Dark and Darkerの第3回αテストの感想でも

Lv1のlv73

2023年Q4(10月~12月)にリリースが予定されているDark and Darkerというゲームの、第3回αプレイテストが行われていた。

その感想を書く。

Alpha Playtest #3 Now Open!

ちなみにこの第3回αプレイテストだが、12月26日19:00(韓国サーバー)まで延長になった。

Alpha Playtest #3 Extended!

Dark and Darkerとは?

韓国のゲームデベロッパー、IRONMACEが開発する探索&サバイバル系アクションRPG。

IRONMACE

酒場で装備品を購入し、また他のプレイヤーとパーティを組んで(ソロでも可能というかソロが多い?)、地下ダンジョンへと挑戦する。

地下ダンジョンは大小の部屋とそれらを接続する通路で構成されており、スケルトンや蜘蛛、骸骨コウモリなどのモンスターやトラップが配置されている。

そこで、他の15人のプレイヤーやパーティと遭遇、交戦しながら、レアな装備品やアイテムを集めつつ、ポータルを探して脱出することになる。

時間経過と共にMAP上での「円」が狭まっていき、円の外では継続ダメージを受け続ける。

サバイバル系ゲームではお馴染みの仕様だ。

レアアイテムを探すのはDiablo、サバイバル要素はPUBG(最近だとApex Legends)、そして戦闘システムはThe Elder Scrolls V: Skyrimとでも言うべきか。

ディアブロ (ゲーム) – Wikipedia

PUBG – Wikipedia

The Elder Scrolls V: Skyrim – Wikipedia

最大の特徴は、ダンジョン内での死亡すると装備品やアイテムを失う(ロスト)というもの。

レアな装備やアイテムを用意すれば、ダンジョン攻略や対人戦を有利に進められるが、一つのミスで全てを失ってしまう。

ゲームの難易度としては非常に難しい。

良かった点

高い中毒性

慣れていないうちは通常のスケルトン相手で死ぬ。

またダンジョン内での回復が限定されている、僅かなミスが原因で死ぬ。

かなり強い敵モンスターも配置されていて、正面から戦うと死ぬ。

他の好戦的なプレイヤーに見つかっても死ぬ。

特に相手が3人組のパーティだとほぼ確実に死ぬ。

このように非常にスリリングな状況が続く。

しかしゲームに慣れてくるとヒットアンドアウェイを繰り返すことで敵モンスターに勝てるようになる。

また他のプレイヤーの動向も扉や宝箱の形跡、そして音などで判断出来るようになる。

そして他のバトルロワイヤル系ゲームと同様、次のゲームを開始するハードルは低い。

それゆえ、「あと1回だけ」とついつい遊んでしまう中毒性がある。

装備品やアイテムの有無によるバランス

強い装備、大量の回復アイテムを抱えて、ダンジョンに挑戦した方が生き残れる確率は当然ながら高い。

一方でちょっとしたミスや、他のプレイヤーとの予期せぬ戦闘で死んでしまった場合、それらは全て失われてしまう。

初期装備のみだと貧弱で敵モンスターにも苦戦するが、失う物は何もない分、再チャレンジがしやすい。

また重装備だと移動速度にペナルティが発生するため、軽装が不利だとは限らない。

このバランスが非常に絶妙で、公平だと思う。

シンプルな操作

直感的でほぼ迷うことが少ない。

戦闘でも盾で受けたり、横や後ろへ回避したりと、難しいアクションが存在しない。

ゲームスピードも遅い方なので、反射神経は特に要求されない。

悪かった点

個人とグループ

ソロプレイヤーとパーティプレイヤーは区別なくマッチングしている。

このゲームでは、圧倒的にパーティを組んだ方が有利である。

ただフレンドリーファイアがあるため、地形や敵モンスターを利用すれば全く勝てないということはない。

リスクに対して、リターンは見合っていないというべきか。

ソロの利点は死亡しても、次のゲームをすぐに始められることくらい。

戦闘システム

パリィや回避アクションがないため、非常にシンプルが故に単調すぎて飽きる。

全体的にモッサリしており、人によっては合わないかもしれない。

そもそもFPS視点と剣や槍などの接近戦は、相性が良くないように思う。

Skyrimやキングスフィールドも同じ問題を抱えているのだが、攻撃を当てたという感触、つまりプレイヤーに対するフィードバックがまるでない。

理想はダークソウルのようなTPS視点で、攻撃時にちゃんと足が止まり、しっかりと攻撃を当てた手応えが欲しい。

難易度

敵モブが強いことに加え、他のプレイヤーとのPvPもあるため、カジュアルゲーマーにはかなり厳しく、間口は狭い。

最終的にはハードコアゲーマーだけが続けてそうなゲームになりそう。

敵AIの貧弱さ

高低差や障害物に弱いらしく、段差があれば一方的にハメ殺せる。

今後のアップデートに期待したい。

古いトレードシステム

レアアイテムのプレイヤー間の売買もこのゲームの魅力であるが、なにぶんシステムが古く、テキストチャットで募集を募る。

何世代も前のMMORPGに近く、これはこれで値切りや詐欺もあって何とも面白い。

しかし欲しいアイテムを検索したり、アイテムを預けて自動でトレードする仕組みは欲しいと思う。

今後のアップデートに期待。

その他

日本語の未対応

現時点では日本語サポートされておらず、英語と韓国語だけ。

日本人ユーザーが増えれば、対応する可能性はあるかもしれない。

旧世代のグラフィック

お世辞にも美しいとは言えない。

その分、要求されるPC性能も最近のゲームに比べれば高くないので、一概に悪いとは言えない。

最低:
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: 64-bit Windows 10, 11
プロセッサー: 3.0 GHz Quad Core CPU
メモリー: 8 GB RAM
グラフィック: GeForce GTX 1060 with 3GB of video RAM or Radeon RX 580 with 4GB of video RAM
DirectX: Version 11
ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
ストレージ: 12 GB 利用可能

Dark and Darker システム要件

感想

今まで登場してきたゲームのシステムを組み合わせた、ありそうでなかったゲーム。

製品はまだ発売されておらず、現在プレイテスト中だが、同時接続数も多く、非常に期待されているようだ。

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