映画「ビバリーヒルズ・コップ」
昔、火曜か水曜か木曜か金曜か土曜か日曜か忘れたけど、テレビの洋画劇場で3を見たことがあった。エディ・マーフィーが主演だったことだけ覚えている。初代を見たことはなかったのだが、Amazon Prime Videoで見つけて最後まで見たので感想を書こう。
予告編
あらすじ
デトロイトの刑事であるアクセル・フォーリーは、優秀な刑事だが後先考えずに強引な捜査で問題を起こしていた。ある日、彼の幼馴染みで悪友のマイキーが刑期を終えて彼の家にやって来るが、出所後に働いていた倉庫から債券を盗んでいた。2人で仲良くバーで飲み、家に戻ってきたところを襲われ、アクセルは気絶させられ、マイキーは殺害されてしまう。アクセルは敵討ちのため、休暇を取って単身ビバリーヒルズへと向かう。
感想
昔の映画だけあって、悪役は地元の名士と小物で計画性がなく、映画としてはスケールが小さい。アクション・コメディという割には銃撃戦が、相手に撃ってくれと言わんばかりの素人丸出しの動き。この辺りはコメディだから、笑うところだったのかもしれないけど映画の古さがにじみ出ている。
ただ最初は敵対的だったビバリーヒルズの警官らが、彼の実力や観察力、行動力に影響を受けて、協力してくれるようになるのは、王道ながら見ていて気持ちが良いし、意外といい人らで微笑ましい。また、アクセルの勢いに任せて捲し立てるノリは嫌いじゃない。明るく洒落ている黒人のイメージを与えている。
コメディなのでご都合主義が各所で目立ち現実味に欠けるが、深く考えずに見る分には良作だとは思う。むしろ真面目に見たらダメ。
余談だが、序盤に自動車産業で有名だったデトロイト市が登場する。ロボコップでは未来のデトロイトが舞台となっていることでも知られているが、現実世界では財政破綻をして公共サービスが著しく低下し、廃墟になったビルも多かったと聞いた。Wikipediaで再建しつつあると聞いてちょっとホッとした。
アートの街?廃墟の街?アメリカで治安が悪いと言われるデトロイトへ – 海外組に会いに行こう
最後の悪役の親分に撃ち過ぎて、ドン引きしたわ。親の敵かっていうくらい撃ってたけど、あれで正当防衛って無理があるわ。
撃たれる前に撃つトイウ、銃社会アメリカを表現しているのかもシレマセンナ。