淀川河川敷で鴨がいたので撮影した写真など
囲碁のイベントに参加するため、珍しく電車でなく自転車に乗って淀川を下っていた。
そんな中、ふと川の方に目をやると、こんな寒い中でも頑張って餌を求めて鴨が泳いでいたので、触発されてカメラを取り出して撮影した。
写真と共に感想などを書いていこうと思う。
撮影機材は、
EOS kiss x5 + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
という機動力重視のペア。
「静止物を撮る」なら、kiss x5でも十分現役で戦える。
そもそも鴨のいいところは基本的に通年生息し、日本全国どこでも見かけることが出来る。
個人的にオスのオシドリなんか撮影してみたいが、私の領域内で見かけたことがない。
レンズのレビューで撮影されたものを見たが、とても色鮮やかで見事だった。
冬期は西日本にやってくると書いてあったが、今まで遭遇したことがない。
そして彼(彼女)が今淀川の嫌われ者であるヌートリア。
本来は日本に生息していない外来種で、南アメリカ原産だそう。
日本にいるはずのない彼らが、何故淀川にいるのか。
wikipediaでも書いてあったし、以前ニュースでも取り上げられていたので覚えているのだが、彼らの毛皮が軍隊の防寒用として飼育されていた。
が、戦争が終わったため、毛皮の需要が激減、放逐された個体が野生化した。
彼らの何が問題化と言えば、イネやオオムギ、葉野菜を主に食すため、淀川周辺で育てられている農作物が、食い荒らされる被害が相次いでいる。
そのため、ヌートリアは駆除の対象となっている。
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 – Wikipedia
しかし、彼らも彼らなりに毛皮にするために連れてこられたあげくに、解き放たれた訳だから、生存するために必死なのだろう。
人間の勝手な都合が原因であるため、個人的にはとても複雑な心境である。
あと同じネズミ目なのに、ビーバーと扱いが違いすぎる、酷い。
蛍とゴキブリくらい違う気がする…言い過ぎか。
青空をバックに撮ると周辺光量の落ち方が激しいことに気付く。
純正ならカメラ側で自動的に修正が可能なのだけど、他社製はレンズデータが登録されてないので修正されない。
後でソフトを用いて補正すればいいのだけど、もう少しよく調べてみる。
動体撮影を行うとx5のAFの弱さと連写性能の低さが足を引っ張る。
もちろん、撮影者の技術的な問題も大いにある(ぇ
こういう時に7D mark2の性能が羨ましく思う、高くて重たいけども。
トリミング加工済み。
狙って飛んでるシーンを良い感じの構図に収めるのはとても難しい。
長時間粘って、何度もトライしてようやく一枚といったところか。
これもトリミング済み。
ちなみに撮影時に餌付けをしている人がいた。
餌付けに関しては法的な問題はないそうだが、動物によっては残飯を漁りに人間の活動区域に侵入してゴミなどを荒らす可能性もある。
餌付けする人がそれらを考慮した上で行っているのか、甚だ疑問である。
まぁ、カラスや鳩はともかく、鴨が民家のゴミ袋を荒らすシーンは想像できないけども。
ただサギはとても警戒心が強く、餌付けする人間が居ても近寄らない。
孤高、なんと素敵。