つ一つの過去に起きた事故や事件は風化する。
ただ遺族にとっては風化することはなく、この1年どんな気持ちで過ごしてきたかと想像すると不憫に思う。
逃げ続ける社長を見る限り、心から謝罪し責任を取る日が来るとは思えない。
報道に対する圧力?
岸田総理を襲撃した男の人物像、テロの動機について報道合戦が始まった。私はこれらの報道に「売れる」という以外の価値を感じない。
卑劣なテロ行為がなければ、男の政治や選挙制度に対する不満(単なるわがまま)を人々が知ることはなかった。あの男はすでにテロにより目的の半分を達成したと言えるかもしれない。テロが自らの主張を世間に知らしめる有効な手段になってしまったのだ。
ネットニュースの見出しから目に飛び込んでくる男の主張はいずれも奇天烈なもので、人々の支持が得られるとは到底思えない。そこは昨年のケースとは状況が異なる。
しかし、あの男がそうであるように、世の中には常識を逸脱した考えを持つ者もいる。組織や政党の支持が得られないために自らが政治家になれないのは理不尽だと考える人間が一人も出てこない保証はない。選挙に実際に出て国民から完全に拒否されたオウム真理教とも重なって見えるのは不気味だ。
安倍元総理を殺害した男はテロを実行し、統一教会の問題を世に問うことに成功した。我々政治家にも責任の一端がある。二度と同じ間違いを犯さないために何ができるかを考え、行動に移そうと思う。
細野豪志さんはTwitterを使っています: 「岸田総理を襲撃した男の人物像、テロの動機について報道合戦が始まった。私はこれらの報道に「売れる」という以外の価値を感じない。…」 / Twitter
動機の解明がテロを推奨することにはならない。
今後のテロを予防・抑制する意味でも詳しく検証すべき。
むしろそれを妨げることは言論統制に他ならず、政治家がそれを言い出すことは危険そのもの。
容疑者の動機の一部に国民の支持が集まるのであれば(例えば日本の高すぎる供託金)、旧統一教会の問題と同じである。
政治に問題があったと素直に捉えて自浄すべきであり、それを無視することは民主主義に反するのではないか。
テロに対して断罪しつつも、政治の問題点は見直すべき。
今回の事件や前首相射殺事件は今のところ単独犯であるが、将来的に共通の不満を持つ人々が集団・組織化されて、犯行に及ぶ可能性がある。
そうなれば過去の存在になったはずの武装闘争の再来である。