Motorolaのg52j 5G IIの感想を
Pixel 8のサブ機として、g52j 5G IIを購入した。
経緯や感想などを書く。
目次
Motorola g52j 5G II
あらゆるシーンに最適なスマートフォン – moto g52j 5G | motorola JP
発売当初は4万円とエントリーからミドル帯の価格であるMotorola製のスマートフォン。
ちなみにMotorolaは、主に携帯電話やトランシーバーなどの通信機器を製造していたアメリカの企業だった。
過去形なのは一時はGoogleに買収されたが、なんやかんやあって、現在はレノボ(lenovo、IBMからPC部門を買い取った中国企業)の100%子会社になっているから。
つまりブランド名こそアメリカだが、実態は中華製スマートフォンということになる。
g52j 5Gとg52j 5G IIの違い
g52j 5GはRAM(メインメモリ)が6GB、g52j 5G IIは8GBというのが主な違い。
価格差もほとんどないに等しいので、g52j 5G IIを買っておけばOK。
購入した動機
主にバイクや車で、ナビとして酷使しようと思ったから。
落下の危険性があり、また炎天下で紫外線に晒され、充電しながらの運用は、スマートフォンへのダメージが非常に大きくリスクが高い。
高価なPixel 8を消耗させたくないので、多少乱暴に使って故障しても良さそうな端末を探していたら、このg52j 5G IIが見つかったという訳だ。
g52j 5G IIを選んだ理由
Motorolaというブランド(中国資本になったが)、そしてコストパフォーマンスが優れていたから。
AppleのiPhoneを外したのは様々な理由があるのだが、最も大きいのが価格。
円安の影響もあって、一時期に比べてとても高価になっており、価値が見出せなくなっている。
国産Androidスマートフォンは性能の割りに高い。
操作などの細かなサポートが必要な人は国産を買うべきだが、そうでないなら選ぶ理由は乏しい。
GoogleはAndroidの開発元であり、アップデートを含めたサポートにも期待出来る。
しかしこちらも円安のせいで、Appleと同様に安くなくなってきているのが問題。
後は韓国のサムスンやXiaomiを代表とする中華製スマートフォンである。
サムスンはSIMフリー端末の販売が少ないため、そもそも候補にならない(宗教上使いたくないという気持ちもある)。
XiaomiはMotorolaにコストパフォーマンスで匹敵する程だが、中国ブランド丸出しなので個人的に持ちたくない。
iPhoneを使っていた頃から、Motorolaの端末は気になっていたこともあって、今回はg52j 5G IIに決めた。
良かった点
IP68相当の防水・防塵性能
バイクのスマートフォンホルダーに付けて使うことを想定しているため、突然の雨も考えられる。
つまりバイクで運用する上で防水性能は必須と言って良い。
本製品はIPX8という最高クラスの防水性能を備えており、これは「継続的に水没しても内部に浸水しない」という代物である。
【解説】防水・防塵性能を表すIPコードって? IP68とは?規格の読み方やスマホ使用時の注意点などを説明します – ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース
粉塵も最高のIP6Xであり、対水と対粉塵共に堅牢であることが分かる。
通常使用では十分なカメラ機能
これについては、Pixel 8を含めた他のデバイスとの比較検証を行ったので、そちらの記事を参考にしてほしい。
結論だけ書くと、マクロ撮影や暗所撮影などの特殊な環境でない限り、ハイエンドスマートフォンにもそれほど劣らない性能がある。
ブログの物撮りや、記録レベルなら十分だと言えるだろう。
基本スペック
ウェブやメールという基本的な操作に関しては全くストレスを感じず、Pixel 8との差異はほとんどない。
むしろ画面はこちら大きい(Pixel 8が6.2インチ、g52j 5G IIは6.8インチ)。
動画再生
動画に関しても再生そのものは問題ない。
ミニプラグ端子搭載
ミニプラグ端子に対応しているため、幅広いイヤホンやヘッドホンを差し込んで使える。
最近ではハイエンドスマートフォンでは厚みで不利になるため、廃止される傾向にあるミニプラグ端子であるが、やはりあると何かと便利だ。
microSDカード対応
撮影した写真や動画の保存先、Amazonプライムビデオのダウンロード場所、その他音楽データなどの保存先として、microSDを指定出来る。
写真や動画を記憶容量を意識せずに保存出来るのは、ありがたい。
ちなみにmicroSDはこちらの商品を使った。
3D描画性能
3D描画性能においては、さすがにPixel 8とは雲泥の差がある。
ただし記事執筆時点で売上No.1の「ウマ娘」を試しに遊んでみた。
今回のテストでは、基本設定>画質設定:標準版、3Dレース表現の高品質化OFFで行った。
レースシーンで複数のキャラクターが動いているシーンだと流石に少しカクつく程度が、全体としては問題なくプレイ出来る。
FPSなどのシビアな環境が要求されるゲームは難しいだろうが、少なくともウマ娘くらいなら大丈夫と見て良いだろう。
最悪、ウマ娘アプリ側の設定を緩和して、負荷を減らすことも可能だ。
標準ケース付き
嬉しかったのが標準でケースが付属していること。
筆者はカメラの出っ張りが気になる人なので、どうしてもカメラが飛び出さないようなケースが欲しくなる。
標準装備のケースがまさにこの要望をかなえてくれる物だった。
表もディスプレイよりも僅かに縁が高くなっているのも良い。
ただしSpigenのタフアーマーのような防御力は期待しない方が良い。
擦り傷などは防いでくれるが、落下の衝撃を完全に吸収する性能はなさそうだ。
悪かった点
ボリュームボタン
悪いという程ではないのだが、ボタンが非常に軽く、意図せず操作してしまうことがある。
もう少し固いくらいで良かった。
内蔵スピーカー
モノラルスピーカーしかないため貧弱。
イヤホンやヘッドホンを常用するなら、あまり気にしなくても良い。
感想
本当にPixel 8は必要だったのかと、ちょっと考えさせられた。
それくらいg52j 5G IIのコストパフォーマンスは高い。
最近のスマートフォンは高すぎる、そこそこ写真なども撮れる機種が欲しいという人には、まさにミラクルフィットする製品だと断言出来る。
一方、クオリティの高い写真が撮りたい、負荷の高い3Dゲームがしたい、高度な翻訳機能が使いたいという人は、Pixel 8の方が良いかもしれない。
耐久性については未知数なので、今後故障などした場合は、記事にして報告したい。
充電サイクルとかあまり意識せず、ガシガシ使っていく予定だ。