PS4のDUALSHOCK4(デュアルショック)の右スティックが勝手に入力される件について
2台目のDUALSHOCK4の右スティックの入力が勝手に入ってしまう(ドリフト)現象に遭遇したので、それについて書く。
目次
時系列
1台目は充電されなくなって壊れた。寿命は約1.5年。
2台目をJoshinで購入したのは2019年10月28日。2020年5月頃に左スティックの一部の方向で入力が効かなくなってしまったので、SONYに送って交換修理してもらった。
製品 CUH-ZCT2J
出荷日 ’20/5/15
料金 0円(税込)
料金説明 今回は保証期間内のため、無償で対応させていただきました。
処置内容 大変ご迷惑をお掛け致しました。今回のご指摘故障は交換修理とさせていただきました。部品1 ワイヤレスコントローラー(ジェット・ブラック )
SIEJA オンライン受付サービスからのお知らせ【出荷連絡】
処置1 交換
部品2
処置2
部品3
処置3
部品4
処置4
交換修理なので、左スティックのパーツだけ交換したのだろう。
そのまま使い続けて今回の問題が発生したのが11月中旬頃。右スティックを入力していないにも関わらず、時々「左」へ入力されてしまうことに気がついた。
対処
思いついたのは6つ。
- 新しくDUALSHOCK4を買い直す
- 壊れたDUALSHOCK4を修理に出す
- 別のプロコントローラなどの背面ボタンのあるコントローラを買う
- 現在持っているHORI製コントローラを使う
- 諦めて使い続ける
- 分解して修理する
新しくDUALSHOCK4を買い直す
一番、簡単な解決策。実際にAmazonでレビューを見に行ったのだが、同じくドリフト問題で悩んでいる人がたくさんいて、買う気が失せてしまった。PS3やPS4のDUALSHOCKは壊れることがなかった。確かに質が落ちていると思う。脆すぎる。PS5が発売された今、3台目を買うのは気が引ける。
Amazon | ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4) ジェット・ブラック(CUH-ZCT2J) | コントローラー(ハンドル・ジョイスティック)
壊れたDUALSHOCK4を修理に出す
購入から1年以内ならこれを選択すべきだろう。今回は1年を超えてしまったため、有償修理になる。お金を払って部品を交換して貰っても、バッテリーや他のボタンも損耗しているはずなので、また別の箇所が故障すると思うと気が進まない。
別のプロコントローラなどの背面ボタンのあるコントローラを買う
Amazon.co.jp: ASTRO Gaming PS4 コントローラー C40 ワイヤレス/有線 PlayStation 4 ライセンス品 C40TR 国内正規品: ゲーム
Amazon.co.jp: NACON Controller EsportsレボリューションアンリミテッドプロV3 PS4プレイステーション4 / PC(ワイヤレス/有線)[2371]: ゲーム
聞いたことのある有名なプロコントローラはこれくらい。どれも1~2.5万と純正よりも遙かに高い。これもPS5が出てしまったので微妙。怪しげな中華製コントローラは「安物買いの銭捨て」になりそうなのでパス。
現在持っているHORI製コントローラを使う
Amazon | 【連射機能搭載】ホリパッドFPSプラス for PS4 ブラック | コントローラー(ハンドル・ジョイスティック)
実は連射機能のあるHORIのコントローラは既に持っている。欠点は純正と操作感が違いすぎて、アクションゲームでは合わなかった。今だと宇宙戦は背面ボタンがないとしんどいので、一時的にやむを得ず使う時以外は、まだ壊れたDUALSHOCKを我慢して使った方がマシ。
諦めて使い続ける
PS4で遊んでいるゲームはバトオペくらいなので、特に気にしなければ問題ないとも思う。レーティングも週1でしか出撃してない。ただ久々に宇宙で出撃した時は流石にイラっとした。
分解して修理する
結局、1ヶ月いろいろ悩んだ挙げ句に、壊れてもいいからとりあえず分解して接点復活剤を掛けてみることにした。
分解
当然ながら修理は受けられなくなるし、分解が原因によって生じた破損や怪我、火災などの事故も起こり得る。このブログの右側にも書いてある通り、一切責任は負えないので留意して頂きたい。また本記事は分解を勧めるものでもない。
- 裏側にネジが4つあるのでそちらを外す。
- 外装を上部と下部に分ける。
マイナスドライバでこじ開けるよりも手で少し力を掛けたら上手くいった。
上の写真にもある通りコードで繋がっているので注意。 - バッテリーを取り外す。
プラグが抜けるようになっている。
黒い枠には固定されていない。 - 外装下側(タッチパネルのある方)と基盤を繋いでいるコードを抜く。
こちらは基盤側のコード(帯)だけを引っこ抜く。
コネクタは基板に固定されているので間違えて引っ張ることがないように。
外装下側の方を抜くと差し直すのが難しい。 - タッチパネルと接続しているコードも同様に基板側を抜いておく。
- バッテリーケースのネジを緩める。
- 基板が外装上部から取り外せるので、スティック裏側から軸部分に接点復活剤を掛ける。
- 逆の手順を辿り組み立てる。
タッチパネルのコードを基板に通すのが難しい場合は、マイナスドライバで誘導すると上手くいく。
手先が器用でないならやらない方が良いだろう。僕も器用な方ではないので、かなり慎重に作業したが、1時間弱ほど掛かってしまった。ちょっと難しい。
結果
右スティックが勝手に動く現象は直ったようだ。久々に1時間近くバトオペで遊んでみたものの、今まで起こっていた現象に遭遇することはなかった。
ドリフト現象
ちなみに海外ではこの現象のことをドリフトと呼ぶらしい。
drift
ウィズダム英和辞典 第2版
1[drift (+副)]<物などが>(水・風などの動きにより)漂う, 流れる, 漂流する; <人・物が>ゆっくり動く, 移動する(!副は方向などの表現)
ゆっくり意図しない方向に画面やキャラクターが動くことから、用いられたと思われる。
今までの戦いは右スティックが壊れた状態だった・・・この意味は分かるよね。
ストレスが溜まるだけで、バトル漫画のような修行のような効果はありまセンヨ。