GMⅢ[近接戦仕様]の手触り感
バトオペ2に450~500コストの新しい強襲機体として、GMⅢ[近接戦仕様]が追加された。
GMⅢ[近接戦仕様]とは?
機動戦士ガンダムUCのOVA第4話の冒頭で、ジュアッグを撃破したジムⅢ。劇中ではビーム・ジャベリンとビーム・サーベル(1本)を使用して戦っていたが、ジオン残党のMAシャンブロの大口径メガ粒子砲で他の機体とともに蒸発した(ように見える)。
バトオペ2では、ジムⅢのバリエーション機のような扱いだが、劇中では「近接戦に特化している」のは装備だけで、その他にチューニングがされているような描写はなかった。
性能
副兵装のビーム・ジャベリンがチャージ可能で、いわゆるチャージ格闘が初めてバトオペ2に実装された機体となる。2,3秒程度のチャージ時間が必要、よろけで解除される、カウンターは通常の格闘と同様取られると言った欠点は存在する。しかし支援に対しては即死レベルのダメージが、汎用に対しても十分なダメージが出るとロマンが溢れる仕様になっている。
一方、強襲であるがゆえに求められる性能に対してかなり貧弱。HP14000で耐格14と、450コストのガルバルディβや、500コストのガンダムMK-Ⅱに捕まると、瞬殺される危険性が高い。逃げるにもスラスター60と汎用標準レベルの量しか与えられておらず、強化は必須とだろう。
攻撃面もビーム・ジャベリンのチャージ格闘を除けば、近接型強襲としては低火力で耐格を積んだ支援だと撃破に時間が掛かる。格闘2種なので拘束し続けて倒すしかない。
仕様もしくはバグ
ビーム・ジャベリンのチャージ格闘だが、ブーストダッシュ中にチャージしようとすると、通常格闘が出てしまう。ブーストダッシュしながらチャージ格闘を仕込むのは、本機を使い込む上で必須テクニックだと思うが、仕様なのかバグなのか。現状出来ないので注意。なのでチャージ格闘は静止中か、歩行中に行おう。
感想
チャージ格闘の高火力だけが目立っている機体。ガンダムMK-IIがベースになっているので、見た目は個人的にも格好いいと思う。汎用の素ジムⅢは肩ミサイルが不細工に見える。戦闘面では完全に趣味の領域を出ないだろう。レーティングで出すと敬遠されること間違いない。
射撃性能は貧弱そのもので、接近しなければ性能を発揮出来ない近接型強襲なのだが、機体HPと耐格の低さでかなりバランスが悪い。格闘性能もチャージ格闘以外は貧弱で、ジム・クゥエルを思い出させてくれる。2種格闘なので拘束コンボが出来るが、支援と1対1の状況を長く維持出来ないと無理だろう。また上で述べたブースト中のチャージ格闘不可によって操作性は最悪。
同じコスト帯で近接特化のストライカー・カスタムの方が、普通に強いと思われる。
良くも悪くもチャージ格闘のテスト用の機体。バトオペ2の多様性を期待させてくれる分には良かったが、操作の調整は必要だろう。ただこの程度のことはテストプレイ中に操作して見てすぐ気がつくと思うのだが、運営はどうやらプレイヤーをデバッカーとして使っているのかもしれない。雑だなぁ。
手に入れたからつい嬉しくて、軍事基地で乗ったら支援にたどり着く前にボコボコにされちゃった。悲しい。
墜落跡地や北極基地、廃墟都市ならまだチャンスはありそうデスガ。