今最も優れている回らない寿司チェーン「魚べい」
今勢いがあるのが「魚べい」。
最近行くことが増えてきたので、せっかくだから他の寿司チェーンと何が違うのか、書いていきたい。
目次
良い点
レーンがない
回転寿司のレーンで気になるのが衛生環境。
万人共通でレーンに向かって咳き込んだり、子どもは玩具感覚で皿を触ったり、ご老人は間違えて注文の皿を取って戻したり、髪の長い女性はレーン側に寄りかかってスダレ状態になってたりと、実に様々な客が利用するので、。
客との距離が近い故に、どうしてもトラブルは起きてしまう。
また流れている寿司も、中には何周も残ってしまっている「売れ残り」もよく見かける。
衛生面や鮮度の理由で、注文しかしない客も多いと聞く。
回転寿司、実はみんな「回っている寿司」を取ってない!? ビジネス、今日のひとネタ | LIMO | くらしとお金の経済メディア
レーンがない魚べいは、今のニーズに合っていると言えそうだ。
会計が早い
全て注文であるため、皿をレーン下に入れたり、並べて通路側に置くなど、客が何かする必要がない。
タブレット端末で会計を選択肢、事前に受け取った会計用の感熱紙をセルフレジ(通常のレジもある)に持っていき、バーコードを読ませて会計を行えば良い。
またQRコード決済や電子マネーにも対応しているのはとても良かった。
注文が早い
上・中・下の三段に分かれたレーンで素早く寿司を届けてくれる。
揚げ物系は作るのに時間が掛かるようだが、まぐろなどの刺身ネタはかなり早い。
需要のある寿司は作り置きしてるのではと思うが、シャリが暖かく、ネタは冷たいので、それを感じさせないのが凄い。
値段が安い
他者が軒並み値上げする中、魚べいは値段を維持している。
レーンを廃止して食品ロスを減らし、電気代などのランニングコストを抑えていることが要因として考えられそうだ。
また精算や会計などの接客業務を減らし、他社よりもよりも少ない人数で運営しているのかもしれない。
他の中流寿司店と違い、この大衆向け回転寿司チェーンは価格が生命線である。
企業努力で維持している魚べいに軍配が上がるのは最もだ。
客の回転が早い
レーンをダラダラと眺める時間がなく、また会計も早いため、客の回転が早い。
待っている客側としても、早く席に座れるのはありがたい。
魚べい側としても、高い回転率を維持することで売上に貢献しているのだろう。
土日でもたぬきorかけうどん(170円)が食べられる
- かけうどん170円
- 各種サラダ120円
- えび天巻120円
などと、値段以上に腹持ちがよくボリュームがある商品も多い。
平日土日関係なく、ワンコインでさっと食べるのに、向いている。
悪い点
レーンがない
他の回転寿司のように、流れている寿司を目で見て楽しむことが出来ない。
人によっては流れている寿司を適当に取って食べる人もいるので、レーンがないのは寂しいと感じることもあるだろう。
店舗が少ない
他社ほど展開していないので、地域によっては出店していないところもあるだろう。
今後の展開に期待したい。
感想
今、大衆向けの寿司に行くなら、魚べい一択くらい満足度が高い。
味は正直、他の大衆向け回転寿司チェーンと大きな違いは分からない。
ただ特にCMを出さなくても、客の口コミとリピートだけであれほどの人が集まっている。
それは値段を維持していることと、店に入ってから出るまで非常に細かい部分まで考えられているからなのではないかと。
驚くべき事に欠点らしい欠点がまるでない。
余談
さて、一方で他社の様子はどうか。
スシローはおとり広告を始めとした相次ぐ不祥事に加え、値上げがかなり厳しく、業界トップから斜陽段階に差し掛かっている。
細かく割引クーポンやキャンペーンを行っているようだが、それなら何故値上げしたのか。
一度失った客足が戻るのは難しい。
そしてくら寿司は、店長の焼身自殺事件が起きるなど、根本的に企業としてのコンプライアンスに欠けている。
ダウンタウンをCMに起用するなど広告に莫大な費用を掛けているようだ。
しかし彼らはそもそも大衆向けの寿司に食べに来るような層ではないので、くら寿司で食べているシーンは違和感しか感じない。
CMにお金を掛けるくらいなら、まず社員にお金を掛けて、奴隷扱いするのを辞めるべき。