ジムニーを運転してみた感想でも

ジムニー|スズキ

ジムニーXCに乗る機会があったので、今更ながら感想を書く。

なぜジムニー?

長年乗っていたMRワゴンがあちこち経年劣化をしていたので、乗り換える車を探していた。

結果的にはソリオになったが、いろいろと比較検討している時にジムニーの存在を知った。

ソリオ(2023年5月発売モデル・グレードG・5BA-MA27S・ピュアホワイトパール)に乗り換えた話 – LV73.net

もちろんジムニーは町中でよく走っているのだが、興味がなかったので全く意識して見てなかった。

家族が快適に乗れることを優先したため、2ドアでしかも車内が狭いジムニーは真っ先に候補から外れた。

ただ趣味で乗るならいいのではと思った。

現在、原付バイクに乗っているが、中型や大型バイクをステップアップすることを考えていたのだが、バイクは夏や冬がとにかくきつい。

いっそ趣味で乗るセカンドカーとしてジムニーを選んだ方が、エアコンも使えるし快適なのではと思い、興味が持った。

良かった点

外観

今どき、曲線のなめらかな車体が多い中で、角張った無骨なデザインは格好いいと思う。

新車で販売中

実は昔に頭文字Dを見ていたこともあって、トレノやレビンといった旧車が欲しかった時期もあった。

ただ当たり前だが中古車しかなく、そのため価値が上がって価格はめちゃくちゃ高いし、あちこちボロボロだから維持費も掛かる。

結局は割に合わなくて諦めた。

ジムニーは新車で手に入るため、旧車に比べれば購入のハードルが低いと感じた。

悪かった点

乗り心地

今まで乗った車の中でダントツで悪い。

加速してもブレーキを踏んでも、衝撃が大きい。

特に地面からの突き上げが酷く、長時間乗っていると疲れそうだ。

運転手でしんどいと思うのだから、同乗させられた人は気の毒である。

再びソリオに乗った時、まるで高級車かと思うくらい快適だった。

運転席も軽自動車であるため、ソリオよりも狭く窮屈に感じた。

助手席や後部座席も、見るからに狭い。

エンジン音

結構うるさい。

パワー

所詮は軽自動車のターボ。

64PSでは坂道や高速道路で加速性能に不満が残る。

アイドリングストップ

ジムニーでもう一つ不快だったのが、アイドリングストップ。

赤信号で勝手にエンジンが止まって、発進に僅かなタイムラグが生じる。

今までアイドリングストップを搭載した車に乗ったことがないせいか、正直に言って不快だった。

何度もエンジンを再始動することになるので、バッテリーやエンジン周りの負荷も気になるのでアイドリングストップに対して良い印象がない。

費用と納車期間

お世話になっているディーラーに聞いてみたら1年待ちだそうで、だいたいどこで買っても似たような感じになるらしい。

また他の車ではいろいろ割引やオプションをサービスしてくれるが、ジムニーに関してはそれが一切ない。

サービスしたり宣伝しなくても売れるくらい、ジムニーは人気があるとのこと。

なにせ新車よりも中古車が高い状態が続いており、転売目的で買っている人・事業者もいると思う。

燃費

軽自動車なのに、カタログスペックの燃費はだいたい15km/L、街乗りだと10km/Lになりそう。

4WDとラダーフレームが燃費の悪化に貢献している。

総評

ジムニーは北海道や東北のような雪国や林道のような悪路を日常的に運転する人には、確かに頼もしい車だと思う。

ただそれらと無縁な普通の都市部ではその走破性能を活かせず、逆に燃費と乗り心地の悪さだけが目立つ、見た目重視の車とも言える。

基本的にバイクと一緒で、一人乗りが正解だと思う。

間違っても家族や友人を乗せてはいけない。

少なくとも僕には、人が運転するジムニーには乗れないと確信した。

直前に食べたものをリバースする自信しかない。

乗る人と走る環境を選ぶ車だと思う。

乗り心地が悪いことはネットで散々書かれており当然知っていたが、まさかここまで酷いとは思っていなかった。

実際に体験するのは本当に大切で、購入を検討している人は必ず一度は試乗させてもらった方がいい。

今のところジムニーをセカンドカーとして買うかは保留になったが、もし買うとしてもレンタカーでもっと長時間乗り回して判断したい。

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