映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」

もう公開から時間が経っているため、ネタバレを気にせず書く。

良かった点

ちょっとだけ。

最初のポーのXウイングでの戦闘、格好良かった。

あとはヨーダがルークに「師は超えられるべき存在」と諭したところが、心にぐっときた。

確かにそうだ。

悪かった点

たくさんある。

レジスタンスのクルーザーを沈めるのに、どれだけ手間取ってるのか。

距離が遠いとはいえ、何時間もファースト・オーダーの戦艦の攻撃を耐え続けるシールドって、どれだけ高性能なんだ・・・。

 

ホルド提督のポーに対する冷遇と、脱出艇による惑星への降下作戦の隠匿がちぐはぐで意味不明。

結局、それが原因でポーに反逆されて指揮権を一時喪失するなど、指揮官としては失敗している。

ワープでの特攻で散ったけど、もっと早い段階で実行していれば壊滅しなかったのでは?

 

ラスボスポジのスノーク(ダース・シディアス的ポジション?)が雑魚過ぎた、雰囲気しか出せてない。

そしてカイロ・レンは今作でも弱っちく、まったく見所がない。

なんでスノークの親衛隊とはいえ、ジェダイでもない雑魚に手こずっているのか、歴代シスの暗黒卿に詫びるべき。

 

あと宇宙空間に放り出されたレイアが助かってるのが、ワケが分からん(遠い昔、はるか彼方の銀河系の人で地球人類は違うからか?)。

 

終盤の「小さいデススター」の威力が微妙過ぎ、基地が壊滅せず壁しか壊せていない。

星を木っ端みじんにしたデススターに謝れ。

 

今回のキーパーソンであるルークは、幻影を張り切って飛ばしすぎて昇天する。

旧三部作の主人公とは思えない扱いだった。

 

最後に、今作の盛り上がった場面が序盤のXウィングぐらいで、最後まで盛り上がりに欠けたところが致命傷。

壮絶なライトセーバー戦を期待してたのに、まったくの肩透かし。

総評

スターウォーズに残る最大級の駄作。

前作のフォースの覚醒は次作への期待もあったが、今作を見る限り、次回へのまったく希望が持てない。

ダース・シディアスのような絶対的な悪だと、過去の6部作との違いを出せなかったからなのかは、分からない。

ただ悪があんなヘタレでは、まったく盛り上がらない。

どこをどう評価すれば、肯定的な評価が出来るのだろうか。

いや、スターウォーズだからこそ、過度の期待があったのかもしれない。

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