映画「ガリバー旅行記(2010)」
ジョナサン・スウィフト作のガリバー旅行記を元にした、ガリバー旅行記(2010)という映画を観てたが…なかなか面白さが分からなかった。
私の記憶に残っているガリバー旅行記というのは、「主人公のガリバーが小人や巨人の国に流れ着く」という一般的に知られている部分。
本来であれば、空飛ぶ島ラピュータ(゚д゚)!や知的な馬が登場する章もあるらしい。
この映画版ガリバー旅行記(2010)というのは、その小人&巨人の話のガリバー旅行記をアメリカ風コメディで作り直した感じである。
他の映画からのパロディは面白かったし、リリパット(小人の国)で好き勝手に暴れまくるガリバーは爽快だった。
しかしながら、「リリパットにやってきた人間」以外の部分はもう少しリアリティがあっても良かったと思う。
というか、自分の中でそこを期待して観てた感がある。
例えば、リリパット人に作ってもらった家がどう見ても彼らが作ったものには見えなかったり(どう見てもそのままの家具)、途中出てきたロボットなども中世ヨーロッパ風のリリパットには合ってないと思う。
何より日本人の僕にはアメリカンジョークはさっぱり分からないので、笑うべきところで何が面白いのかさっぱり分からなかった。
結論として、真面目に見ると駄目な映画。
何も深く考えずにアメリカンジョークが楽しめるならありなんだと思う。
ちなみに主演のジャック・ブラックさんは第31回ゴールデンラズベリー賞で最低主演男優賞に選ばれたとか。
どんな賞だよ(‘A`)