エーモンの非常信号灯を買ったので
車用の備品をいろいろ探している途中で見つけた。
せっかくなのでレビューする。
メーカー
エーモンという日本のメーカーで、自動車用品を数多く取り扱っている。
エーモンの由来は関西弁の「ええもん」から来ていると勝手に思っているが、実際はよく分からない。
ちなみにこの非常信号灯は中国での製造のようだ(made in China)。
類似品
ちなみに懐中電灯(ライト)付きの非常信号灯も、同じくエーモンから販売されている。
ただし値段が倍くらい(記事執筆時点で1,200円ほど)するので、好みで判断することになる。
多少高くてもいざという時にライトが欲しいという人はこちらを買えばいいし、ライトはスマホで十分で安い方が良いという人は非常信号灯のみを選べば良い。
電池
点灯させるには単4電池2本が必要。
テスト用としてマクセルの電池が付属されている。
動作
実際に点灯させてみるとかなり眩しい。
そこの黒い部分はマグネットになっており、車の天板上に簡単に固定できるように工夫されている。
発煙筒との違い
発煙筒は有効期限が4年で、期限が切れると買い直さなくてはならない(600円ほど)。
一方、こちらの非常信号灯も600円前後と発煙筒と値段は大差なく、電池を交換するだけで半永久的に使える。
また発煙筒と違い、火や煙が出ないため、火傷などの事故の危険性もほとんどない。
今どき発煙筒を車に付ける理由は皆無だと言えるだろう。
炎天下の車内における電池管理
ただ気になったのは、夏場に車内で電池を置いておいて大丈夫なのかという点だ。
炎天下の車内温度は最大でも55度近くに達することを、JAFが紹介している。
晴天下(炎天下)のクルマの室内はどのくらい温度が高くなりますか? 夏編 | JAF クルマ何でも質問箱
また電池メーカーとしても有名なパナソニックから「保管温度は10~25℃が適切で30℃を超えないように」という、案内を出している。
備えの基本 乾電池 | 電池・モバイルバッテリー・充電器総合 | Panasonic
気になったので、メーカーのエーモンにぶっちゃけて聞いてみたところ、以下のような解答があった。
品番6904非常信号灯につきましては、緊急時に即座にお使い頂けるよう、乾電池を入れたまま車載頂くことをお勧めしております。
ご連絡の通り、夏季の車内は高温となり、乾電池メーカー様も万が一のトラブル防止のため炎天下の車内などに保管しないようご案内されていますが、
実際には様々なご使用環境を想定され、高温での検証および高温で液漏れ等が生じにくいように品質設定をされていることと存じます。
つきましては、海外製電池はともかくとして、国内ブランドの乾電池においては車載におけるトラブルは生じにくいものと考えております。乾電池につきましては弊社で製造していない以上、全くトラブルが無いとのお約束までは出来ませんが、
弊社としましては上記の見解、および製品が必要になった時の状況を考慮し、電池をセットして車載頂くことをご案内しております。エーモンからの返信より
確かに非常信号灯に電池を入れていて、重大な車内トラブルが発生したという話はインターネットを検索しても出てこない。
電池の警告にも、「加熱や火に入れるなどしない」と書いてあっても、「車内に置いておくな」とは書いていない。
もちろん長期間、電池を入れっぱなしにしておくことで他の機器と同様に液漏れするリスクはある。
1~2年ごとに電池を交換するようにしておけば、大丈夫なのではないかと思う。
感想
もちろん使わずに済むのが一番と良い保険的な商品である。
特に高額な商品でもないため、未だに発煙筒を積んでいるのであれば、すぐに付け替えた方が良いだろう。
ちなみに発煙筒は使うことはなさそうだが、捨てるのももったいないので車に保管している。
期限が切れた頃に水の入ったバケツを用意して、一度は使ってみようと思う。