超・色鉛筆アート展に行ってきた
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2023年9月9日(土)から2023年11月5日(日)まで、神戸ファッション美術館で「超・色鉛筆アート展」が開催されていたので感想を書く。
目次
アクセス
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電車の場合、六甲ライナーのアイランドセンター駅が最寄り駅になる。
車だと同じ施設地下の駐車場(神戸ファッションプラザ)が1日上限550円(2023-09-09時点)で利用出来る。
バイクの場合、原付までであれば、近くに駐輪場(おそらく無料)があるので、そこを利用すると良いだろう。
中型バイク以上はどこに止めれば良いのか分からない。
前述の駐車場はバイクの乗り入れを禁じている。
休館日
入場チケットに書いてあったので、行って開いてなかったという不幸を避けるために、書いておく。
休館日は月曜日、9月19日、10月10日(ただし9月18日、10月9日は開館)である。
入場
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入場料
一般 | 1,000円(800円) |
大学生・65歳以上 | 500円(400円) |
高校生以下 | 無料 |
神戸市内在住の65歳以上 | 無料 |
詳細は公式HPまで。
館内の撮影について
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写真撮影だけでなく、SNS等への投稿も問題ないらしい。
ただし中には撮影禁止の作品やエリアもあるため、よく見て注意した上で撮影して欲しい。
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閲覧に掛かる時間
早い人は30分、時間を掛けてじっくり観ても90分ほどで全て閲覧出来ると思う。
色鉛筆アート展
個人的に印象に残った物と解説などを挙げていく。
もちろん他にも素晴らしい作品があるので、美術館へ行って直に見て頂きたい。
特に額縁に入った作品は、反射して撮影者が写ってしまうため、ほとんど撮っていない。
また今回出品されている作家の敬称は省略しているのであしからず。
ごあいさつ
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弥永和千
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光にこだわりを感じた作品群で、中でもこの作品が印象に残った。
みやかわ
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トリックアートらしく、見る角度によっては立体的で驚かされる。
何よりコレが色鉛筆なのだから凄い。
ぽんぽん
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家でもポメラニアンを飼っているので、ついつい見入ってしまった。
毛並みを始め、細部まで描写されており、凄まじいの一言。
林 亮太
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何気ない風景だが、色鉛筆ならではの暖かみのある作品だと思う。
トタン板を貼っている民家が、また風情があっていい。
曽我 美香
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アライグマの穏やかで微笑ましい表情がなんとも言えない。
この作品以外にも緻密に虫を描写した物もあって、虫を直視出来ない僕からすれば別の意味でも尊敬する。
ポショワールの版画とドレスで観る アール・デコ期のパリモード
こちらは撮影禁止だったため、文字だけで伝える。
1910~1920年代の版画とドレスの展示が行われていた。
どうやら「超・色鉛筆アート展」とは全く関係ないようで、神戸ファッション美術館が所蔵するものを展示していたらしい。
違う美術館だが、大体のイメージは下のリンク先と同じ。
総評
幻想的なものから、写真と見間違うもの、だまし絵まで楽しめる展示会だった。
ただ展示を見ていて脳裏によぎったのは、画像生成AIの存在である。
AIによって生成された画像と作家が描いたものが区別できなくなったら、作家という職業は成り立たなくなるだろう。
特に写実的な作品ほど、区別が付きにくい。
これからは作家の個性、つまり作風や癖が重要になってくる。
それをどのような形で保護していくのか、非常に難しい問題である。