映画「スターウォーズ/フォースの覚醒」
連休中に見ようと思ってた映画を一気に消化した。
その中でも一番気になっていたのが、スターウォーズの最新作である「フォースの覚醒」だった訳で。
ディズニーに買収された後のスターウォーズということもあって、期待と不安の半々で見てた。
感想
時系列的にはエピソード6から30年後の話なのだが、ハン・ソロ役のハリソン・フォードやレイア役のキャリー・フィッシャがそのまま続投で出演しているのは、驚いたし懐かしく思えた。
また新しく登場したレイやフィンのような新世代のユニークなコンビは、新鮮さもあって事前に抱いていた不安は十分に払拭された。
これこそがスターウォーズの正統な続編なのだと納得できる内容だった。
しかし、問題は物語の後半になるにつれて、飽きてきたことだ。
その原因は、後半の目的が大量破壊兵器の破壊である。
もうそのネタは定番過ぎるのだ。
スターウォーズのエピソード4,6も、最後の目的がそれだったし、ガンダムだってコロニーレーザー・カイラスギリー・ジェネシスと、最終決戦の目的に使われることが多い。
もうちょっと良い意味で視聴者の期待を裏切るような、趣向を凝らした展開が欲しかった。
もう一つ付け加えるなら、今回ダークサイド側で活躍が期待されたカイロ・レンがビックリするくらい弱かったこと。
序盤に登場した際には、圧倒的なフォースの力を見せつけて、視聴者に期待させていたのにも関わらずだ。
終盤、フォースをおそらく使えないだろうフィンとライトセイバーで戦って、結果的に彼を倒したものの、一般人相手にあれほど手間取るものなのだろうか。
フィンがストーム・トルーパーとして、近接武器の訓練していたこともあるのだろうけど、それにしても、というところである。
またその後、ジェダイの騎士として訓練を受けてないはずのレイには、普通に負けてしまっているし。
事前に負傷をしていたことを差し引いても、違和感を覚えるほど、弱い、弱いぞ。
ダース・モールやドゥークー伯爵、ダース・ベイダーといった、歴代の暗黒卿の中でも、群を抜いた弱さだ。
要するにライトセイバーによる戦いは、今回あまり見所がなかったということだ。
良くも悪くも今までのスターウォーズの枠組みに収まってしまった作品、というのが現在の感想。
映像技術は着実に進歩してきているし、過去との繋がりもファンには嬉しいものなのだろうが、肝心の物語に新鮮さがなかった。
今後の続編には期待しているし、たぶん見るとは思う。