Amazonのオーディオブック「Audible」を体験してみて
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毎月99円で3ヶ月間体験できたので、その感想を書く。
目次
Audibleとは?
Amazonが提供している、本の朗読を聞けるサービス。
ジャンルはライトノベル、ミステリー、SF、ビジネスなど多岐にわたり、幅広い層が楽しめる。
良かった点
ながら聞きができる
何かをしながら聞ける点が良かった。
僕の場合、フィットネス中や眠れない時 に活用した。
ライトノベルとの相性が良い
特にライトノベルは相性が良く、アニメ版と同じ声優がナレーションを担当していることがある。
例えば『この素晴らしい世界に祝福を!』では、アクア役の雨宮天さんがナレーターを務めている。
彼女が一人で何役も演じる様子は、新鮮で楽しめた。
映画並みの迫力を感じる作品も
ダン・ブラウンのロバート・ラングドンシリーズ は、想像以上に迫力があり、まるで映画のようだった。
「朗読だから退屈なのでは?」という先入観を覆す出来栄えだった。
悪かった点
聞くシチュエーションの難しさ
何もせずAudibleだけに集中するなら、読書の方が効率的。
また、アニメ化・映画化されている作品なら、視覚情報も得られる映像作品のほうが単純に楽しめる。
ながら聞きがベストだが適した環境が必要で、例えばフィットネスには向いていたが、運転中やブログ執筆中は全く合わなかった(少なくとも僕には無理だった)。
「ながら作業」が得意な人には、相性の良いサービスかもしれない。
男性のみのナレーター問題
男性のみのナレーターによる小説の場合、女性のセリフを男性ナレーターが担当することになる。
男性ナレーターのみの場合、女性キャラクターの台詞が不自然に聞こえることがあり、好みが分かれるかもしれない
それが理由で、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」で有名なフィリップ・K・ディック作品の大半は、聞くに堪えられなかった。
特に フィリップ・K・ディック作品 は、その違和感が強く、聞き続けるのが難しかった。
一方で、女性ナレーターのみの作品は気にならなかった。
個人的な好みだが、理想のナレーター構成は以下の通り。
男女ナレーター>女性のみ>>>超えられない壁>>>男性のみ
図にするとこんな感じ。
結局、ナレーターの演技力に大きく左右されるため、好きな本でもオーディオブック版が合うとは限らない。
活字の表示がない
音声に加えて、文章も表示できる機能があれば、より集中できたと思う。
しかし、現時点ではその機能はないようだ。
月額料金が高い
月額1,500円は高すぎる。
個人的には月額200~300円程度が妥当。
コンテンツ量を考えると妥当な価格と感じる人もいるかもしれないが、個人的には割高に感じた。
Amazon Prime Videoのコストパフォーマンスと比較すると、割高に感じる。
むしろPrime会員なら追加料金なしで一部コンテンツを利用できるべきでは?と思った。
感想
Audibleを続けるつもりはない。
朗読の質は全体的に高いと思うし、好きな本をいつでも楽しめるという意味では、面白いサービスではある。
しかし月額1,500円まで払って、聞きたいと思えるものではなかった。
フィットネス中に使うこともできるが、むしろPrime VideoやNetflixを見ながらの方が楽しめた
Audibleが面白いサービスであることは認めるが、すでに多くのコンテンツを楽しむ手段があるため、あえて追加で契約する必要は感じなかった。