Astonの22インチ液晶テレビ(AST-221S)を買ったので
ASTONという聞いたことのないブランドのテレビを買ったので、レビューしてみる。
キッカケ
家族のテレビが壊れたので、その買い替える必要があった。
要望としては20型前後の小型テレビを出来るだけ安くという条件だったので、Amazonで売ってた聞いたことのないブランドASTONの液晶テレビを買ってみた。
まぁバッテリーで動くものではないし、人が絶対にいる状況下で使うので、中華製だったとしても大丈夫だろうと思った。
株式会社ASTON
ちなみにASTON(アストン)という会社は一度も聞いたことがなかったので、調べてみた。
株式会社ASTON | に液晶テレビ(ゲーミングモニター)を製造販売
企業自体は日本の会社のようだが、公式サイトの会社概要で公表されている住所を調べてみたら、こんな場所だった。
どうみても地方に佇む普通の一般住宅という感じ。
以前にもこのパターンはあった。
サポートセンターも別途設けられているようなので一応、確認しておく。
こちらは調べてみると、Googleマップ上では「大西印刷」と表示される。
これらの点から分かることは、株式会社ASTONはあくまで商品を輸入し販売しているだけの会社なのだろう。
株式会社WISとDAYTONグループ
より詳しい製造元を探るべく、背面のシールなどを調べてみると、型番にはAS-22SRとある。
Amazon上の表記では、AST-221Sと統一されていないのも気になる点ではある。
製造はもちろん中国で、輸入販売元は株式会社WISとなっている。
株式会社 WIS(本社/サポートセンター)は株式会社ASTONのサポートセンターと同じである。
ただしWISは設立が2012年、ASTONは2020年と、違いがある。
また「株式会社WIS 東京営業所」なるものがあるらしく、調べてみた結果が以下の通り。
2022年7月に撮影されたストリートビューでは、堀内三崎町ビルの1Fにはヤクルトが入っているように見える。
本当に今も東京営業所とやらが残っているのかは分からない。
WIS(DAYTONグループ)は、電子世界の進化に貢献することにより、テレビ、インテリジェントディスプレイ装置を再定義しています。
DAYTONグループの一員のように紹介しているが、これがどうやら中国の液晶テレビメーカーらしい。
Company Profile – WIS – WIS (WITH)
WISはDAYTON(中国企業とは書いていない)のテレビであることを難解な日本語で書いていたが、ASTONでは全くそれがなくなっている。
おそらくは途中で会社を作り直したのだろう。
フラッシュライトの時と全く同じ、中国で開発、生産した商品を、日本の会社の名前で売るスキームが流行っているらしい。
いざトラブルが発生した時に、大手メーカーのようなサポートが受けられるかの判断は、皆さんに委ねるとしよう。
現物
まずは見た目からチェックしていこう。
さすがに1.6万円で購入しただけあって、プラスチックが多く使われており、かなりの安っぽさである。
逆に言えば重量はかなり軽い(2.7kg)なのは良いこと。
側面にはB-CASカードスロットにアンテナ端子、USB端子(録画用)がある。
- SPDIF
- ビデオ&音声入力
- HDMI入力
- D-sub入力
- PC音声入力
- ステレオミニプラグ?入力と出力
これが背面下部端子に付いていた。
最近のテレビからD-sub端子は消えていったように思うのだが、気のせい?珍しいと思った。
感想
テレビの性能としてはいたって普通。
特に液晶に不備があるわけでもなく、普通以外の感想がない。
電源を付けてから実際に視聴可能になるまで、少し時間が掛かって待たされるのが気になったくらいだろうか。
まだ3ヶ月ほどしか使っていないので、耐久性能については不明。
サポートとかどうでも良いから、とにかく小さくて安いテレビが欲しいという人のニーズは合致していると思う。
しかし個人的には商品の開発元が中国メーカーであることを公表せずに、日本の会社が輸入しただけでブランドをくっつけて売ることは購入者を騙しているようで率直に気に入らない。
またそのような会社は信用してないし、できない。
今回は条件が特殊だったためこちらの商品を選んだが、出来る限り国産メーカーの液晶テレビを勧めたい。