サーバのリプレイス作業
ハードウェアはゲットしたので、中身をゴチャゴチャと弄ってた。
Ubuntu ServerとCentOSのどちらにするか悩んで、一度はUbuntuをインストールして設定を進めていたが、Debian系とRedhat系の違いが多くて断念。
Ubuntuの方が様々なパッケージを使って見たい時には便利なのだが、いかんせん使い慣れてなくて、新しく覚えるのは面倒になった。
以下は、セットアップした際に転んだ箇所をまとめた。
目次
CentOS6.6インストール
CentOS7をインストールしたかったのだが、DN2820FYKHだとBIOSの問題か、上手くインストール出来ないようだ(試してはいない。)
Intel NUC DN2820FYKH に CentOS 7 をインストールする方法 | 複眼中心
一応、可能らしいが、めんどくさ…もとい、CentOS6.6でもメンテナンス更新期限が、2020年11月30日まで有効なので、特に問題はなさそうだ。
ちなみにUbuntu Server 14.04LTSのサポート期限は2019年4月だ。
インストールは、USBメモリを使用した。
作成には、UNetbootinを用いた。
UNetbootin – Homepage and Downloads
ただ、installation MethodでLocal CD/DVDを選んでも、上手くインストール出来なかったので、ネットワークインストールで対応することにした。
CentOS6.5 ネットワークインストール | 備忘録 | CUMブログ
CentOS6.6なので、
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6.6/os/x86_64/
を入力すれば良いはずだ。
後はウィザード画面通り進めれば良いかと。
インストール時のパッケージの選択で、
- Desktop
- Minimal Desktop
- Minimal
- Basic Server
- Database Server
- Web Server
- Virtual Host
- Software Development Workstation
が選べる。
CUIのみの最小設定ならMinimalだが、今回はGUI環境も欲しかったので、MInimal Desktopを選んだ。
SSHサーバ(OpenSSH)構築
SSHサーバー構築(OpenSSH) – CentOSで自宅サーバー構築
ほとんどここと、秀和システム「CentOS 5で作るネットワークサーバ構築ガイド」を見ながら組んだ。
この場を借りて、サイト管理者様に感謝したい。
鍵は以前から使用しているのを使い回した、クライアントの設定が楽だったので。
ただ鍵をPuTTYgenで作成した場合は、OpenSSH形式に変換することを忘れずにしよう。
これで少し手間取った(´・ω・`)
DNSサーバ(BIND)構築
DNSサーバー構築(BIND) – CentOSで自宅サーバー構築
SSHと同じく。
旧サーバの設定を引き継ぐだけだったので、手動で面倒だったが、問題はなかった。
確認段階で、
# nslookup 192.168.0.7
Server: 192.168.0.1
Address: 192.168.0.1#53
** server can't find 7.0.168.192.in-addr.arpa.: NXDOMAIN
と、内部逆引きテストで失敗。
逆引きゾーンデータベース0.168.192.in-addr.arpa.dbの設定を間違えたのかと思ったが、原因は/etc/resolv.confで、自分自身を指定してなかったこと。
# vi /etc/resolv.conf # Generated by NetworkManager search net nameserver 127.0.0.1
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0のDNS1で自分自身を指定したので、大丈夫だと思ってたのが間違いだった。
# /etc/rc.d/init.d/network restart
も忘れずに。
Webサーバ(Apache)構築
Webサーバー構築(Apache) – CentOSで自宅サーバー構築
これもSSHと同様、参考にさせて頂いた。
特に引っかかったところはなかった。
実はバーチャルドメインを設定していて、裏で別のWordpressが動いてたりする。
メールサーバ(Postfix)構築
ログの送信用に設定した。
eo光環境でPostfixによるOP25B対策。 – LV73.net
過去にOP25B対策の記事を書いていたので、設定はスムーズだった。
過去の自分に感謝せざるを得ない。
DDNS(DiCE)設定
無料ダイナミックDNS(DDNS)サービス – ieServer.Net
DDNSサービスを無料で提供して頂いていることに感謝しながら、DiCEで設定する。
まさかパスワードを忘れるという不手際があったが、Firefoxに履歴が残っていたので、
Firefox > オプション > セキュリティ > 保存されているパスワード
から、確認が取れた、危ない。
DiCEをダウンロード、展開したのち、
# setarch `uname -m` /usr/local/bin/DiCE/diced setarch: /usr/local/bin/DiCE/diced: そのようなファイルやディレクトリはありません
と、言われる。
64bit版だと出てくるようで、
yum -y install ld-linux.so.2
で動作を確認した。
Re: DiCEについて(№1)
日時: 2012/01/27 13:06
名前: stranger
URL: http://ja.528p.com/
32bit版のld-linux.so.2が必要らしいので
yum install ld-linux.so.2
を実行して glibc.i686 と依存関連パッケージをインストールしてみる
ただDiCEの設定を行うにあたって、日本語が文字化けして読めない。
直す方法もあるかもしれないのだが、設定手順を詳しく書いているサイトで適時読み替えながらで設定出来た。
ドメイン名取得(ieServer.Net編) – CentOSで自宅サーバー構築
このあたりはいい加減。
ということで、だいたいの下地はこのような感じ。
長くなりそうなので、Wordpressの復旧作業は次回にする。