RSタイチのヒザ用プロテクター
上半身はジャケットやインナータイプのプロテクターを身につけているが、下半身は普通のカーゴパンツなので防御力が低い。
教習所に置いてあるような膝プロテクターは、気合いが入りすぎて外で付けるのは勇気がいる。
何かちょうど良い物はないかと探してみると、RSタイチというメーカーからインナー型ヒザ用プロテクターが発売されているので、使ってみた感想を書く。
膝(ヒザ)を守る意義
膝は人間が立つ、あるいは歩く上で体を支える重要な部位であり、損傷した場合はそのどちらも困難になる可能性がある。
怪我をして回復すれば良いが、数年や数十年単位で治療が必要な場合や、回復したと思ったら老化とともに再び痛み出すケースもある。
バイクは車のように外装で守られていない。
事故は望まなくても巻き込まれることもあり、可能な範疇で体を保護するに越したことはない。
良かった点
インナー
最大の利点はコレ。
教習所で着けるような膝プロテクターは、いかにもプロテクターらしい無骨なデザインで、着けるのは少々恥ずかしい。
そもそも公道で付けている人を見たことがない。
しかしこのインナータイプであれば、上のズボンは自由に穿ける。
普段と変わらぬ服装を維持しながら、膝の保護が出来る。
装着感
適度にマジックテープで締め付ければ、ズレることはないはず。
実際に4月16日に三重カブミーティングへ行った時も11時間近く着けていたが、途中でズレることはなかった。
サイズはMとLの2種類が用意されているため、購入前に膝回りを測って選びたい。
僕は39cmだったのでLサイズを選んだが、ズレるのが心配な人は下のサイズを選ぶことを勧める。
着けた感じだが、慣れてしまえば違和感はない。
サラサラとした手触りで通気性に優れ、夏場だと蒸れにくい。
冬場でもヒートテックタイツの上に装着して使えるため、季節を選ばない。
防御力
幸いなことに事故に遭ってないので、実戦での防御性能は不明。
ただ立った状態から膝を地面に付けた時に、地面に強めに膝を打ち付けても全く痛くない。
膝正面からの衝撃にはかなり強そうだと感じた。
悪かった点
装着が面倒くさい
ズボンを脱いで両膝にプロテクターを付けて、再びズボンを穿くという工程が面倒くさい。
根本的な問題ゆえ、この製品が悪い訳ではないのだが、人によっては付けなくなってしまうかもしれない。
耐久性能
製品の上部がゴムであり、脱着を繰り返していると、いずれはゴムが伸びてくる。
2~3年保てば良いほうかもしれない。
防御範囲
あくまで膝正面にしか効果が無い。
側面からの衝撃は吸収出来ないだろう。
また太腿やスネは守備範囲外である。
感想
手頃な値段で、直立や歩行に重要な部位である膝の防御が出来る。
しかし本格的な膝プロテクターに比べるとガード範囲は狭く、あくまで膝正面の防御に特化しているので過信は禁物。
もちろん事故を起こさない、巻き込まれないことが何より大事である。