「ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人」を読んで
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良い本だと聞いたので読んでみた。
内容
お金持ちになるための思考、特徴について書かれている。
タイトルに付いている「マインド」とあるように、あくまで知恵・精神的な話が中心。
起業しろとかインデックス投資しろというような具体的な話は、触れられている程度である。
一方で貧乏人のマインドについても、対比的に書かれているが本書の特徴とも言える。
まさに金持ちの精神を持てば金持ちに、貧乏人の精神ならいつまでも貧乏人というのが本書の主張だろう。
感想
お金に関する自己啓発本であり、良い意味で一種の宗教と言ってもいい。
信じるものは救われる。
注意しなければならないことは、達成するまでに掛かる時間と労力は分からないということ(当たり前だが)。
数年で結果が出てくる人もいれば、年老いてから目標に到達する人もいるし、もしかしたら死ぬまで達成出来ないかもしれない。
また事件や事故、病気、災害、市場の変化など、予測出来ない要因によって、計画の変更や断念をせざるを得なくなることもある。
それでも実行しなくては、その可能性すら得られない。
本書でも行動することの重要性が指摘されている。
そしてどのように行動すればお金持ちになれるか、方針や思考をまとめてくれている。
間違った行動からは、たいていの場合は良い結果が得られない。
社会人向けの本に見えるが、実は学生にこそ勧めたい本である。
お金に関する話は日本の義務教育にはない内容であり、自分のキャリアに関して考える良いキッカケになる。
若さは行動力であり、多いようで少ない人生の貴重な時間を、上手く使えるようになるかもしれない。