STAR WARS バトルフロントIIが面白かった件について
PS4のフリープレイにSTAR WARS バトルフロントII(以下SWBF2)が追加された。
フリープレイとはPlayStation Plus(以下PS Plus)に加入していれば、無料で一部のゲームが遊べるようになるサービスだ。ただし、期間中に対象のゲームを取得している(ダウンロードはしなくてよさそう)必要があるので、気になるタイトルは早めにゲットしておこう。ちなみにPS Plusを抜けるとダウンロードしたゲームは遊べなくなるので、再び遊びたい時は加入するしかない。
ではさっそくレビューの方をしていこう。
目次
最悪のスタートだったSWBF2
ガチャ満載でPay to Win、つまり現金をたくさん投入したプレイヤーが勝つシステムになっており、元々ガチャ(海外ではルートボックス)に対する抵抗が強い海外で非難が殺到した。
『Star Wars バトルフロント II』発売日にしてゲーム内課金の一時停止を発表。ユーザーの激しい抵抗に対し騒動の根源をテコ入れ | AUTOMATON
開発元であるEAスタッフがこの件を海外で有名な掲示板redditで投稿したところ、歴史的な低評価を記録することに。
Seriously? I paid 80$ to have Vader locked? : StarWarsBattlefront
と言うわけでスターウォーズはエピソード1~9まで全部見る程度には好きだが、結局手を出さずに今に至ったという訳だ。
良かった点
TPS主体
まず個人的に重要な点として3人称視点のTPSであること。FPSは画面酔いするので僕は苦手だが、SWBF2をやっていて酔うことはなかった。一応兵士ではFPSも選択可能だが、ジェダイなどのヒーローはTPS視点固定になる。ぶっちゃけ視認性の観点から、TPSが有利なのでFPSを選ぶ理由はなさそう。
完成度の高いCOOPモード
次にCOOPモードがとても面白い、というかこれだけでかなり遊べる。
CPUでありながら回避や裏取りなどを適度に行うので、程よく手強い。最初のうちは数の暴力でKILLされることが多いが、慣れてくるとそれなりに無双出来るようになってくる。
味方メンバー(自分を含めて最大4人)の強さにも左右されるが、何より上手く連携を取れないと勝つのが難しくなっている。オフィサーがLV80を超えた現在でも、負けるときは負ける。
COOPモードは他のオンライン対戦モードに行く前に、各種クラスやヒーローの把握と育成に最適な環境だと言えそう。
今日から君もジェダイ
後は、単純に映画で登場したヒーローと同じく、ライトセイバー戦でジェダイの騎士やシスの暗黒卿の気分が味わえること。一般兵のブラスターをライトセイバーで弾き返したり、敵のシス卿(ジェダイ)と相対したときの緊張感は、まさに映画そのもので再現度が高いし、シンプルかつ爽快感がある。
悪かった点
キャンペーンモードの存在意義
人によって評価が分かれるとは思うが、要らなかったと思う。ゲームオリジナルキャラクターを中心に話が進むけど、正直面倒くさかった。映画のワンシーンの再現とかの方が良かった。
登場するジェダイの数
クワイ=ガン・ジン、メイス・ウィンドゥといった主要なジェダイが登場していない。恐らくダークサイドとのバランスだろうが、スピンオフ作品でも良いから引っ張ってきてなんとかして欲しかったところ。
オビ=ワン・ケノービの老人バージョンとか欲しかった気もする、別の音声を用意しないと合わないから大変だと思うけど。
総評
気楽に楽しめるTPSとして面白い。
このクォリティならフルプライスで買ってもいいレベル、それが無料なのだから凄い。それだけにスタートダッシュで失敗したのは残念だった。
現在PS Plusで登場したこともあってか、アクティブユーザー数が激増していると思われるので、PS Plusに入っている人も、そうでなくて悩んでいる人も、是非一度遊んでもらいたい。
ちなみに7月6日までなので、お早めに。
スターウォーズの映画を見てなくても、バトルフィールドシリーズを遊んだことがあれば、似たような感じなので、特に問題ないと思う。アクションゲームが苦手でも、COOPやシングルモードも充実しているので、それだけで十分に遊べる。
最後にガチャでredditで最低評価の記録を叩き出した本作だが、方針を転換し年月こそ掛かったものの、ここまで素晴らしいゲームに仕上げてきたEAチームに賛辞を送りたい。
僕は基本的にガチャゲー反対の立場なので、日本でももっと規制が進めばいいと思っている。あまりにもガチャ中心のゲームが多すぎて辛い(このゲームとか)。