任天堂スイッチのジョイコンバッテリーを交換した
目次
注意
コントローラを分解することになるので、任天堂のサポートを受けられなくなる。
またこの作業によって、破損だけでなく、怪我や火災などの重大事故に繋がる恐れがある。
自己責任で行ってもらいたい。
きっかけ
SwitchのJoy-Con R(+側)のバッテリーが劣化して、十分充電してもゲーム中に電池が切れるようになった。
買い換えようと思ったが、新品で4,000円から5,000円と高い。
それにバッテリーの劣化のみで、ボタンやスティックなどは正常だったので、捨ててしまうのはもったいない。
なのでバッテリーを交換することにした。
材料
バッテリーは国内メーカーで、デジタルカメラの互換バッテリーなどの販売実績が豊富なロワジャパン製にした。
https://www.rowa.co.jp/
ロワ社だが、デジタルカメラの頃に何回か利用したことがあるけど、品質にバラツキがあってそれほど信用している訳ではない。
Y型ドライバーもバッテリーに付属しているが、使い物にならないとレビューにあったので、別途調達することにした。
Amazon | アネックス(ANEX) 精密ドライバー 特殊 Y型 1.6mm No.3470-H | 精密ドライバー(画像の上)
交換作業
参考サイト
https://jp.ifixit.com/Guide/Joy-Con%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E4%BA%A4%E6%8F%9B/113634
上記のサイトを見ながらやってみたが、落とし穴があったので補足しながら書いてこう。
裏のYネジを外す
一応、ロワのバッテリーに付属していたドライバーを試して見たが、ネジ山を潰しそうになった。
一方、別途に買ったANEXの精密ドライバーだと、しっかりと回せた。
レビューに感謝したい。
ヘラでジョイコンを分解する
こちらはバッテリーに付属していたヘラを使っている。
さすがにヘラに品質はあまり関係なかった。
ただし中の基板に接続されている帯状のコードなどが外れないように注意する。
一度抜いてしまったら、元に戻すのが大変かもしれない。
コネクタを外す(R側限定でのオプション)
コネクタを外した方が作業しやすかったので、外してしまった。
外さずに出来る人はそのままやっても良いが、僕は作業しにくかった。
バッテリーのコネクタを外す
参考サイトではマイナスドライバで押し当てて外していたが、これが非常にわかりにくく、また他のコンデンサなどを傷付けたり、ショートさせてしまったりと大変危険である。
簡単なバッテリーコネクタの外し方は、コードを持って持ち上げるだけである。
コネクタでなくコードを引っ張ることに抵抗がある人もいるかもしれないが、この元々付いていたバッテリー本体ごと廃棄するので、コードを引っ張ってしまっても特に問題はないし、そんなに力を掛けなくてもあっさり外れる。
バッテリーを交換し復旧。
バッテリーは裏面が両面テープのようなもので固定されているため、バッテリーを傷付けないようにしながら、ヘラやマイナスドライバで慎重に剥がそう。
あとは新しく用意したバッテリーのコネクタを接続し、バッテリーをケースに固定する。
他の外したコネクタを接続し直し、ケースを閉じ、Yネジを締めれば終了。
動作テスト
充電も使用も問題なく行えた。
バッテリーの比較
任天堂は3.7V 525mAh 1.9Wh。
ロワは3.7V 570mAh 2.11Wh。
どちらも製造は中国。
感想
ケースを外すところまでは難しくないが、開けてからの各コネクタを抜いたり付けたりは、手先が器用かつ慎重に行わないと基板を傷付ける可能性がある。
またバッテリーの品質次第では火災の危険性もある。
https://www.rowa.co.jp/pages/dc62-notify
定期的に情報収集は怠らないようにしよう。
最後に、決して万人向けではないと書いておく。
それでも興味をもったら、リスクを検討した上で慎重に作業して欲しい。