「私は常に強い者の味方だ」(心に残った名言・格言)
私は常に強い者の味方だ
ぶりぶりざえもん – Wikipedia
ぶりぶりざえもんとは?
臼井儀人先生の漫画「クレヨンしんちゃん」に登場する「劇中でも架空の」キャラクター。
主人公の野原しんのすけが考案したキャラクターであり、目と鼻の大きさに左右でバラツキがある。
すぐに裏切ったり役に立たないので、酷い扱いを受ける。
セリフの状況
セリフはアニメ映画「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」から。
魔法のトランプを使ってしんのすけが、アクション仮面やカンタムロボと共にぶりぶりざえもんを召喚した時のもの。
アクション仮面やカンタムロボの攻撃がス・ノーマンに全く効かないことを見てから、流れるように裏切るのは流石ぶりぶりざえもんと言わざるを得ない。
感想
全くもって現実的で正しい。
昨今、創作では「弱きを助け強きを挫く」ものが好評であるが、それは戦う者がとても強いことが前提である。
「弱きを助けたら負けちゃった」では読者は満足出来ない。
ぶりぶりざえもんは自分が弱いことをよく分かっているので、生存戦略としてまさに「強い者の味方をする」という選択を取っている訳だ。
このようにクレヨンしんちゃんは子供向け漫画でありながら、人生の大事な処世術を教えてくれる名作である。
特にヘンダーランドの冒険は、クレヨンしんちゃんの劇場版の中でも屈指の人気を誇り、個人的にはコレが一番面白い。
- ヘンダーランドの芸術性
- 楽しかった遊園地から一転して恐怖へと変化する見事な場面転換
- オカマなのに圧倒的強者感を放つマカオとジョマ
- ギャグ要素を取り入れたまさにエンターテイメント
余談だが、ちょくちょくオゲレツなネタを投げ込んでくるので、昔は保護者からの評判は決して良くなかった。
ヘンダーランドでも、当時グラビアアイドルだった水着姿の雛形あきこ(cv.本人)が出演している。
そこでグラビアアイドルと言う言葉を覚え、雛形あきこを知ったので、確かに教育上は良くない・・・のかもしれない。
ただ現代では、首が飛んだり、身体がバラバラになったりするアニメを、平然と子供に見せていたりするので、時代は変わって来たのだろう。
親がアニメに抵抗がない世代になりつつある。