バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティを見て

今さら見たので感想を書きたい。
見る前
最初に知ったのは予告編で、ミラ・ジョヴォヴィッチのバイオハザードシリーズとは違う、原作に準拠した内容だと期待していた。
しばらく公開されていたのを忘れていたが、Primeビデオで配信されているのを見て、思い出したかのように見ることにした。
ちなみにレビューは☆2~3とかなり悪い。
良かった点
内容的に初代バイオハザードと2をくっつけた中身で、ゲームをやったことのある人なら、重なる点も多いので楽しめるかもしれない。
悪かった点
キャラクターの扱い
まずキャラクターが原作と微妙に違う。
一番酷かったのがレオンで新米警官という点では同じだが、原作の優秀さはどこかへいって、頼りない様子。
特にベンがゾンビに殺されてしまった原因がレオンがトロくさいせいという。
BIO2レオン「これは酷い」
ウェスカーも裏切った理由が金のためだが、子どもを殺せない中途半端な良い人なのも微妙なところ。
詰め込みすぎた物語
原作の1+2で構成した結果、洋館の探索からGウィルスの研究所という繋がりになっている。
キャラクターと物語を圧縮しすぎたゆえに、全体敵に駆け足気味。
一番気になったのが、ラクーンシティの孤児院地下から洋館の地下までかなり距離があるはずなのだが、どうやってクレアとレオンが追いついたのか分からない。
このように描写が抜け落ちている部分が多々あるせいで、物語についていけない。
終わり
Gウィルスを自ら投与したウィリアム・バーキンのGがラスボスなのだが、驚異的な生命力や強さを発揮する前にあっさり倒される。
終わりのあっけなさも、本作の評価を下げる原因になっている。
感想
初代バイオハザードだけにスポットライトを当てて、登場人物もクリスやジル、ウェスカーらのSTARSのみにするなど、詰め込みすぎなければ及第点くらいの作品にはなったと思うだけに惜しい。
ラストではウェスカーがエイダによって蘇生されて次回作を連想させる終わり方だが、3年経過した現在でも続編の話は聞こえてこない。
余談だが、Netflixのバイオハザードもシーズン1で打ち切りになっている。
それだけバイオハザードという作品に対する、視聴者のハードルが高いということなのだろう。