Astonの22インチ液晶テレビ(AST-221S)を買ったので

AST-221S
Amazon | 22v型 液晶テレビ フルHD FHD TV 地上デジタル 22インチ 安心の国内サポート/外付けHDD録画対応 20V/24V型 AST-221S | テレビ 通販

ASTONという聞いたことのないブランドのテレビを買ったので、レビューしてみる。

キッカケ

家族のテレビが壊れたので、その買い替える必要があった。

要望としては20型前後の小型テレビを出来るだけ安くという条件だったので、Amazonで売ってた聞いたことのないブランドASTONの液晶テレビを買ってみた。

まぁバッテリーで動くものではないし、人が絶対にいる状況下で使うので、中華製だったとしても大丈夫だろうと思った。

株式会社ASTON

ちなみにASTON(アストン)という会社は一度も聞いたことがなかったので、調べてみた。

株式会社ASTON | に液晶テレビ(ゲーミングモニター)を製造販売

企業自体は日本の会社のようだが、公式サイトの会社概要で公表されている住所を調べてみたら、こんな場所だった。

滋賀県大津市比叡平1丁目19番26号
滋賀県大津市比叡平にある株式会社ASTON
滋賀県大津市比叡平1丁目19番26号
滋賀県大津市比叡平の周辺

どうみても地方に佇む普通の一般住宅という感じ。

以前にもこのパターンはあった。

国内メーカー(?)Great VowのLEDタクティカルライトをレビューする – LV73.net

サポートセンターも別途設けられているようなので一応、確認しておく。

京都府京都市山科区北花山中道町109-9
京都府京都市山科区北花山中道町にある大西印刷

こちらは調べてみると、Googleマップ上では「大西印刷」と表示される。

これらの点から分かることは、株式会社ASTONはあくまで商品を輸入し販売しているだけの会社なのだろう。

株式会社WISとDAYTONグループ

型番:AS-22SR

より詳しい製造元を探るべく、背面のシールなどを調べてみると、型番にはAS-22SRとある。

Amazon上の表記では、AST-221Sと統一されていないのも気になる点ではある。

製造はもちろん中国で、輸入販売元は株式会社WISとなっている。

株式会社WIS

株式会社 WIS(本社/サポートセンター)は株式会社ASTONのサポートセンターと同じである。

ただしWISは設立が2012年、ASTONは2020年と、違いがある。

また「株式会社WIS 東京営業所」なるものがあるらしく、調べてみた結果が以下の通り。

東京都千代田区神田三崎町2-18-11 堀内三崎町ビル1F
東京都千代田区神田三崎町の株式会社WIS 東京営業所

2022年7月に撮影されたストリートビューでは、堀内三崎町ビルの1Fにはヤクルトが入っているように見える。

本当に今も東京営業所とやらが残っているのかは分からない。

WIS(DAYTONグループ)は、電子世界の進化に貢献することにより、テレビ、インテリジェントディスプレイ装置を再定義しています。

会社概要 – WIS – 株式会社WIS (ウィズ)より

DAYTONグループの一員のように紹介しているが、これがどうやら中国の液晶テレビメーカーらしい。

Company Profile – WIS – WIS (WITH)

WISはDAYTON(中国企業とは書いていない)のテレビであることを難解な日本語で書いていたが、ASTONでは全くそれがなくなっている。

おそらくは途中で会社を作り直したのだろう。

フラッシュライトの時と全く同じ、中国で開発、生産した商品を、日本の会社の名前で売るスキームが流行っているらしい。

いざトラブルが発生した時に、大手メーカーのようなサポートが受けられるかの判断は、皆さんに委ねるとしよう。

現物

まずは見た目からチェックしていこう。

AST-221Sの脚
液晶テレビの脚

さすがに1.6万円で購入しただけあって、プラスチックが多く使われており、かなりの安っぽさである。

逆に言えば重量はかなり軽い(2.7kg)なのは良いこと。

AST-221Sの側面端子
側面端子

側面にはB-CASカードスロットにアンテナ端子、USB端子(録画用)がある。

AST-221Sの背面下部端子
背面下部端子
  • SPDIF
  • ビデオ&音声入力
  • HDMI入力
  • D-sub入力
  • PC音声入力
  • ステレオミニプラグ?入力と出力

これが背面下部端子に付いていた。

最近のテレビからD-sub端子は消えていったように思うのだが、気のせい?珍しいと思った。

感想

AST-221Sの画面の様子
画面の様子

テレビの性能としてはいたって普通。

特に液晶に不備があるわけでもなく、普通以外の感想がない。

電源を付けてから実際に視聴可能になるまで、少し時間が掛かって待たされるのが気になったくらいだろうか。

まだ3ヶ月ほどしか使っていないので、耐久性能については不明。

サポートとかどうでも良いから、とにかく小さくて安いテレビが欲しいという人のニーズは合致していると思う。

しかし個人的には商品の開発元が中国メーカーであることを公表せずに、日本の会社が輸入しただけでブランドをくっつけて売ることは購入者を騙しているようで率直に気に入らない。

またそのような会社は信用してないし、できない。

今回は条件が特殊だったためこちらの商品を選んだが、出来る限り国産メーカーの液晶テレビを勧めたい。

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