自由に使えるジブリ作品の画像が提供されるようになった件について
今月から、スタジオジブリ作品の場面写真の提供を開始します – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
スタジオジブリの鈴木敏夫氏の名前とともに、「常識の範囲でご自由にお使い下さい」との文字がある。
常識とは
常識
ある社会で、人々の間に広く承認され、当然もっているはずの知識や判断力。
大辞林 第三版より
常識の範囲でと言われると、困惑する人も多そうだ。
僕が持つ常識の範疇では、
- 個人使用(PC・スマートフォン、ビデオチャットの壁紙や印刷して額縁に入れて飾るなど)
- 健全なBlog(非広告)やTwitterなどのSNSへの添付
- 健全な動画(非広告)に使用してアップロード
は、問題なさそうだ。一方で、
- 政治的利用やアダルト、犯罪を含む動画やサイト等の場所での使用
- 印刷してグッズを販売するなどの商用利用
- 作品を貶めたり、改変につながるコラージュ
- 画像の再配布
だと怒られそうだ。
広告ありのBlogや動画での使用は黒い方のグレーラインだが、常識の範囲と言われれば判断は難しいところである。もし使用する場合は、スタジオジブリから消すように要求されれば当然応じなくてはならないことを念頭に入れておくこと。
スタジオジブリ側はどういった使われ方をされるのか観察して、今後の判断材料にするのかもしれない。
画像公開の経緯
「みんなが知っているから話題になる。誰も知らない作品だったら喜ばないし、誰も使わない」と鈴木プロデューサー。
ジブリが場面写真を無償提供 背景に「作品が消えてしまう」危機感 – ライブドアニュース
ジブリ作品は消えることないだろうと思う人も多いかもしれない。
確かに豊かな田園風景に可愛らしいトトロが出てくる「となりのトトロ」や、戦争の悲惨さを余すところなく伝えてトラウマを植え付けた「火垂るの墓」、ネット上の恒例行事(飽きられつつある?)にまで発展した「天空の城ラピュタ」など、十分後世に語り継がれる名作は多い。
一方で個人的な感想だが、見たもののまったく記憶に残らなかった「ホーホケキョ となりの山田くん」や、前評判が悪すぎて一度も見る気が怒らなかった「ゲド戦記」と全てが名作だったとは言いがたい。
つまり各作品の場面ごとの画像を用意することで、各作品の認知度を高めようという訳だ。ジブリにとっては下手に厳しく規制するよりも、メリットの方が大きそうで好手になりそう。
今後も公開する作品は増やすそうなので、期待して待っておこう。
お母ちゃんがあんな姿になって、うっうっ・・・。
「火垂るの墓」はなかなか衝撃的でしたネ。小学生が見るにはハードルが高いデス。あとニートが見るのも別の意味で辛いデス。
平和学習として、漫画「はだしのゲン」に並んで貴重な存在ですから、大人になるまでに一度は見てほしいデスネ。