THERMOSのイージースモーカー(RPD-13)で燻製に挑戦してみた
ステンレス製魔法びん、真空保温調理器でお馴染みの国内メーカー、サーモス株式会社が販売している、イージースモーカーなる保温燻製器があることを知った。
燻製といえば、男のロマン。
しかし安い紙製の物や自作品は不安で、燻製のために家を燃やす危険を犯したくない。
このイージースモーカーであれば安全性も高く、家で手軽に燻製が楽しめそうだったので、挑戦することにした。
燻製をしようと思ったきっかけ
元々やってみたかったこともあるが、最近スーパーで売っていたサラダチキンが美味しかったこともキッカケの一つだ。
鶏ムネ肉は硬くてパサパサしていて美味しくないイメージだったが、これはハムのような風味と食感で美味しかった。
ただ110gで約200円と結構高い。
鶏ムネ肉そのものは、スーパーで安いと100g38円で売っているので、自作した方が安く済むのではと思った。
それに鶏ムネ肉だけでなく、チーズや卵も燻製にすると美味しそうな気がした。
イージースモーカー
https://www.thermos.jp/product/detail/rpd-13.html
超耐熱セラミックスの鍋と保温容器がセットになっている。
熱燻による燻製なので、15分~60分くらいの短時間で燻製が出来る。
付属のレシピが付いているので、安心して作れる。
実際に作ってみた
鶏ムネ肉
https://cookpad.com/recipe/2749688
詳細なレシピは上記ページを参考にした。
鶏肉は事前にソミュール液に付けて、塩抜きし乾燥してから、イージースモーカーで燻製をする。
メモ。
鶏肉をよく乾燥させないと、土鍋に水が溜まって焦げ付いた臭いがする(上記写真)。
そして火が強すぎるとサクラチップが跳ねて、鶏肉に刺さる。
弱火でジックリ熱するのが大事。
鶏肉が生なら、裏返してから気持ち少しだけ弱火から強くすると良い感じ。
失敗したものの鶏ムネ肉そのものは、塩のおかげで柔らかく、燻製の匂いや風味があって美味しかった。
ついつい食べたくなる不思議な魅力がある。
低脂質、高タンパクなので、ダイエットや身体作りをしている人にはとても良さそう。
チーズ
チーズは特に下準備なしで6Pチーズのアルミを剥がして、そのままイージースモーカー付属の料理BOOK通りに燻製すればOK。
ただ網からチーズを剥がす時は、網を裏返して後ろから丁寧に突っつかないと上手く剥がれない。
燻製の風味はもちろん、外側が硬くなって食感も良かった。
ゆで卵
ゆで卵をソミュール液に漬けて、燻製にしてみた。
ただコチラは個人的に塩辛さが強く、美味しくなかった。
よく売っている「くんたま」のような半熟の美味しい物を作るには、ソミュール液でなくめんつゆの方が良いのかもしれない。
後日、また挑戦したい。
底のヒビ割れ問題
実はAmazonで購入したのだが、2回目の調理で思いっきり「ピキッ」と言う嫌な音がした。
鍋の裏を見てみると、何とヒビが入っているではないか。
Amazonで初期不良として交換してもらったのだが、再び数回の使用後に同様のヒビが入る。
どちらも説明書を熟読し、最初は中~強火で、煙が出たらすぐに蓋をして弱火を守った。
そして鍋の急激な温度変化が起こらないようにし、乾燥させて保管していた。
さすがに直接、サーモスのサポートに電話をしてみると、鍋の製造時の問題か、輸送中の衝撃が原因らしい。
向こうで徹底的に検品してもらったものを、引き取り交換で配達してもらった。
数回使用してみたが、今のところは問題なく使えている。
たまたま、2回ハズレ個体を引いてしまったようだ。
サーモスの電話サポートは少々繋がりにくかったが、対応は丁寧で凄く良かった。
これからもサーモスの製品は買いたい。