スーパーカブ110プロ(JA61・2022)にG3オイルを注ぎ込んでやった
1回目はバイク屋の走行距離1,000kmでの初回点検で交換、2回目は3,000kmになって自分でG1に交換した。
3回目は6,000kmで交換するつもりだったが、セルモーターの異音が発生しており、オイルの劣化が疑われた。
ゆえに5,200kmくらいであったが、交換することにした。
ちなみに交換するオイルはG3である。
G3にした理由
実際に高級オイルを入れて、どれくらい変わるものなのか、自分で確かめて見たかったからである。
価格としてはG1が1,300円に対してG3は1,800円と、ガソリン1回分程度の差であるため、高級という割には大したことはない。
3ヶ月に1回交換したとしても、年4回で2,000円程度の差である。
しかし本当にその価格差だけの価値があるのか、それが知りたかった。
オイル交換
前回の反省点が記憶に残っているため、スムーズに交換出来た。
前回はオイル処理箱のビニール袋が十分に開いておらず、風でなびいてオイルが飛び散るという失態をした。
今回はビニール袋を折り返して対策した。
作業する際は、耐油に優れたグローブを使用した。
使い捨ての手袋と違って、保護力が非常に高い。
外出先でもいざという時に使えるように、カブプロに積み込んでいる。
ただし公式HPによれば耐熱性はないため、やはりエンジンのアイドリングのし過ぎには気を付けてもらいたい。
アイドリングしないという手もある。
古くなったG1オイルを排出した後、余っていたG1オイルを注ぎ込んで洗い流した。
パーツはそれぞれパーツクリーナーで洗浄し、Oリングも交換した。
その後、ドレンキャップを閉めてG3を注ぎ込んだ。
感想
性能
ネット上では、スーパーカブにG3オイルを使用することでシフトチェンジの操作感が良くなったとか、エンジン音や振動が良くなった(静かになった)という動画やレビューが散見される。
ゆえに自分で試したくなったわけだが、結論から書こう。
違いが全く分からない。
G1とG3を入れたスーパーカブ2台を乗り比べて、オイルを当てるゲームを行ったとして、僕は当てられる自信がまるでない。
それくらいに違いはない。
良くなったという人がいるのであれば、それはG3の性能でなく、単に古いオイルを新しくしたからではないかと思う。
耐久性
とは言うものの、G1は部分化学合成油、G3は100%化学合成油という明確な違いがあり、もしかしたらオイルの性能持続に差があるかもしれない。
現時点ではそれについてはレビュー出来ないので、走行距離が増えた時点で加筆したい。
違いを見つけられるか、自信はないが。
総論
中型や大型バイクなら価値はあるのかもしれない。
ただ今回比べてみて、スーパーカブにG3オイルは、ただの自己満足の可能性が高いという結論に至りつつある。
G1で十分だと思う。
むしろ価格の安いG1オイルを、例えば1,000km~1,500kmといった短い走行距離で、早めの交換した方が性能的にもエンジン的にも結果的に良さそうである。
ただオイル性能が長く持続されるのであれば、G3にも価値があるとは思う。
今後乗り続けて、再びレビューしたい。
セルモーターの異音
最初に書いたセルモーターの異音だが、オイル交換をした後でも発生した。
やはりバッテリーの電圧が根本的な原因だと思われる。
オイルを新しくすることで、セルモーターへの負担が減るかと思われたが、そんなことはなかった。