EF40mm f/2.8 STMを手に入れたので、EF50mm f/1.8Ⅱと比較してみた
レンズ沼をズブズブとまっしぐらに進んでおります、LV73がお送りします。
今回は携帯性能バツグンの「EF40mm f/2.8 STM」を買ってみた、というか前々から欲しいなーと思ってた。
今回、出張で沖縄まで行く事になったので、便利ズームである「18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」と一緒に持って行こうと思う。
夜の室内撮影時に、明るくて使いやすい単焦点レンズがあればとね(`・ω・´)
実は、単焦点レンズは既にひとつ持ってたりする。
「EF50mm f/1.8Ⅱ」という、Canonの交換レンズとしては1万以下で買うことの出来る、とても明るいレンズ。
明るいレンズ=高いという図式が成り立つ中、それを真っ向から否定するビギナーにはとてもありがたいレンズなのだが、発売日が1990年の12月ということもあり、設計は相当古くなっている。
それではマウント部から見ていこう。
「EF50mm f/1.8Ⅱ」は値段が相当安いだけあって、プラスチック製。
接続に不満がある訳ではないけど、チープさを感じずにはいられないし、耐久性としても不安である。
恐らく大抵の場合、マウントが壊れる前に、内部機構が壊れる方が早いとは思うけどね(´・ω・`)
一方、「EF40mm f/2.8 STM」は金属製。
やはり値段が倍近くするだけあって、しっかりしてる。
厚みについても、「EF50mm f/1.8Ⅱ」の6-7割程度、パンケーキレンズというだけあって薄い。
携帯性に関しても「EF40mm f/2.8 STM」の方が圧倒的に優位。
せっかく単焦点レンズを2つ持っているので、比較してみた。
まず「EF50mm f/1.8Ⅱ」の特徴として、開放(f1.8)よりもf2.8くらいまで絞ったほうがシャープに写るということ。
これは設計の古さが原因かもしれない。
またf1.8の特性上、ピントの合う距離である被写界深度が狭いこともあり、集合写真などでは開放して使うこともあまりない。
手前の人はくっきりでも、後ろの人がボケてたら駄目だからね。
あとはAPS-Cサイズのセンサーのカメラで使用する場合、50mmが1.6倍の約80mmになること。
そして最短撮影距離が0.45mということだ。
この80mmという画角がまた微妙に使いにくく、尚且つ最短距離も長いので近づけない。
電気屋さんでよく進められるレンズだそうだが、私が使う限りでは使いにくさばかり目立つ。
もちろん私の技量の低さというのも指摘されれば仕方ないけどね、でも使いにくい(‘A`)
かたや「EF40mm f/2.8 STM」を見てみると、開放(f2.8)から綺麗に撮れる。
被写界深度もf1.8に比べれば、広くなり比較的扱いやすく感じるし、まるっきりボケてないわけでもない。
APS-Cで使用すると40mmの1.6倍で約60mmと約80mm(50mm*1.6)に比べると広角になっている。
何より大きな点として最短撮影距離が0.3mということ、「EF50mm f/1.8Ⅱ」で寄れなかったのが嘘のように近づける。
また「EF40mm f/2.8 STM」の大きな特徴として、名前にもついているSTM。
Canonの技術、ステッピングモーターが使われており、うっすらとモーター音が聞こえるが、「EF50mm f/1.8Ⅱ」やレンズキットのジーコ音に比べるとかなり静かな部類。
AFの速さとしては、電気屋で数回試した爆速USMやシグマのHSMに比べると遅いし迷うことがあるけど、「EF50mm f/1.8Ⅱ」と比較する分には十分早い。
結論。
「EF50mm f/1.8Ⅱ」を買うくらいなら、「EF40mm f/2.8 STM」を買うことをお勧めする。
未だに電気屋さんでは店員さんが「EF50mm f/1.8Ⅱ」を勧めているのをよく耳にするが、フルサイズ機ならともかく、APS-Cサイズ機なら画角的にとても使いにくい。
室内で撮影する時に近すぎてピントが合わなかったり、また画角に不満が出てくるに違いない。
かたや「EF40mm f/2.8 STM」は画角として使いやすく、近づけるので室内撮影時には大いに役立つだろう。
特筆すべきは携帯性、キャップ+αくらいしか出っ張らないし、何より軽い。
どこにでも持ち運べるし、カバンに忍ばせて、撮りたい時に撮れる。
それがこのレンズの魅力に違いない。
もちろんどっちもCanonのレンズとしては安い部類に入るので、2つとも買うというのも手だが(;´∀`)