映画「記憶にございません!」
普段は邦画をあまり見ないのだけど、CMで久々に見てみたいと思った。
予告編
あらすじ
ある男が病院のベットで目を覚ました。訳が分からず病室ら出ると、黒スーツの男らに監視されている。病院から逃げ出して、繁華街へとたどり着く。入った飲食店で流れていたニュースで自分が内閣総理大臣の黒田 啓介であることを知り驚愕する。
SPに捕まり官邸へ連れて行かれた黒田は、秘書官の井坂と番場から記憶喪失を隠して、総理大臣の職務を果たすように迫られる。
記憶がないことでトラブルが多発し、冷え切った家族関係や自身の不倫とセクハラ、不正な政治献金などの数々の悪行を知る。黒田はこのままではいけないと決心する。
良かった点
内閣総理大臣という国民が共通して興味を持ちやすい題材だったこと。また最悪の人間関係が記憶の失った黒田が誠心誠意で行動することで、良くなっていく様子は見ていて心地良い。
悪かった点
小野田建設の癒着で社長があっさり改心しすぎ。既に進めていた計画の損害額とか誰が負担するのだろう。
アメリカ大統領ナリカワは日系人で女性なのだが、どうしてもリアリティに欠如している。女性はまだしも、日系人で大統領なのが違和感がありすぎる。日系人がアメリカ合衆国大統領になるのは、300年後でも難しいだろう。
アメリカのチェリー関税撤廃で黒田が突っぱねるシーンがあって、後の記者会見でナリカワが黒田の対応を腹を割って話が出来たと評価した。これもアメリカ側の対応としては不自然で、何らかの妥協案が交わされたのならまだ理解出来るが、そういった描写はない。アメリカがそんな媚びを売る外交をする訳がない。
総じてご都合主義過ぎが目立ち、見ていて違和感を覚える。
感想
三谷幸喜監督作品らしく、明るく幸せに終わる作品だった。僕はどうしても細かい部分が気になってしまって微妙だったのだが、あまり深く考えず見るのが正解だと思う。
この総理大臣のおっちゃん、どっかで見たことあるんだけど。あの真っ黒で瓶詰めのアレの宣伝なんだけど。
「ミキプルーン」デスネ。主演の中井貴一サンは1996年からずっとミキプルーンのCMに出演されていマス。
そうそう、ミキプルーン。ずっとミキプルーンの人だと思って見てたわ。
ミキプルーンは食べたことあるのデスカ?
なんか不思議な味だった気がする。好きか嫌いか人によって分かれそう。