パソコンを自作し直した話でも
今回、自作PCを作り直したので、それについて書く。
目次
作り直した動機
Windows10のサポート終了が来年(2025年)の10月に迫ってきたのが原因。
今まで使っていた自作PCは10年以上も前に組み立てたもの。
CPUがi7 2600Kだったと言えば、どれだけ古かったか(だいたい13年前くらい)知っている人には伝わると思う。
Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャ – Wikipedia
CPUが古すぎるという理由で、Windows11へのアップデートが許されなかった。
古いハードウェアはどんどん切り捨てられていく。
性能としては、ネットサーフィンや動画視聴にはかなり余裕があったし、直近では鉄拳8もそれなりに遊べるくらい(フレームレートが60fpsを少し割り込んでいたが)だったので不満は全くなかった。
本当はサポート終了さえなければ、壊れるまで使いたかったというのが本音である。
PCゲームをしないのであれば、UbuntuなどのLinuxにOSを入れ替えて使い続けるということも考えた。
ただせっかく環境を構築しなおしてもマザーボードやメモリ、電源といったハードウェアがどれほど持つか怪しいという問題もある。
購入したパーツと価格
パーツ一覧
商品名とおよその金額を書いていくので、何かの参考にでもしてもらえればと。
メーカー | 商品名 | 価格(円) |
---|---|---|
Intel | Core i5 12400 BOX | 24,000 |
ASRock | B760 Pro RS WiFi (B760 1700 ATX) | 18,000 |
ドスパラ | D5D4800-16G2A (DDR5 PC5-38400 16G 2枚組) | 12,000 |
WD | M.2 2280 PCIe Gen4 WDS100T3B0E 1TB*2 | 24,000 |
サイズ | 虎徹 MARK3 | 4,000 |
玄人志向 | KRPW-BK650W/85+ | 9,600 |
ANTEC | P20CE | 11,000 |
Microsoft | Windows 11 HOME | 17,000 |
CPU
CPUが第12世代Coreプロセッサなのは、値段が安かったことの他に第13世代および第14世代の不具合が存在すること。
「Intel Core」CPUの第13/14世代で不具合–不可逆的損傷が発生との報告も – ZDNET Japan
それほど大きな性能に違いがないのであれば、安定していて安い第12世代が買いだった。
マザーボード
ASRock B760 Pro RS WiFi White (B760 1700 ATX) ドスパラ限定モデル | パソコン通販のドスパラ【公式】
ドスパラ限定モデル。
- ATX
- LGA1700
- DDR5
という条件の下で、出来るだけ安いものを探したらコレになった。
チップセットがIntel B760と残念な部分もあるが、価格を犠牲にして上位のチップセットを選ぶ理由もなかったので。
メインメモリ
安い、コレに尽きる。
正直に言って相性や初期不良のトラブルが怖かったが、結果的に何も問題は起きなかった。
SSD
安心安定のウェスタンデジタル。
補助記憶装置は価格よりも信頼性が最も大事。
今のところWDに裏切られたことは一度もない。
CPUクーラー
CPUクーラーの老舗、SCYTHEの虎徹MARK3にした。
手頃な値段と高い性能、何より名前が格好いい。
電源
特に玄人志向だから選んだということではなく、聞いたことのあるメーカーで安いものを選んだ。
特に今回は今まで見たことのなかった配線プラグイン仕様の電源にしてみた。
使用する電源コードだけ挿して使うようで、無駄がなく配線がスッキリしそうな感じで良さそう。
ケース
ケースは前回と同様にAntec。
エアフローと配線のしやすさで「P20CE」になった。
ちなみにアプライドネットで購入したが、Amazonでは取り扱いがないようだ。
P20Cのみ見つかった。
P20CEとP20Cは、左サイドパネルが透明か密閉かが違うだけ。
P20CEの「E」はエンタープライズということで、中身を見せる必要のないビジネスユース向けらしい。
グラフィックボード
グラフィックボードは去年、玄人志向の「GG-RTX3060-E12GB/OC/DF」に更新したばかりなので、そのまま流用した。
2024年に発売された最新のゲームでも、最高設定でなければ十分快適に動く。
元々は画像生成AIを使うために交換した。
CPUグリス
そしてCPUグリスは「シミオシ 超高性能熱伝導グリス OC Master 1g SMZ-01R-01」にした。
手頃な値段と評価が高かったことが理由。
組み立て
自作PCを組み立てて4台目になるので、特に迷う点はなかった。
初心者でもGoogleで「自作PC 組み立て」とでも検索すれば、パソコンショップやPC系ネットメディアが綺麗にまとめたページを作ってくれているので、それを読めばそれほど難しくないことが分かる。
ポイントはマザーボードの説明書はよく読むことくらい。
今回、一番大変だったのはCPUクーラーで、ファンとヒートシンクを針金でくっつけるという説明書の内容を理解するのに、割と時間が掛かってしまった。
昔に比べて理解力が乏しくなったと思った。
そして起動
CPUもメモリもSSDも、ちゃんと読み込めている模様。
この後、Windows11をインストールしたが特に問題は起きなかった。
自作PCを新調しての感想
i7 2600K+SATA SSDからの更新だったため、あらゆる面で爆速マシンになると期待していた。
しかし実際のところ、Webや動画視聴程度では全く違いはなく、正直に言えば困惑している。
こんなものかと。
当たり前だが負荷の重い動画編集や画像生成AI、ゲームなどの処理では、明確に違いは出てくると思う。
試しにCrusader Kings 3を遊んでみたところ、人物が激増する終盤でのゲーム速度の低下は起きず、かなり快適に遊べるようになっていた。
最近はブログの更新が中心なので、これほどのスペックは必要なかったかもしれない。
次の自作PCはもっと安くてコンパクトなマシンになってそうだ。