スーパーカブ110プロ(JA61・2022)のホーンを交換した
スーパーカブ110プロの純正ホーンはとても可愛らしい音である。
しかし真横からの悪質な進路変更や幅寄せ、信号無視による交差点進入など、危険な場面で鳴らすにはまるで音圧が足りていないように思う。
なので今回は、ミツバサンコーワから発売されている「アルファーIIコンパクト」という小型ホーンに取り替えてみた。
アルファーIIコンパクトについて
アルファーIIコンパクト/アルファーIIコンパクト シングル
公式HPに音の視聴が出来るので、気になる人は聞いて欲しい。
ただし大きさについては、実際に聞いてみるしかないと思う。
基本は2つセットの製品だが、シングルという形で1つだけの製品も販売されている。
消費電力(電流)的な話
アルファIIコンパクト1つ当たり12V4A、つまり2つで12V8Aになる。
4Aでもカブにとってはかなりの負担。
少なくとも2つも装着するのは止めておいた方が良いだろう。
人によってはフォグランプやドライブレコーダー、USB電源などの電装アクセサリーをたくさん付けている場合がある。
状況次第ではヒューズが飛んだり、バッテリーの充電が追いつかなくなる場合もある。
不安なら経験豊富なバイク屋さんに相談した方が良いと思う。
取り付け
作業は夕方から夜間に行ったため、光量不足で見づらいと思うが、容赦して頂きたい。
さて、作業内容は簡単。
- バイクの電源を切った状態にする
- 標準ホーンをカブから外す
- 標準ホーンに接続された電源端子を抜く
- アルファIIに電源端子を指す
- アルファIIにステーを取り付ける
- アルファIIのステーをカブに取り付ける
工具さえあれば、他にステーやらボルトやナットなどは要らない。
問題は配線で、電源コードの長さに余裕がない。
結束バンドの1つを外したが、それでも足りていない。
ゴムのカバーを切断するか悩んだが沼に陥りそうだったので、アルファIIホーンの傾きを斜めにして妥協した。
水がホーン内に入らないようにということだが、この角度なら大丈夫だろう。
ハンドルを左右に動かして干渉しないことも確認した。
試射ならぬ試音
住宅街なので、一瞬だけならして確認した。
純正ホーンよりもかなり音量が上がった気がする。
気持ち1.5倍強くらいだろうか。
持続して耐えられるか確認するために、周囲500mに住宅がなく人もいない田んぼのど真ん中で、3秒間ほど連続して鳴らしてみた。
音も一定で、ヒューズも飛ばなかったからたぶん大丈夫。
ホーン(警音器)の使用上の注意
ホーンは適切に使用しないと、警察に煽り運転として通報されることがある。
第五十四条 車両等(自転車以外の軽車両を除く。以下この条において同じ。)の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。
道路交通法 | e-Gov法令検索
(中略)
2 車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。
また相手が違法行為を働いていたとして鳴らしても、真っ当な精神の持ち主だとは限らない。
場合によっては逆上して、さらに直接危害を加えてくる可能性がある。
本当に危険が迫られた状況でなければ、極力使用を避けた方が良いに違いない。