Microsoft Officeに本格的なAIアシスタントCopilotが追加されるらしい。
Copilotの意味
Copilotという名前のAIで、日本語訳は副操縦士という意味である。
公式動画を見る限り、AIに文章で依頼をすることで、利用者が望む文章やグラフなどを自動生成することが出来るようだ。
公式ブログの大まかな要約
Introducing Microsoft 365 Copilot – your copilot for work – The Official Microsoft Blog
Microsoftは、大規模言語モデル(LLMs)とMicrosoft GraphおよびMicrosoft 365アプリのデータを組み合わせた「Microsoft 365 Copilot」という新しいAIを発表した。
Copilotは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、TeamsなどのMicrosoft 365アプリケーションに統合され、自然言語でのインタラクションを可能にすることで、創造性と生産性を解き放ち、スキルを向上させる。
また、新しい「Business Chat」も発表され、日々のカレンダーやメール、チャット、会議、コンタクトなどを組み合わせて作業を行うことができる。
Copilotは、使用者が常に制御することができる。
これにより、Wordではより創造的に、Excelではより分析的に、PowerPointではより表現豊かに、Outlookではより生産的に、Teamsではより協力的に作業することができる。
「Microsoft 365 Copilot」は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、TeamsなどのMicrosoft 365アプリケーションに統合された新しいAIで、創造性と生産性を解き放ち、スキルを向上させる。
例えば、WordではCopilotが最初の下書きを提供し、編集と反復を簡単にする。PowerPointでは、過去に作成したドキュメントから関連コンテンツを追加して美しいプレゼンテーションを作成することができる。
Outlookでは、長いメールを要約したり、返信の提案を素早く行ったりでき、Teamsでは、会議中に重要な議論ポイントを要約し、アクションアイテムを提案することができる。
GitHubのデータによると、Copilotは、88%の開発者が生産性が向上したと報告し、74%がより満足のいく仕事に集中できると言っている。
また、Copilotは、組織内の情報の流れを改善し、新しい知識モデルを作成することで、スキルアップにも貢献する。
この新しい方法を受け入れることで、人々がAIと協力して働く方法が根本的に変わると予想される。
今までのOfficeアシスタント
古いOfficeではイルカのカイルや、魔法使いマーリンなどがいた。
ただあらかじめ用意されているデータベースから利用者が入力した言葉を検索するだけだったため、望んだ答えが得られない事も多かった。
それから考えると、劇的な進歩だ。
競合しているOffice
Google WorkspaceやApache OpenOffice、ちょっと前ならジェネリック版Officeとして、KINGSOFTの中華製WPS Officeなんてものもよく売られていた。
Microsoft Officeが割と高価であるため、学校や企業以外では、他のOfficeを選んでいるところもある。
今回のアップデートは他のOfficeスイートとの差別化に繋がるか、注目されるだろう。